各種研究集会のお知らせ(2018年第1四半期・開催日順)

このページは、会員の皆さんから寄せられた、研究会、学会または研究・教育機関等が開催する研究集会のご案内です。デザイン上若干変更させていただく場合もございますが、原則として寄せられた情報をそのまま掲載しています。内容についてのお問い合わせは、それぞれの問い合わせ先に直接お願いいたします。またこのページに情報を掲載したいかたは、こちらをご覧下さい

慶應義塾大学人類学研究会

開催日時:2018年2月9日(金) 14:00〜19:30
開催会場:慶應義塾大学三田キャンパス 研究室棟1階A会議室
プログラム:
第一部 修士論文発表会
14:00-14:40 孫婉迪「現代中国社会における高学歴流動人口の社会的ネットワークをめぐる考察―上海における現地調査に基づいて」
14:45-15:25 高橋萌「外国人居住者の国籍多様度による地域性の分類 ―国勢調査小地域集計を用いたクラスター分析―」
15:25-15:35 休憩
15:35-16:15 東野隆弘「布教としての瞑想に関する一考察 ―高野山東京別院を事例として―」
16:20-17:00 東島宗孝「現代における坐禅会の多様な意義とその実践―臨済宗円覚寺を事例として」
第二部
17:30-19:30 重信幸彦(慶應義塾大学文学部非常勤講師)
「ことばの近代と柳田國男の『聴き耳』の実践:民俗学と<口承>という問い」
司会:三尾裕子(慶應義塾大学文学部教授・文化人類学)
講演要旨:
 今回の報告では、民俗学における、他者の<声>に耳を傾けるという方法/態度について、四半世紀前から人類学周辺で蓄積されてきたフィールドワーク論を横目でにらみつつ、言文一致等の日本のことばの近代化におけることばの実践としての「聴き耳」の試行錯誤(日本の「表象の危機」)という文脈で検討する。
 柳田國男は、明治三十年代に自然主義の文学者たちと深い交流を持った時期から、一貫して「文体」に悩み続けていた。特に大正期以降の「旅の学」を構想する過程においては、他者の暮らしに触れ、その<声>に耳を傾け、そして感じ思考したことを、どのような文体で叙述するかが、柳田にとって切実な問題であったと考えられる。
 日本のことばの近代における柳田の試行錯誤のなかに、日本の民俗学の揺籃と歴史的展開の筋道を見出してみたい。
講演者プロフィール:
 1959年東京生まれ。民俗学・口承文芸学・近代都市生活文化研究。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業・筑波大学大学院博士課程歴史人類学研究科単位取得退学。北九州市立大学教授・国立歴史民俗博物館客員教授などを経て、現在、「黒板渡り鳥」。主な著作として、『タクシー/モダン東京民俗誌』(東京 : 日本エディタースクール出版部, 1999.9)、『〈お話〉と家庭の近代』(東京 : 久山社 2003)、『民俗表象の現在 : 博物館型研究統合の視座から 』(小池淳一との共編、東京 : 岩田書院, 2015.3)など。
主催:慶應義塾大学人類学研究会
共催:三田哲学会
問い合わせ先:
三尾裕子(YQB03736★nifty.com:★は@に変えて下さい)
URL: http://keioanthropology.fc2web.com/kenkyukai.htm
URL: http://qingyingrenleixue.web.fc2.com
その他の情報:
事前申込み不要。参加費無料。

公開研究会「ミシガン大学岡山分室と日本・アメリカの人文科学」(2018年2月5日掲載)

―インテリジェンス・日本語教育・地域研究―

開催日時:2018年2月17日(土)・18日(日)
開催会場:国立歴史民俗博物館大会議室
開催趣旨:
 2月17日・18日の2日間にわたり、人間文化研究機構の共同研究の一環として、下記の通り、ミシガン大学日本研究センター、ならびに1950年〜55年にかけて設置されたミシガン大学岡山分室をめぐる研究会を実施します。1日目は、ミシガン大学に所蔵されている日本関連資料をもとにした報告、そして2日目は、戦後日本の地域研究がどのように始まったのかを問うものです。
 とりわけ2日目午前の研究会は、河村能夫氏をコーディネーターに、柿崎京一氏、ならびに琵琶湖博物館館長の篠原徹氏を招いて、戦後の地域研究の草創期、ならびにその時期に来日したアメリカの研究者による日本の地域研究についての議論です。さらに午後には、谷口陽子氏(専修大学非常勤講師)より、「ミシガン大学岡山分室の研究成果」として、戦後の人文科学研究を視野に入れたご報告をいただきます。
 今回の研究会は、ミシガン大学などアメリカの日本関係資料についての研究はもとより、日本の人文科学研究のあり方を問う研究のキックオフにできればと考えています。
ご関心のある会員の参加をお待ちしております。
プログラム:
2月17日(土)
第一部 基調報告(13:30〜14:30)
中生勝美(桜美林大学)
「アメリカの日本研究:ミシガン大学の日本研究・戦争・陸軍日本語学校・日本研究センター」
第二部 アメリカの日本語教育(14:45~17:00)
朝日祥之(国立国語研究所)
「戦時中の日本語教育と陸軍日本語学校」
高田智和(国立国語研究所)
「陸軍日本語学校の漢字教育 ―Philip M. Foisie paperから―」
2月18日(日)
第三部 ミシガン大学日本研究センターの活動と日本の人文科学研究
     ―ミシガン大学岡山分室と戦後日本の地域研究を語る(10:00〜12:00)
篠原徹(琵琶湖博物館館長)
柿崎京一(宇都宮大学名誉教授)
コーディネーター 河村能夫(龍谷大学名誉教授・京都府立農業大学校長)
報告(13:00~14:15)
谷口陽子(専修大学非常勤講師)
「ミシガン大学岡山分室の研究成果」
総合討論(14:40〜17:00)
話題提供=原山浩介(国立歴史民俗博物館)
「人文科学研究の再審/再考:岡山フィールドからの問い」
問い合わせ先:
人間文化研究機構 日本関連在外資料調査研究・活用事業
「北米における日本関連在外資料調査研究・活用:言語生活史研究に基づいた近現代の在外資料論の構築」研究会
原山浩介(harayama★rekihaku.ac.jp:★は@に変えて下さい)
朝日祥之(yasahi★ninjal.ac.jp:★は@に変えて下さい)
その他の情報:
会場の都合がありますので、ご参加を希望される方は、上記アドレスにご一報下さい。