第59回年会プログラム ミニシンポジウム・一般発表・ポスターセッション

〔A会場〕1113教室(定員258名)

  • 09:30-11:55 《分科会:景観と民俗学》 代表者:中村淳(東京都)
    • 菊地暁(京都府)「ところでぼくらはなにをすればよいかの民俗学的景観論」
    • 才津祐美子(福岡県)「景観という視点の導入とその影響 ─岐阜県大野郡白川村荻町地区を事例として─」
    • 青木隆浩(千葉県)「文化的景観の現状と行く末 ─京都府の事例を中心に─」
    • 中村淳(東京都)「産業景観の利活用とその問題 ─兵庫県旧家島町男鹿島の採石業景観を事例として─」
    • 岩本通弥(東京都)「可視化される儀礼と景観 ─民力涵養運動期と現在─」
  • 13:00-14:55 《分科会:熊野信仰文化の地方伝播》 代表者:鈴木昭英(新潟県)
    • 山本殖生(和歌山県)「熊野牛玉宝印・梛の霊験」
    • 根井浄(奈良県)「熊野比丘尼の諸国定着と統制 ─熊野比丘尼文化の残燈─」
    • 久野俊彦(栃木県)「熊野信仰と「商人の巻物」」
    • 神田より子(埼玉県)「熊野信仰の芸能への影響」

〔B会場〕1200教室(定員120名)

  • 09:30-09:55 吉田洋子(東京都)「劇場における信仰の現在」
  • 10:00-10:25 竹原明理(大阪府)「生人形の在る空間をめぐって」
  • 10:30-10:55 山口正博(福岡県)「「宗教」と「民俗」のあいだ ─松会の柱松─」
  • 11:00-11:25 中村亜紗子(埼玉県)「獅子行事とその信仰」
  • 11:30-11:55 坂井美香(新潟県)「現代における民俗芸能伝承の方法 ─江戸時代の芸が、観光化・イベント化することなく、現代の地方に息づく─」
  • 13:00-13:25 福持昌之(滋賀県)「やってくるイチサンとムラの楽人 ─近江における巫女神楽とその環境─」
  • 13:30-13:55 中嶋奈津子(岩手県)「早池峰神楽の継承と伝播 ─旧東和町における弟子神楽の変遷を中心に─」
  • 14:00-14:25 石山祥子(大阪府)「黒川能の近代から」
  • 14:30-14:55 柏木亨介(東京都)「哀しみの解消方法と民俗 ─福島県いわき市のじゃんがら念仏踊りを事例にして─」
  • 15:00-16:55 《小シンポジウム:京都の念仏芸能》 代表者:八木透(京都府)
    • 浜田全真(大阪府)「うたう念仏と踊る念仏」
    • 大森恵子(京都府)「大念仏狂言の成立過程と演出について ─山の念仏と地蔵信仰を中心に─」
    • 橋本章(滋賀県)「盆の踊りと念仏芸能」
    • 斉藤利彦(京都府)「千本ゑんま堂大念佛狂言の歴史と現在」
    • コメンテーター:長谷川嘉和(大阪府)・浦西勉(奈良県)

〔C会場:ポスターセッション〕1202教室前

  • 13:00→14:25
    • 尾崎聡(岡山県)「北条早雲の里(岡山県井原市)の景観を描く ─地域アイデンティティー創出と町おこしと伝説─」
    • 土居浩(埼玉県)「夢野束塚 覚 ─ゆめのたばねづか おぼえ─」
    • 武井基晃(山梨県)「「美しい墓」の利用と継承 ─沖永良部島の美御殿(チュラドール)を事例に─」
  • ※ポスターは事前に掲示されています。
  • ※上記の時間は発表者が会場で質疑応答する時間帯です。(ポスターの公開時間は10:30〜15:00です。)

〔D会場〕1204教室(定員122名)

  • 09:30-09:55 矢島妙子(東京都)「「YOSAKOIソーラン祭り」における「ふるさと」 ─祭りにみる地域性の表象─」
  • 10:00-10:25 加原奈穂子(東京都)「都市における祭りの創造 ─「おかやま桃太郎まつり」の事例を中心に─」
  • 10:30-10:55 田野登(大阪府)「「都市民俗」の動態からみるフォークロリスムス的傾向」
  • 11:00-11:25 谷口陽子(東京都)「緊急事態の発生時の安全保障としての「親族」 ─機能する場合としない場合の検討から─」
  • 11:30-11:55 波平恵美子(福岡県)「危機管理の民俗」
  • 13:00-13:25 戸田游晏(兵庫県)「都市を活動拠点とする或る祈祷僧の足跡と日々の修法」
  • 13:30-13:55 由谷裕哉(石川県)「聖地の再-創造と郷土史家 ─親鸞の越後配流にまつわる旧蹟の生成─」
  • 14:00-14:25 佐々木哲哉(福岡県)「被差別部落民と浄土真宗の信仰 ─筑前地方の事例から─」
  • 14:30-16:55 《小シンポジウム:真宗と民俗》 代表者:蒲池勢至(愛知県)
    • 蒲池勢至(愛知県)「真宗民俗の位相」
    • 松金直美(京都府)「近世後期における真宗の講とその由緒形成」
    • 本林靖久(滋賀県)「真宗門徒の墓制と宗教世界観」
    • 木場明志(京都府)「近代の教団再編と民俗」
    • 西山郷史(石川県)「法義相続の諸相 ─講・御消息を中心に─」
    • コメンテーター:岩田重則(東京都)・真野俊和(茨城県)

〔E会場〕1205教室(定員94名)

  • 10:00-11:55 《分科会:イエの再考》 代表者:小池誠(大阪府)
    • 小池誠(大阪府)「隠居制とイエ」
    • 牧田勲(兵庫県)「姉家督相続の衰退」
    • 大野啓(京都府)「非親族分家と同族結合」
    • 田中藤司(東京都)「家集団と家関係のあいだ ─埼玉東部の「組」「前組合」「村親戚」─」
  • 13:00-13:25 柿本雅美(奈良県)「近江における家と屋号の民俗的意味 ─滋賀県甲賀市土山町大河原の事例から─」
  • 13:30-13:55 中川千草(兵庫県)「贈与関係にあらわれるコミュニティのあり方 ─三重県熊野灘沿岸部のむら群「竃方」の事例から─」
  • 14:00-14:25 松田睦彦(東京都)「家の継承と生業 ─瀬戸内島嶼部の分家多出地域の事例から─」
  • 14:30-14:55 藤原洋(岐阜県)「挙家離村と家継承の問題 ─系図に刻まれる先祖代々の土地の暮らし─」
  • 15:00-15:25 伊賀みどり(埼玉県)「家族計画指導の変容 ─受胎調節実地指導員に注目して─」
  • 15:30-15:55 野口憲一(茨城県)「〈構造的弱者〉の〈主体的な実践〉という農村表象への挑戦 ─農村ボランティアA会を通した調査・実践を事例に─」
  • 16:00-16:25 渋谷研(千葉県)「つながりの追求 ─あるニュータウン子供会の試み─」
  • 16:30-16:55 川村邦光(奈良県)「家族写真の歴史民俗学的研究へ向けて」

〔F会場〕1206教室(定員60名)

  • 09:30-09:55 山本琢(京都府)「近世中期における「博士」の由緒」
  • 10:00-10:25 中野洋平(滋賀県)「「民間宗教者」研究の再検討 ─近世期の「民間宗教者」を理解するために─」
  • 10:30-10:55 渡邉久美子(宮城県)「地域における宗教者の活動とその意味 ─宮城県本吉郡南三陸町を対象に─」
  • 11:00-11:25 秋月俊也(大阪府)「遊行僧と龍神」
  • 11:30-11:55 渡邊充洋(宮城県)「変容する鬼女退治譚」
  • 13:00-13:25 前野雅彦(北海道)「『馬追原野』をよむ ─北海道開拓伝承の在りか─」
  • 13:30-13:55 橘弘文(大阪府)「仏像伝説の再考」
  • 14:00-14:25 鈴木善幸(京都府)「田村麻呂伝承における毘沙門天信仰」
  • 14:30-14:55 有安美加(奈良県)「「淡島縁起」の思想と成立の背景」
  • 15:00-15:25 北川千晶(兵庫県)「出雲における弁慶誕生伝説 ─鉄人弁慶と鍛冶師との関わりを中心に─」
  • 15:30-15:55 及川祥平(東京都)「くだん考 ─近世絵画史料の分析を通して─」
  • 16:00-16:25 植野光悟(兵庫県)「仏教と魔物」
  • 16:30-16:55 大江篤(兵庫県)「「崇り」の民俗史 ─怪異学の視点から─」

〔G会場〕1210教室(定員69名)

  • 09:30-09:55 石附馨(京都府)「雑誌『青い海』考 ─現代沖縄における“沖縄学”普及のプロセス─」
  • 10:00-10:25 門田岳久(神奈川県)「信仰の「価値」 ─沖縄・斎場御嶽の文化遺産化をめぐる審美の基準とカテゴリー化─」
  • 10:30-10:55 東資子(滋賀県)「近代沖縄の衛生政策とイシャ(医者)」
  • 11:00-11:25 近藤功行(愛媛県)「沖縄・奄美における民間療法の現状」
  • 11:30-11:55 大部志保(福岡県)「続稲魂の送迎と祖先祭祀について ─シヌグと海神祭と─」
  • 13:00-13:25 福西大輔(熊本県)「回想法事業の試みと問題点について ─熊本博物館の事例を中心に─」
  • 13:30-13:55 永吉守(福岡県)「産業遺産をめぐる実践と研究 ─三池炭鉱の事例より─」
  • 14:00-14:25 有田洋人(神奈川県)「無形民俗文化財の空間による保護の可能性 ─「塩原の大山供養田植」を事例として─」
  • 14:30-14:55 松本博明(岩手県)「世界遺産と民俗 ─岩手県一関市本寺地区の事例」
  • 15:00-15:25 藤田理恵子(宮城県)「郷土玩具製作の継承と再編 ─福島県郡山市「デコ屋敷」の事例を中心に─」
  • 15:30-15:55 大谷めぐみ(京都府)「出雲四十二浦巡礼考」
  • 16:00-16:25 田中久美子(埼玉県)「新四国巡礼における札所の位置 ─佐賀県唐津市の大巡りの札所の意識と寺院との関係─」
  • 16:30-16:55 森栗茂一(兵庫県)「公共交通を活かした四国遍路について」

〔H会場〕1211教室(定員50名)

  • 09:30-09:55 植野加代子(大阪府)「長岡京への物資輸送と運搬ルート ─妙見信仰との関わりの中で─」
  • 10:00-10:25 加藤紫識(東京都)「医薬品業界における同業神信仰 ─大阪道修町少彦名神社の事例を中心に─」
  • 10:30-10:55 加藤基樹(京都府)「薬師神社と民俗信仰」
  • 11:00-11:25 荻野裕子(奈良県)「伊豆半島の模擬富士山」
  • 11:30-11:55 西尾正仁(兵庫県)「京都の町堂にみる薬師信仰」
  • 13:00-13:25 劉芳(岡山県)「岡山県の龍神信仰について ─雨乞い法との関係─」
  • 13:30-13:55 樽井由紀(奈良県)「奈良盆地のノガミ行事」
  • 14:00-14:25 古谷野洋子(茨城県)「マユンガナシの儀礼における接待の考察 ─接待するもの、接待されるものという視点から─」
  • 14:30-14:55 新井裕美(神奈川県)「日金山信仰について」
  • 15:00-15:25 蔡文高(神奈川県)「雲南大理白族の観音信仰」
  • 15:30-15:55 俵谷和子(兵庫県)「小松街道 ─平重盛の子孫と高野山への道─」
  • 16:00-16:25 海浪麻里江(東京都)「端午節供の行事食」
  • 16:30-16:55 鈴木寛之(熊本県)「民俗語彙の表記法をめぐる問題」

〔I会場〕1213教室(定員109名)

  • 09:30-09:55 フェルトカンプ・エルメル(東京都)「動物の死からみた人と動物の関係史 ─日本における軍用動物の取り扱いと戦後の動物慰霊祭の発展─」
  • 10:00-10:25 神谷智昭(茨城県)「韓国における火葬 ─火葬導入の経緯と新葬法への移行にともなう葛藤を中心に─」
  • 10:30-10:55 及川高(茨城県)「喜界島の墓制について ─石塔の習俗を中心に─」
  • 11:00-11:25 立花弥生(東京都)「三ヶ寺分骨の思想背景 ─忍性の事例を中心に─」
  • 11:30-11:55 近藤直也(福岡県)「柄杓招き・柄杓担ぎの民俗」
  • 13:00-13:25 村中健大(青森県)「ベットウとは何か ─東北地方の神社祭祀再考─」
  • 13:30-13:55 上椙英之(兵庫県)「神宮渡始式における橋姫について」
  • 14:00-14:25 井山裕文(神奈川県)「2007年、越後湯沢における狩猟の現状について」
  • 14:30-14:55 平野孝國(新潟県)「川を渡る民俗から他界観の形成へ」
  • 15:00-15:25 春日井真英(愛知県)「鬼瓦から見る日本的心情」
  • 15:30-15:55 酒向伸行(兵庫県)「槌の呪力 ─横槌の信仰を中心に─」

〔J会場〕1301教室(定員159名)

  • 10:00-11:55 《分科会:肥後和男の宮座調査の再検討》 代表者:黒田一充(大阪府)/司会:八木透(京都府)
    • 黒田一充(大阪府)「肥後調査の新出資料 ─『神社を中心とする村落生活調査報告』 大阪府・兵庫県ほか─」
    • 森本安紀(滋賀県)「肥後和男資料からみる年頭行事」
    • 伊藤信明(大阪府)「調査資料を検証する ─桜井市北白木の事例より─」
    • 市川秀之(奈良県)「『宮座』誕生 ─滋賀県下における肥後の宮座調査と宮座概念の形成─」
  • 13:00-13:25 渡部圭一(埼玉県)「宮座の秩序と記帳慣行 ─滋賀県野洲市大篠原の頭人差定神事を例に─」
  • 13:30-13:55 齋藤典子(静岡県)「海村の祭りの歴史的重層構造 ─講から宮座ヘ─」
  • 14:00-14:25 對馬秀子(神奈川県)「若狭の御神事(ごしんじ) ─神事講の変遷と存亡の機─」
  • 14:30-14:55 中里亮平(茨城県)「都市祭礼と「顔が利く」人々 ─東京都府中市大国魂神社くらやみ祭りの事例から─」
  • 15:00-15:25 渡部典子(兵庫県)「倹約令と祭礼 ─播磨国惣社の文政八年「丁卯祭」と天保四年「臨時祭」─」
  • 15:30-15:55 阿部友紀(福島県)「祈願対象の重層性について」
  • 16:00-16:25 小西沙和(神奈川県)「唐船と御船歌の祭り ─和歌山県の場合─」
  • 16:30-16:55 吉川雅章(奈良県)「大和の宮座より ─奈良市月ケ瀬の和布祭─」

〔K会場〕1302教室(定員105名)

  • 09:30-09:55 川合正裕(山形県)「東北地方における種の去来伝承」
  • 10:00-10:25 渡部鮎美(千葉県)「農村女性の労働と近代 ─秋田県大潟村の農業臨時雇いを事例に─」
  • 10:30-10:55 北浦直(青森県)「青森県津軽地方における借子慣行 ─近代における奉公人研究の再検討─」
  • 11:00-11:25 蕭紅燕(高知県)「幻の山茶 ─土佐茶の味を探ろう─」
  • 11:30-11:55 塚原伸治(茨城県)「商家の取引における「信用」 ─「信用」がつくる商いと「信用」のつくりかた─」
  • 13:00-13:25 福田恵(京都府)「山野をめぐる社会的世界 ─村落と林業移動者の交錯点から─」
  • 13:30-13:55 山口岳(宮城県)「酒造出稼ぎ労働の導入と展開 ─岩手県紫波町の事例から─」
  • 14:00-14:25 磯本宏紀(徳島県)「伊島漁民による潜水技術の移動と出漁地における受容 ─受容すること・受容されないこと─」
  • 14:30-14:55 高木大祐(茨城県)「奥山半僧坊と漁民信仰」
  • 15:00-15:25 葉山茂(千葉県)「海面魚類養殖業の導入過程と技術的変遷 ─愛媛県宇和島市津島町北灘地区を事例に─」
  • 15:30-15:55 増崎勝敏(大阪府)「近海カツオ一本釣り漁船における他県船乗組者のライフヒストリー ─静岡県漁船乗り組みを行う高知県漁業者の事例から─」
  • 16:00-16:25 金丸良子(千葉県)・田畑久夫(千葉県)「中国 ナシ族の塩作り ─現地調査を中心に─」
  • 16:30-16:55 熊澤美弓(愛知県)「中国・日本・琉球における文化の流れ ─神獣「白澤」を中心に─」

〔L会場〕1303教室(定員83名)

  • 09:30-09:55 村山絵美(千葉県)「「民話」と「証言」のあいだ ─現代民話における戦争譚をめぐって─」
  • 10:00-10:25 曽我部一行(東京都)「道祖神にまつわる兄妹婚説話」
  • 10:30-10:55 逵志保(愛知県)「グローバル化の中の伝説 ─徐福伝説の東アジアネットワーク─」
  • 11:00-11:25 金泰順(神奈川県)「韓国巫俗の死者儀礼」
  • 11:30-11:55 大石和世(福岡県)「韓国における「歳時風俗」の概念について」
  • 13:00-13:25 碧海寿広(東京都)「国民道徳論と民俗学」
  • 13:30-13:55 中生勝美(神奈川県)「日本占領期の民俗学とGHQ」
  • 14:00-14:25 浅野弘光(岐阜県)「トイレの排泄姿勢と坐の文化」
  • 14:30-14:55 寶城涼子(東京都)「遊びから鑑賞ヘ ─こけしの変遷─」
  • 15:00-15:25 今石みぎわ(山形県)「削りかけ状造形物にみる人と樹木の関係性について」
  • 15:30-15:55 角南聡一郎(奈良県)「民俗調査と芸術家 ─染木煦による調査方法の検討─」
  • 16:00-16:25 沖義裕(千葉県)「千葉県北西部の鎮守の森を構成する樹種について」
  • 16:30-16:55 石川俊介(長野県)「諏訪大社下社御柱祭「木落し」の歴史と現状」