学会主催/共催事業(2017年)
2017年(暦年)に日本民俗学会が主催(または他の関連学会と共催)で開いたシンポジウムの情報やその他の研究・普及事業です。
- 2017.07.08-09. 国際シンポジウム「何気ない日常/変わりゆく日常―なぜ考え、いかに把握し、どう記録するのか」(成城大学)
- 2017.07.15-27. 2017 Summer Folklore Institute(夏期民俗学研修会)
- 参加者募集要項(2017年3月14日掲載)
- 2017.07.17. 第12回人類学関連学会協議会合同シンポジウム(第33回日本霊長類学会大会)(福島市「コラッセふくしま」)
国際シンポジウム「何気ない日常/変わりゆく日常―なぜ考え、いかに把握し、どう記録するのか」
- 開催日程:2017年7月8日(土)〜9日(日)
- 開催会場:8日(土)=成城大学・図書館AVホール
9日(日)=成城大学・3号館003教室
(小田急線「成城学園前」駅下車、徒歩4分) - プログラム:
- 8日(土) 13:20〜17:30
第I部「生活」―対象/生活変化と生活改善
9日(日) 10:20〜12:00
第II部「日常」―概念/それぞれの受容
9日(日) 13:30〜14:45
第III部「世相」―方法/変化する日常をどう把捉・記録するか
9日(日) 15:00〜16:30
第IV部「総合討論」 - 詳細はこちらをクリックして下さい。
2017 Summer Folklore Institute(夏期民俗学研修会)
参加者募集要項
2017年度国際交流事業として、下記のとおり研修会が開催されます。今回は、大学院生・ポストドクターを対象として、この研修会への参加者を募集いたします。短い募集期間ではありますが、一人でも多くの応募をお待ちしております。
- 期間:2017年7月15日(土)〜7月27日(木)
- 場所:中国内モンゴル自治区フルンボイル市 ハイラル大学および近隣の農村地域
- 概要:
- アメリカ、中国、日本の3ヶ国から、それぞれ教員2名、学生3名程度が参加し、特定のテーマのもとに、教室でのレクチャー・討論とフィールドワークを組み合わせて、研修会が組織される。
- 今回のテーマ:
- 農村民俗の持続と変化 (Continuity and Change in Rural Folk Traditions)(都市への移住の問題を含む)
- 費用:
- 交通費はヘンリー・ルース財団(Henry Luce Foundation)の助成によりアメリカ民俗学会が負担。内モンゴルでの滞在費は中国民俗学会および地元のホストが負担。
- 言語:公用語は英語なので、英語の運用に堪能であることを要する。
- 募集対象:
- 大学院生、あるいは博士学位取得後原則として2年以内の者で、今回の研修会のテーマや研修の場所に関心をもつ者(日本民俗学会会員であることを要す)
- 要求される事項:
- ●上記の期間中、レクチャーを聞き、討論、フィールドワークに積極的に参加する。
- ●参加学生と教授を交えた小グループでの活動に取り組み、最終日に小発表をおこなう。
- ●帰国後1ヶ月以内に評価レポートを提出する。
- 募集締切:2017年3月29日(水)(E-mail)
- 提出書類:(1)履歴書、(2)研究業績書、(3)今回の研修会への参加動機を記した書類(和文800字程度とその英訳)(to describe the relevance of the institute, its location, and/or its topic to their own background and scholarly interests)
- 提出方法:日本民俗学会事務局(folklore★post.nifty.jp(★は@に変えて下さい))にメールで送付
- 審査結果の連絡:
- 4月中に結果を通知する。
- 問い合わせ先:
- 一般社団法人日本民俗学会事務局
- 〒113-0034 東京都文京区湯島4-12-3
- TEL/FAX: 03-5815-2265
- E-mail: folklore★post.nifty.jp(★は@に変えて下さい)
- 開局日: 月・水・金 10:00〜16:00
第12回人類学関連学会協議会合同シンポジウム(第33回日本霊長類学会大会)
『人、自然、テクノロジーの共生に向けて:人類学の挑戦』
- 開催日時:2017年7月17日(月祝) 13:00〜16:00
- 開催会場:コラッセふくしま
- (JR福島駅西口から徒歩3分、福島市三河南町1-20)
- 開催趣旨:
- 人種、民族、国家、言語、宗教、さらには、性、世代・年齢、富、学歴などの違いから人と人の間にさまざまな軋轢が起こっています。大規模災害のように自然の脅威が人の生活を危機に陥れたり、逆に、人が自然を破壊に導いたりすることもあります。自然の一部である野生動物と人の間にもさまざまな軋轢が生じています。人が創り出してきた現代のテクノロジーは、人々の暮らしに深く入り込んでいますが、人の暮らしと調和しているものばかりではなさそうです。 さまざまな軋轢を乗り越えるために、人と人が、人と自然が、さらには、人と新たなテクノロジーが、共生するために模索してきた過去を、あるいは模索している現代を、未来を見据えて語り合います。ご来場をお待ちしております。
- プログラム:
- 「長期進化からみたヒトの特徴について」
- 諏訪元(東京大学総合研究博物館教授/日本人類学会)
- 「テクノアダプタビリティ」
- 岩永光一(千葉大学大学院工学研究科教授/日本生理人類学会)
- 「環境変動の時代の文化人類学と科学技術」
- 森田敦郎(大阪大学大学院人間科学研究科准教授/日本文化人類学会)
- 「被災地の復興と生活文化をめぐる軋轢 ―宮城県・牡鹿半島における文化創造と安全―」
- 加藤幸治(東北学院大学文学部教授/日本民俗学会)
- 「サルから見た天災と人災 ―東日本大震災を例に―」
- 伊沢紘生(宮城教育大学名誉教授・宮城のサル調査会会長/日本霊長類学会)
- 主催:日本霊長類学会、第33回日本霊長類学会大会
- 問い合わせ先:
- 第33回日本霊長類学会大会実行委員会
- URL: http://www.psj33.com/?page_id=70
- その他の情報:
- 入場無料、申込不要