各種研究集会のお知らせ(開催日順)

このページは、会員の皆さんから寄せられた、研究会、学会または研究・教育機関等が開催する研究集会のご案内です。デザイン上若干変更させていただく場合もございますが、原則として寄せられた情報をそのまま掲載しています。内容についてのお問い合わせは、それぞれの問い合わせ先に直接お願いいたします。またこのページに情報を掲載したいかたは、こちらをご覧下さい

第23回常民文化研究講座・国際研究フォーラム(2019年11月7日掲載)

交差する日本農村研究―アチック・ミューゼアムとジョン・エンブリー

開催日時:2019年12月14日(土) 10:00〜18:00
開催会場:神奈川大学横浜キャンパス3号館305講堂
(東急東横線「白楽」駅徒歩13分)
プログラム:
第1部:内から見た日本農村―アチック同人を中心に(10:15〜12:45)
全京秀(ソウル大学名誉教授・神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員)
「アチック・ミューゼアムの村落報告書とシカゴ学派のコミュニティ・スタディの対比」
三須田善暢(岩手県立大学)
「有賀喜左衛門における海外研究者の摂取について:遺稿類から」
アラン・クリスティ(University of California, Santa Cruz)
「ティームワークのハーモニアス・デヴェロープメントという理想 ―アチック・ミューゼアムにおける共同研究を考えて―」
第2部:外からみた日本農村―ジョン・エンブリーを中心に(13:30〜18:00)
神谷智昭(琉球大学)
写真と解説「エンブリーの見た須恵村の復元とその現代的意義」
田中一彦(ジャーナリスト・元西日本新聞社)
「エンブリー夫妻の日米戦争と須恵村の協同」
デービット・プライス(Saint Martin’s University)
「John Embree in the Cold War」(冷戦のなかのエンブリー)」
桑山敬己(関西学院大学)
「文化人類学的日本研究のなかの『須恵村』」
内海孝(東京外国語大学名誉教授)
「エンブリーのハワイ島コナ日本人異文化接触論」
主催:神奈川大学日本常民文化研究所・国際常民文化研究機構
問い合わせ先:
神奈川大学日本常民文化研究所・国際常民文化研究機構
TEL: 045-481-5661(代)
お申込みについて:
「講座・国際フォーラム 参加希望」を明記の上、
1.氏名
2.郵便番号
3.住所
4.電話番号
を記載し、メール、FAXまたは葉書にて、12月9日(月)までにお申し込みください。
当日参加も歓迎いたしますが、定員(150名)に達し次第締め切らせていただきます。
宛先:
E-mail: jomin-kouza23★kanagawa-u.ac.jp(★は@に変えて下さい)
FAX: 045-413-4151
〒221-8686 横浜市神奈川区六角橋3-27-1 神奈川大学日本常民文化研究所
※お申し込みの際にいただいた個人情報は講座の実施・運営にのみ使用いたします。

現代民俗学会第48回研究会「アートの民俗学的転回、民俗学のアート論的転回」(2019年11月27日掲載)

開催日時:2019年12月15日(日) 13:00〜
開催会場:東京大学東洋文化研究所 大会議室
プログラム:
福住廉(美術評論家、東京芸術大学非常勤講師)
「アートの民俗学的転回」
菅豊(東京大学大学院情報学環・学際情報学府)
「民俗学のアート論的転回」
コメンテーター:加藤幸治(武蔵野美術大学教養文化・学芸員課程研究室)
コーディネーター:菅豊(東京大学)
司会:塚原伸治(茨城大学人文社会科学部)
要旨:
 1920年代を中心とする20世紀初頭、民俗的な芸術は重要な課題とされ、注目され、活発に議論されていた。日本の民俗学のアート論を考える上において、この時代は一大画期であり、そこでは制度化された高踏な芸術とは異なって、民俗的な世界に生かされる芸術へのまなざしが立ち現れた。たとえば1910年代には「農民美術運動」、1920年代には「民俗藝術」「民藝」そして「考現学」といった、広義のアートに掛かり合うキーワードが創出され、追究された。それらの対象とする事物や活動は必ずしも相同ではないが、いずれも芸術の民衆性や日常性に注目した点では類似している。
 その後1930年代には、草創期の民俗学で柳田国男も芸術に関心を示し、芸術が「面白い研究課題」であり、その研究が「世界のフオクロア」に対して貢献できると強調した。そして「素人」や「専門家に非ざる百姓」「小学校に入ったばかりの子供」といった「普通人」や「無名の常民」の芸術活動―「野の芸術」―を研究することの意義を訴えた(柳田1934:147-152)。現代アート論においても先駆的である柳田のこの主張は、その後1950年代に、鶴見俊輔の「限界芸術論」に引き継がれたものの、残念なことに民俗学では忘却されてしまった。結果、日本の民俗学は伝統的な民俗芸能や口承文芸には関心をもったものの、芸術を「便宜的・表面的な分類ラベル程度のものでしかなく、内実をもった概念にまで高める必要のないもの」(小松1999:6)として軽視し続けてきた。その状況は現在でも変わらない。
 しかし、アルフレッド・ジェルやティム・インゴルドなどの研究をもち出すまでもなく、近年、人類学的アート研究が活性化しており、また社会学など隣接諸科学でもアートが重要課題となっている。そして海外の民俗学に目を転じれば、英語圏ではfolk art、中国では民間芸術、そしてかつてのドイツではvolkskunstのように、アートの研究ジャンルが画定され、積極的に考究されてきた。さらに翻って日本のアート界を眺望すれば、地域の芸術祭が隆盛するなど、現代美術の重心が前衛的なコンセプチュアル・アートから、「風土」「伝統」といった土着的な民俗文化を求めるものへ移行する「民俗学的転回(Folkloric Turn)」(福住2017:29)を経験しており、アートにとって民俗学的世界は見過ごせない重要課題となってきている。
 このような学術的背景のもと、現代日本の民俗学において芸術=アートという研究ジャンルを再び蘇生させ、その研究の射程に収めることが喫緊の課題となっている。本研究会では民俗学的アート研究を蘇生させるのみならず、未来に向けた多様なアート研究の対象と視座を獲得するために、「民俗学的転回」という用語の提唱者である福住廉氏をお呼びして、アート論と民俗学の対話を促していきたい。具体的には、民俗学的転回とともに、限界芸術論、アウトサイダーアート、ヴァナキュラー・アートなどを取り上げる(菅豊)。
 【参考文献】柳田国男1934『民間伝承論』共立社、小松和彦他編1999『芸術と娯楽の民俗』雄山閣、福住廉2017「民俗学的転回」『美術手帖』2017年12月号(1062号)
発表者紹介:
福住廉(ふくずみ れん):美術評論家。1975年生まれ。著書に『今日の限界芸術』、共著に『ビエンナーレの現在』、編著に『佐々木耕成展図録』など。「artscape」、「共同通信」などに寄稿する一方、東京のギャラリーマキで連続企画展「21世紀の限界芸術論」をキュレーション。現在、東京芸術大学、女子美術大学非常勤講師。
主催:現代民俗学会
共催:
「野の芸術」論研究会(科研「「野の芸術」論―ヴァナキュラー概念を用いた民俗学的アート研究の視座の構築」グループ)
東京大学東洋文化研究所班研究「東アジアにおける「民俗学」の方法的課題」研究会
問い合わせ先:
E-mail: mail★gendaiminzoku.com (★は@に変えてください)
URL: http://gendaiminzoku.com/meeting.html#meeting48
その他の情報:
事前申し込み、参加費いずれも不要です。

跡見学園女子大学地域交流センター公開シンポジウム「東日本大震災と『記憶』の記録化」(2019年11月27日掲載)

試みとしての地域史・写真展・記憶地図・街の復元

開催日時:2019年12月21日(土) 13:00〜16:30
開催会場:跡見学園女子大学文京キャンパス ブロッサムホール(2号館1F)
(丸ノ内線「茗荷谷」駅下車、徒歩2分)
発表者とタイトル:
西村慎太郎(国文学研究資料館・准教授)
「原子力災害地域の歴史を未来へ紡ぐ―大字誌という方法」
吉田智彦(写真家・文筆家)・鹿目久美(福島からの避難者、母ちゃんずメンバー)
「笑顔の向こうがわ―保養キャンプで出会った母子の日常にある矛盾と不安」
植田今日子(上智大学総合人間科学部・教授)
「『更地の向こう側』の記憶地図―気仙沼市唐桑町宿での試みから」
槻橋修(神戸大学大学院工学研究科・准教授)
「ふるさとの記憶―『失われた街』模型復元プロジェクト」
主催:跡見学園女子大学地域交流センター
後援:文京区
問い合わせ先:
跡見学園女子大学地域交流センター
TEL: 03-3941-7420
その他の情報:
申込み不要・参加費無料

日本常民文化研究所 漁場図研究会 公開研究集会(2019年12月9日掲載)

常民研共同研究「海域海村の景観史に関する総合的研究」

開催日時:2020年1月25日(土) 13時30分〜16時40分
開催会場:神奈川大学横浜キャンパス3号館 3-201室
(東急東横線 白楽駅から徒歩15分)
プログラム:
 13:30 趣旨説明(15分) 安室 知(常民研)
 13:45 「地先漁場における磯根の信仰―三重県志摩地方の事例から」(45分)
     小野寺佑紀(神大大学院)
 14:30 「ジャワ海の沖合漁場利用と共同占有権―1910年作成の漁場図から」(45分)
     北窓時男(アイ・シー・ネット)
 15:30 漁場図翻刻プロジェクト報告(25分)
     磯部満、児玉幸晴(プロジェクトメンバー)
 15:25 「“猟場図”を読む―片野鴨池の伝承カモ猟をめぐって」(45分)
     安室 知(常民研)
 16:40 閉会
主催:神奈川大学日本常民文化研究所
問い合わせ先:
神奈川大学日本常民文化研究所
〒221-8686 横浜市神奈川区六角橋3-27-1
その他の情報:
★事前参加申し込みは不要
★参加無料
URL:http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/research/seaarea/200125.html

女性民俗学研究会第700回記念例会(2019年10月17日掲載)

公開シンポジウム ―未来学としての民俗学―

開催日時:2020年3月22日(日) 13:20〜16:40(受付開始13:00)
開催会場:東京ウィメンズプラザ
(東京メトロ「表参道」駅B2出口より徒歩7分・「渋谷」駅宮益坂口より徒歩12分/東京都渋谷区神宮前5-53-67)
発表者とタイトル:
尾曲香織(北海道博物館)
「女性から女性へのアプローチ ―北海道における民俗調査の現状から―(仮)」
松本美虹(武蔵野美術大学 民俗資料室)
「手話サークルからみる女性の地域参加」
コメント:川松あかり(東京大学大学院)・戸邉優美(埼玉県立歴史と民俗の博物館)
コーディネーター:加賀谷真梨(新潟大学)
主催:女性民俗学研究会
問い合わせ先:
女性民俗学研究会・佐々木美智子
E-mail: msasaki★yahoo.co.jp(★は@に変えて下さい)
その他の情報:
参加費無料(申込不要)