『日本民俗学』(継続前誌『日本民俗学会報』)目次-1 1号(1958.7.1)〜50号(1967.4.20)

*第1号〜第50号は、すべて『日本民俗学会報』として刊行 

第1号(1958年7月1日)

  • 論説
    • 西谷勝也 「田の神の去来 −兵庫の亥の神祭−」
    • 小野重朗 「薩摩半島の民家の構造と家の神(一)」
    • 都丸十九一 「同族集団を支えるもの −北群馬郡上白井のマケの結合−」
  • 報告
    • 細川敏太郎 「ボチの家 −讃岐志志島所見−」
    • 武田明 「御輿と頭屋 −香川県善通寺市中村木熊野神社の神事について−」
    • 佐藤光民 「山形県温海町における焼畑慣行」

 第2号(1958年8月15日)

  • 論説
    • 小島瓔禮 「金毘羅信仰」
    • 牛尾三千夫 「神楽に於ける託宣の方式に就いて」
    • 小野重朗 「薩摩半島の民家の構造と家の神(二)」
  • 報告
    • 桜井徳太郎・佐藤光民 「上墓と下墓 −山形県庄内地方における両墓制資料−」
    • 細川敏太郎 「讃岐粟島の迎え火その他」
    • 松岡実 「浄瑠璃二題」

 第3号(1958年10月1日)

  • 論説
    • 高谷重夫 「朽木村木地山の民俗について」
    • 橋本鉄男 「朽木谷の神主 −特にその装束の持つ意味について−」
    • 上野勇 「利根のオコジョ」
    • 小野重朗 「薩摩半島の民家の構造と家の神(三)」
  • 報告
    • 細川敏太郎 「伊吹島葬制拾遺」
    • 白井永二 「豊橋周辺の両墓制」
    • 松岡実 「神保会とかたげ市 −大分県直入郡宮処野神社−」

 第4号(1958年12月20日)

  • 論説
    • 堀一郎 「岐路に立つ欧米の民俗学」
    • 竹田聴洲 「先祖祭と追善供養」
    • 瀬川清子 「対馬の成年式について」
  • 報告
    • 江馬三枝子 「白川村とその周辺の婚姻」
    • 野口武徳 「家船の社会的制約」
    • 保仙純剛 「大和高原のカンジョウカケ」
    • 水谷秀義 「志摩神島の盆行事について」
    • 松岡実 「亥の子と大黒信仰−大分県日田郡津江地方−」

 第5号(1959年2月20日)

  • 論説
    • 本田安次 「石垣島の穂利祭」
  • 報告
    • 北見俊夫 「奄美大島の先祖祭」
    • 内盛唯夫・カツ 「沖縄竹富島の話(一)」
    • 宮本演彦 「刈俣の村」
    • 伊藤幹治 「徳之島の稲作行事と聖地信仰」
    • 川端豊彦 「最近のドイツ民俗学関係書目」

 第6号(1959年3月30日)

  • 論説
    • 大藤ゆき 「諺の教育的役割について」
    • 水沢謙一 「昔話に直結した諺・俗信」
    • 田中磐 「信州松本地方の七夕人形の源流」
  • 報告
    • 和田文夫 「辨天田その他」
    • 細川敏太郎 「トンボガミ後日譚 −「西讃の蛇」追記−」
    • 内盛唯夫・カツ 「沖縄竹富島の話(二)」
    • 関敬吾 「伊豆八幡野の若者組」
    • 大森義憲 「吉田の御師の資料」
    • 竹田旦 「周防八島の民俗」

 第7号(1959年6月30日)

  • 論説
    • 宮本常一 「対馬豆酘の村落構造(一)」
    • 石塚尊俊 「隠岐島の神と神を祭る者」
    • 佐藤正順 「牡鹿半島のミコ」
    • 小倉学 「能登千路の金魚振売商と地蔵尊」
    • 中村昌治 「八菅修験と菅の民俗と伝承」
  • 報告
    • 野田千尋 「大隅半島の氏神講にみる“火の神”継承」
    • 小林文夫 「芳賀慶明と菅江真澄」
    • 伊藤曙覧 「岩見重太郎の伝承」
    • 堀内正文 「狐の話 −宮城県本吉郡気仙大島−」

 第8号(1959年8月30日)

  • 論説
    • 宮本常一 「対馬豆酘の村落構造(二)」
    • 大森義憲 「山梨の山村資料」
    • 保仙純剛 「大和高原のシミッタレと農耕儀礼」
    • 西谷勝也 「狐狩り」
    • 小野重朗 「大隅のネブイハナシ」
    • 安間清 「早物語研究の一齣」
  • 報告
    • 戸川安章 「湯殿山麓大網村と護身法加行」
    • 岩崎敏夫 「葉山の「のりわち」としんめい巫女」
    • 渡辺行一 「長谷の風祭」
    • 真木一平 「弓祈祷 −愛媛県北条市猪木−」

 第9号(1959年10月10日)

  • 論説
    • 森口多理 「室根山の田遊祭」
    • 牛尾三千夫 「田唄に於けるいやおろしとうたづまの問題」
    • 千葉徳爾 「民俗周圏論の展開」
    • 篠丸頼彦 「印旛沼の漁法」
    • 田中熊雄 「"浜くだり"の習俗」
    • 宮本常一 「対馬豆酘の村落構造(三)」
  • 報告
    • 梅木寿雄 「三川村の塚をめぐつて」
    • 池田秀夫 「上州一の宮の道祖神祭」
    • 野田千尋 「大隅半島高山町森神社のツナマキ祭り」
    • 内田賢作 「内神その他」

 第10号(1959年11月30日)

  • 論説
    • 関敬吾 「昔話の意味 −講演要旨−」
    • 桜井徳太郎 「チョウサまつり −讃州女木島祭礼聞書−」
    • 橋本鉄男 「君ヶ畑氏子狩帳」
    • 長岡克衛 「地方文化の運び手達 −称津「のの−」巫女にふれて−」
    • 相葉伸 「上州奥多野の民俗(抄)」
  • 報告
    • 及川勝徳 「附馬牛東禅寺の伝説」
    • 木立英世 「市江祭について」
    • 細川敏太郎 「裏側の記」
    • 真木一平 「九王の獅子舟」
    • 山下文武 「煙草の民謡」

 第11号(1960年2月25日)

  • 論説
    • 柴田実 「祇園会覚書 −鉾町と山鉾−」
    • 森口多理 「正月行事と他の月との照応」
    • 大越勝秋 「和泉の寺座の類型」
    • 井田安雄 「赤城南麓の庚申信仰」
    • 中村たかを 「山形県村山地方における村落の二つの類型」
    • 千葉徳爾 「豊後日田盆地周辺の狩猟伝承」
  • 報告
    • 松岡実 「安心院の雨乞」
    • 松岡実 「コダイ(大恩寺の火祭り) −大野郡朝地町板井迫−」
    • 中村亮雄 「赤碕町の正月行事」
    • 石井恭介 「八朔に就いて」
    • 細川敏太郎 「咳の神、産の神」
    • 伊藤曙覧 「昔話と説教僧」
    • 真木一平 「愛媛の弓の行事」

 第12号(1960年6月25日)

  • 論説
    • 瀬川清子 「沖縄の女性」
    • 小野重朗 「粟のトキ −鹿児島県の畑作儀礼−」
    • 西谷勝也 「コト −兵庫県を中心にして−」
    • 森正史 「愛媛県の虫送り」
    • 大森志郎 「八岐の大蛇をたずねて(一)」

 第13号(1960年9月25日)

  • 論説・報告
    • 萩原竜夫 「斎忌における集団と個人」
    • 小池長之 「雷の話」
    • 小倉学 「加賀能登の稲荷祭 −宇賀祭について−」
    • 千葉徳爾 「土佐地方狩猟聞書(1)」
    • 北見俊夫 「奥能登民俗拾遺(1)」
    • 北原真知子 「復座形成の一つの過程 −吸収について−」
    • 関山守彌 「ナンゴ(名子)の話 −岩手県二戸郡浄法寺町−」
    • 大森志郎 「八岐の大蛇をたずねて(二)」
    • 岡義重 「木俣神」

 第14号(1960年11月25日)

  • 論説・報告
    • 平山敏治郎 「縁日と開帳」
    • 竹田旦 「薩摩農村の末子相続」
    • 中村たかを 「多摩渓谷における村落の諸類型」
    • 市原輝士 「正月の食事とカイツリ」
    • 浜口一夫 「佐渡の鳥言葉と昔話」
    • 和島俊二 「石川県珠洲市正院町平床の若衆講」
    • 大越勝秋 「和泉南部の庚申信仰 −庚申講及び堂塔の分布」
    • 青木重孝 「木地屋本山ノート(1)」
    • 千葉徳爾 「土佐地方狩猟聞書(2)」
    • 北見俊夫 「奥能登民俗拾遺(2)」

 第15号(1960年12月25日)

  • 論説・報告
    • 本田安次 「御柱から幣束まで」
    • 小島瓔禮 「満野長者と八幡神信仰」
    • 高橋在久 「馬だし祭 −千葉県大佐和町吾妻神社における−」
    • 篠崎征子 「取上げ親子 −千葉県九十九里町附近−」
    • 桑野孚美 「親と仲人 −杖突峠西麓地域の事例によつて−」
    • 高谷重夫 「熊野・平子の禁忌習俗 −滋賀県蒲生郡日野町−」
    • 細川敏太郎 「潅頂川」
    • 後藤捷一 「正藍染の一考察」
    • 中村たかを 「木曽大工のこと」
    • 大森義憲 「無縁仏の祭祀に関聯して」
    • 今村充夫 「千体仏という碑−幼児供養をめぐって−」

 第16号(1961年2月25日)

  • 論説・報告
    • 石塚尊俊 「民間伝承の地方差とその基盤 −中国地方におけるとくに信仰伝承の場合−」
    • 田中宣一 「オビシャ」
    • 竹岡智恵子 「あんば様について」
    • 平野馨 「弟橘媛の走水入水 −舟玉信仰と袖もぎ信仰」
    • 堀内正文 「伝説二題 −宮城県本吉郡気仙大島−」
    • 大越勝秋 「和泉の山村の正月行事」
    • 細川敏太郎 「観音寺沿海の乗りぞめ」
    • 池田和生 「奥播年中行事 −旧蔦沢村小茅野を中心として−」
    • 佐藤満洋 「大御神社の甘酒祭り」
    • 和田文夫 「弁天田その他」
    • 小倉学 「白山山麓白峰地方のアカシモン遊びについて」
    • 谷原博信 「宝手拭について」
    • 阿部恵久子 「地蔵と子安神信仰」
    • 北見俊夫 「奥能登民俗拾遺(三)」

 第17号(1961年4月25日)

  • 論説・報告
    • 長岡博男 「民俗の地域差 −加賀と能登の場合−」
    • 堀田吉雄 「民俗の相違ということ −志摩と伊勢の場合−」
    • 三浦秀宥 「岡山県の民俗と分布 −竈神・墓制・ソートク・稲作−」
    • 小野重朗 「太鼓踊小論」
    • 高木啓夫 「土佐の七夕習俗と伝承」
    • 川端豊彦 「戦後ドイツの昔話関係書目」
    • 下野敏見 「種子島の大踊り」
    • 松岡実 「木引歌と茶摘歌・田植歌 −大分県日田郡津江村−」
    • 森正史 「白と赤の禁忌 −愛媛県南予地方の習俗−」
    • 大谷忠雄 「横浜市北部の富士講」

 第18号(1961年6月25日)

  • 論説・報告
    • 小野重朗 「鹿児島の盆の火」
    • 伊藤幹治 「宝島の宗教儀礼の諸相」
    • 佐藤米司 「彼岸のトウヤ −岡山市高野尻−」
    • 大森義憲 「古道と山上の社」
    • 森口多里 「田植聞書(岩手県)」
    • 山口賢俊 「民具伝播のすがたについて二、三 −採訪への一提案として−」
    • 細川敏太郎 「ろんじ」
    • 渡辺赳夫 「故小林存先生のことども」

 第19号(1961年8月25日)

  • 論説・報告
    • 国分直一 「双分社会から四分社会へ −蓋井島の「山」の組の形成−」
    • 下野敏見 「種子島の集落構成 −クミカワ・ガロー山・石塔−」
    • 箱山貴太郎 「小井田村 −村落共同体の変移−」
    • 駒形さとし 「ヤゴモリ制度と番割制度 −新潟県魚沼郡の血縁・地縁−」
    • 和田正洲 「ニワバ」

 第20号(1961年9月25日)

  • 論説・報告
    • 青柳清孝 「親分・仲人・名付親の慣習について −山梨県南巨摩郡早川町雨畑本村−」
    • 宮田登 「村と講集団 −大阪府豊能郡西能勢町上山辺の場合−」
    • 佐藤暁・佐藤節 「大分県日出町軒の井部落の同族団」

 第21号(1961年9月25日)

  • 論説・報告
    • 戸川安章 「民俗と仏教」
    • 宮田登 「山岳信仰と講集団」
    • 富木友治 「鳩峯神社の信仰について」
    • 岩崎敏夫 「山に火を焚く風習」
    • 相葉伸 「洪水圏の信仰習俗 −群馬県邑楽郡板倉町−」
    • 高谷重夫 「高槻市原のカンザ」
    • 小井川潤次郎 「海に沿うた資料二つ三つ」
    • 植松明石 「沖縄伊是名島調査報告 −祭祀組織をめぐって−」
    • 小花波平六 「庚申信仰研究の今後の課題 −『庚申信仰の研究』公刊によせて−」

 第22号(1961年12月25日)

  • 論説・報告
    • 櫻田勝徳 「民俗学と技術史との関係」
    • 西谷勝也 「丹波国波波伯部神社の造山の神事と人形操り」
    • 堀田吉雄 「三角形の呪力について」
    • 亀山慶一 「湯西川の産育習俗断片」
    • 田中新次郎 「山陰の葬制」
    • 真木一平 「日吉神社の御頭神事 −愛媛県今治市野間−」
    • 河上一雄 「北飛騨における若連中の一様相 −岐阜県吉城郡神岡町・上宝村−」

 第23号(1962年3月31日)

  • 第13回年会研究発表要旨
    • 川端道子 「針」
    • 塩田定一 「農家相続について −法民俗学の立場から−」
    • 中村たかを 「武蔵野の屋根葺き −屋根葺き職人の生活習俗について−」
    • 田中宣一 「インノコト」
    • 橋本鉄男 「氏子狩の北限」
    • 水原渭江 「那祗神社の獅子舞について」
    • 細川敏太郎 「観音寺市中田井の庚申講」
    • 亀山慶一 「御蔵島のネヤド」

 第24号(1962年5月30日)

  • 論説・報告
    • 瀬川清子 「沖縄の婚姻儀礼」
    • 野口武徳 「池間島における婚姻」
    • 植松明石 「先島の御嶽をめぐって」
    • 山城善三 「塩谷海神祭」
    • 鎌田久子 「水納島の年中行事」
    • 小川徹 「南西諸島のキナ地名」
    • 中今信 「民俗と政治−宮古と八重山の場合−」
    • 関敬吾 「海上の道 −その紹介と今後の課題−」

 第25号(1962年8月10日)

  • 論説・報告
    • 小島瓔禮 「日光山縁起と狩猟信仰」
    • 橋本鉄男 「君ヶ畑と東北の氏子狩(上) −君ヶ畑氏子狩帳の実証的研究・東北篇第一部−」
    • 千葉徳爾 「豊後国野津川町西神野の話」
    • 村田煕 「狩の覚書」
    • 堀田吉雄 「山の御霊 −天白山神死霊のことなど−」
    • 西谷勝也 「兵庫の山の民俗」

 第26号(1962年11月25日)

  • 「柳田國男先生の訃」
  • 論説
    • 松本信広 「古代の海上交通」
    • 小野重朗 「竜神の去来」
    • 橋本鉄男 「君ヶ畑と東北の氏子狩(下) −君ヶ畑氏子狩帳の実証的研究・東北篇第一部−」
    • 大館右喜 「砂丘新田の民俗」
  • 報告
    • 宮崎進 「鳥居のある墓」
    • 亀山慶一 「湯西川の産育習俗断片 −栃木県塩谷郡栗山村−」

 第27号(1963年3月30日)

  • 論説
    • 石塚尊俊 「信仰伝承の解体をめぐる問題 −桜井徳太郎氏の批判に答えて−」
  • 第14回年会研究発表要旨
    • 藤川清 「オシラ神における鶏頭の問題」
    • 倉石忠彦 「道祖神信仰の一考察」
    • 岩田孝三 「境界の神」
    • 岡田照子 「ヤヤ祭」
    • 伊藤唯真 「湖西の六斎念仏 −滋賀県滋賀郡堅田町大字真野−」
    • 千葉徳爾 「民俗周圏論の検討」
    • 都丸十九一 「信仰より玩具へ」
    • 佐藤光民 「庄内の寄り神信仰をめぐって」
  • 報告
    • 松岡実 「盂蘭盆供養の「庭いで」口上」
    • 宮田登 「美作のコモリ社」
  • 学界動向
    • 桜井徳太郎 「日本史学研究の民俗学への関心」

 第28号(1963年5月15日)

  • 論説
    • 宮田登 「「生き神」信仰の発現」
    • 松岡実 「山岳信仰の分布からみた中世修験と近世修験」
    • 富木友治 「八割の仁王祭」
    • 佐藤満洋 「大分県直入町の「山の神」像について」
    • 山城善三 「糸満町の綱引」
    • 田辺久子 「小豆の民俗」

 第29号(1963年7月15日)

  • 論説
    • 小野重朗 「民家の構造と周圏論」
    • 天野武 「能登の恋愛習俗」
    • 宮崎進 「秋田の十三塚考」
    • 小林文夫 「二戸地方の「隠し念仏」」
    • 野田三郎 「石棒と篭り堂と」
    • 五十嵐典夫 「境の明神について」
    • 伊川公司「横浜市の浦島伝説」

 第30号(1963年10月15日)

  • 論説
    • 堀田吉雄 「山の神の昔話」
    • 福田晃 「信州滋野氏と巫祝唱導(上) −甲賀三郎譚の管理者をめぐって−」
    • 千葉徳爾 「日向東米良の狩猟伝承」
    • 今村充夫 「奥能登の木地屋伝承」
    • 尾島利雄 「蛇祭りと花桶かつぎ」
    • 水原渭江 「若狭大島に残る音楽」

 第31号(1963年12月25日)

  • 柴田実 「重山新村先生の米寿を賀す」
  • 論説
    • 戸川安章 「修験道と民俗(上)」
    • 福田晃 「信州滋野氏と巫祝唱導(下) −甲賀三郎譚の管理者をめぐって−」
  • 第15回年会発表要旨
    • 上井久義 「金刀比羅宮の宮座について」
    • 岩井宏實 「大和東山中の子供涅槃について」
    • 加藤三郎 「尾張古村における一祭礼習俗 −「馬のトウ」についての若干の考察−」
    • 三浦秀宥 「荒神神楽の託宣」
    • 高谷重夫 「雨乞と龍王」
  • 学会動向
    • 任東権 「韓国民俗学の現状」

 第32号(1964年2月15日)

  • 櫻田勝徳 「渋沢敬三先生の逝去を悼む」
  • 論説
    • 戸川安章 「修験道と民俗(下)」
  • 第15回年会発表要旨
    • 鈴木昭英 「麓山信仰と修験道」
    • 西谷勝也 「東播磨年頭の忌篭りと神供」
    • 箱山貴太郎 「稲荷神について −主として狐との関係について−」
    • 牛尾三千夫 「島根県下における田中の社について」
    • 棚橋利光 「原田神社の獅子舞」
    • 天野武 「能登の「マエカケヨメドリ」について」
    • 後藤捷一 「麻以前」…◆◆◆◆

 第33号(1964年4月30日)

  • 論説
    • 長岡博男 「民間医療の民俗とその基盤」
    • 千葉徳爾 「九州狩文書の諸系統(1)」
  • 第15回年会発表要旨
    • 丹生谷章 「「うだつ」についての私的考察」
    • 倉田正邦 「民俗芸能の地域差とその基盤 −三重県下におけるカンコ踊の伝承について−」
    • 渋谷道夫 「道南のオーシラ神」

 第34号(1964年6月30日)

  • 論説
    • 井之口章次 「妖怪と信仰」
    • 小野重朗 「南九州の正月仕事始め儀礼 −山ノ神信仰の展開−」
    • 千葉徳爾 「九州狩文書の諸系統(2)」
    • 松岡実 「小一郎信仰について −神家と古一霊との関係−」
  • 報告
    • 小林文夫 「陸中狐禅寺の正月行事」
    • 湯浅照弘 「岡山県児島湾の漁撈 −竹原竹二郎翁聞書−」
    • 佐藤節 「東九州の両墓遺跡について」

 第35号(1964年8月31日)

  • 論説
    • 北見俊夫 「社会経済史学と民俗学 −とくに交通・交易史との関係−」
    • 鈴木満男 「南九州における双分制的特徴をもつ行事の文化史的意味 −民俗資料体系化の一つの試み−」
    • 山路興造 「田植楽のこと −田楽考の内−」
    • 千葉徳爾 「九州狩文書の諸系統(3)」
  • 報告
    • 関口修克 「秋田県山本郡二ッ井町の民俗」

 第36号(1964年11月30日)

  • 論説
    • 小島瓔禮 「精進魚類物語と口承文芸」
    • 天野武 「カントザケについて」
    • 千葉徳爾 「九州狩文書の諸系統(4)」
    • 佐久間惇一 「「滝谷村諸仕方書上帳」と現存の民俗」
  • 報告
    • 渋谷道夫 「道南銭亀沢村の巫女たち」
    • 湯浅照弘 「岡山県成羽川の漁撈聞書」
  • 第15回年会発表要旨
    • 足立東衛 「兵庫県旧河辺郡のカイト」

 第37号(1965年1月15日)

  • 論説
    • 和歌森太郎 「柱松と修験道」
  • 第16回年会研究発表要旨
    • 堀哲 「俗信に現われた呪術と宗教 −雨乞儀礼について−」
    • 月光善弘 「東北におけるオシラ信仰と歓喜天との類似性」
    • 箱山貴太郎 「将軍塚と旗塚」
    • 竹中恒彦 「長門地方のオイミサイ」
    • 小野重朗 「民俗分布の同心圏構造について」
    • 戸川安章 「山形県庄内地方のかぶりもの」
    • 小川徹 「ヤサイのオド −津軽地方親族呼称の一断面−」
    • 土井卓治 「板碑と両墓制の関係」
    • 竹田聴洲 「現行両墓制以前の視角」

 第38号(1965年3月25日)

  • 論説
    • 渡邊昭五 「榎の歌謡と民俗」
    • 石崎直義 「北陸に残る「虫送り」習俗考」
    • 千葉徳爾 「九州狩文書の諸系統(5)」
  • 報告
    • 野崎一郎 「保戸島の民俗 −大分県津久見市−」
    • 渋谷道夫 「厚沢部川流域の鹿子踊と杵振り祭について」

 第39号(1965年5月31日)

  • 論説
    • 直江広治 「屋敷神の祭場」
    • 比嘉政夫 「村落の祭祀組織と<ハラ>の祭祀組織 −沖縄南部における事例から−」
    • 夏堀謹二郎 「キシクサンとアホバラサン」
  • 報告
    • 長沼光照 「野積の社会組織 −新潟県三島郡寺泊町野積中浜−」
    • 川本静江 「伊豆日金山の信仰」

 第40号(1965年7月31日)

  • 論説
    • 宮城栄昌 「奄美諸島のノロについて」
    • 江田絹子 「津軽のゴミソ」
    • 天野武 「能登における離婚伝承」
  • 報告
    • 平山和彦 「山形県温海地方の村寄合」

 第41号(1965年9月30日)

  • 論説
    • 馬淵東一 「波照間島その他の氏子組織」
    • 花島政三郎 「部落自治の運営と宮座 −滋賀県永源寺町佐目部落の事例−」
    • 小野重朗 「南九州のヤブサ神」
    • 田中宣一 「年中行事消滅の様相 −神奈川県足柄下都橘町明沢の場合−」
  • 報告
    • 井之口章次 「平戸の婚礼」

 第42号(1965年11月30日)

  • 論説
    • 箱山貴太郎 「田の神の祭場 −岩のつく地名について−」
    • 中沢成晃 「彦根地方における「おこない」について」
    • 湯浅照弘 「岡山県河川の舟運 −高梁川の舟運習俗の一事例−」
    • 矢野光子 「救荒食物の民俗」
  • 報告
    • 佐藤満洋 「九重山群麓狩資料 −資料紹介−」
    • 山田弘通 「象頭山」

 第43号(1966年1月30日)

  • 論説
    • 桜井徳太郎 「巫女とシャーマン −日本民族信仰研究の一試論−」
  • 第17回年会研究発表要旨
    • 月光善弘 「東北における一山寺院の座祭祀 −特に白山の座祭祀を中心に−」
    • 橋本鉄男 「レンニョッサンとキョウニョッサン」
    • 竹田聴洲 「中世村落の墓地と墓制(概報) −丹波桑田郡山国庄比賀江村−」
    • 堀田吉雄 「紀州八木山々麓の山の神 −ヲコゼの笑祭をめぐって−」
    • 寺師三千夫 「南九州における田之神像」
    • 戸川安章 「山形県庄内地方における女性の地位」
    • 塩田定一 「林野入会権・農業水利権の法民俗学的考察」
    • 水沢謙一 「昔話伝承者の特色についての覚書 −百話クラス伝承者−」
    • A. スラヴィク・J. クライナー 「ウイーン大学日本学研究所創設について」
  • 報告
    • 諏訪典子 「長野県茅野市玉川字穴山の正月の行事」

 第44号(1966年3月30日)

  • 第17回年会発表要旨
    • 櫻田勝徳 「近頃の物質文化の変貌について」
    • 山口賢俊 「民俗の証拠品としての民具」
    • 田原久 「有形民俗資料の保護について」
    • 和田正洲 「民俗資料と博物館」
  • 報告
    • 中村たかを 「民俗資料の保存管理について」
    • 川端豊彦 「ドイツ見学 −博物館のことなど−」
    • 宮原兎一 「済州島の見聞」
    • 江田絹子 「東北の小正月」…◆◆◆◆

 第45号(1966年5月30日)

  • 第17回年会発表要旨
    • 戸川安章 「山をめぐる信仰と修験者 −山形県庄内地方を例にして−」
    • 藤田稔 「あんば信仰」
    • 山下欣一 「「テンゴの神」について」
    • 天野武 「私生児の民俗」
    • 木村博 「「竹(笹)の実異変」の民俗」
  • 論説
    • 椎名満里子 「三月節供」
    • 小池長之 「自然への思惟」
    • 大谷昌子 「民間療法の一考察 −神送りについて」
    • 朝倉重徳 「風祭」
  • 報告
    • 堀年子 「柳井地方の着物」
    • 倉石忠彦 「木曽須原の信仰と年中行事 −長野県西筑摩郡大桑村須原−」
    • 佐藤テル子 「年中行事を中心に −宮城県伊具郡丸森町小坊木−」

 第46号(1966年7月20日)

  • 第17回年会発表要旨
    • 小野重朗 「疱瘡踊り −主婦の巫女的性格−」
    • 西谷勝也 「兵庫における田祭と祭礼」
    • 小倉学 「能登の祭礼神事と年齢階梯制 −石川県能登町向田の場合−」
    • 伊藤曙覧 「越中の願念坊おどりとその周辺」
  • 報告
    • 坂本正夫 「土佐の日待行事」
    • 宮本演彦 「『狩俣の村』補遺 −ウヤガムについて−」

 第47号(1966年9月20日)

  • 第17回年会発表要旨
    • 最上孝敬 「裸潜水漁撈方法の展開 −本州太平洋岸を中心として」
    • 千葉徳爾 「生業の民俗について」
    • 福田アジオ 「村落の統合と水利 −静岡県小笠町棚草−」
    • 高木秀樹 「あんば信仰と岬端性」
  • 報告
    • 小林梅次 「東京近郊の祭ばやし」
    • 清水清 「荒川の運搬習俗」
    • 安間清 「「早物語覚え書」補遺その他」

 第48号(1966年11月30日)

  • 第17回年会発表要旨
    • 瀬川清子 「年令構成からみた若者組」
    • 桜井徳太郎 「八丈小島の部落祭祀 −ネギナカマの組織と機能−」
    • 堀田吉雄 「伊勢・志摩の年令階梯制 −機能と衰退過程について−」
  • 報告
    • 野口武徳 「沖縄池間島のトウンカラアグ」
    • 今村充夫 「口能登における年令階梯制 −石川県羽咋郡高浜町字大島−」

 第49号(1967年3月1日)

  • 論説
    • 竹田聴洲 「常民という概念について −民俗学批判の批判によせて−」
  • 第18会年会発表要旨
    • 佐藤光民 「庄内地方の竜神信仰とその周辺」
    • 都丸十九一 「上州におけるオミタマ様について」
    • 吉村千穎 「屋内神の一形態 −高知県香美郡旧槙山村のテンノカミ・オンザキについて−」
    • 阪本英一 「嵩山のミロク信仰」
    • 露木玉枝 「森の山供養 −庄内清水三森山における信仰形態について−」
    • 尾島利雄 「湯西川部落祭礼調査報告」
    • 倉田正邦 「鈴鹿山地の民俗の特色 −特に伊勢側について−」
    • 木村博 「伊豆型道祖神に関する一つの問題」
    • 水沢謙一 「「ワラとスミとマメ」の昔話と伝播」
    • 丹生谷章 「懸魚について」
    • 戸川安章 「米と日本人」
    • 佐藤米司 「ダミと荼毘」
  • 報告
    • 大木伸一 「モスクワ滞在メモから」
    • 和歌森太郎 「いわゆる科学研究費について」…◆◆◆◆

 第50号(1967年4月20日)

  • 第18回年会発表要旨
    • 最上孝敬 「半壇家制について」
    • 牛島巌・野口武徳 「沖縄本島東部島嶼の門中と祭祀組織 −与那城村宮城島における事例を中心として−」
  • 報告
    • 亀山慶一 「平群島の民俗(上)」
    • 早瀬保太郎 「伊賀の宮座」