現『日本民俗学』 1号〜50号|51号〜100号|101号〜150号|151号〜200号|201号〜250号|251号〜
旧『日本民俗学』 1巻1号〜1巻4号 | 2巻1号〜2巻4号 | 3巻1号〜3巻4号 | 4巻1号〜5巻2号
『民間伝承』 1巻1号〜4巻12号 | 5巻1号〜7巻6号 | 8巻1号〜10巻8号 | 11巻1号〜12巻11・12号 | 13巻1号〜14巻12号 | 15巻1号〜16巻12号
『日本民俗学』目次-5 201号(1995.2.28)〜250号(2007.5.31)
第201号(1995年2月28日)
- 論文
- 塩野雅代 「対馬の墓地のこと −「両墓制」について考える」
- 研究ノート
- 吉原睦 「男女別檀家制の基礎的研究 −柏市周辺地域の事例から−」
- 滝沢洋之 「会津の博士山麓の木地師」
- 木村博 「伊豆の「海士」 −伊東市八幡野における「カツキ想仲間」その他−」
- 友野千鶴子 「映像記録・資料化の問題 −東京の羅宇屋の映像記録を中心に−」
- 調査報告
- 大崎智子 「上野寛永寺清水観音堂の人形供養」
第202号(1995年5月31日)
- 論文
- 六車由実 「民俗のなかの「米」と「肉」 −「生業複合文化論」の再検討のために−」
- 佐治靖 「東日本におけるニホンミツバチの伝統的養蜂 −会津盆地南緑山地の事例を中心として−」
- 大山了己 「八重山の民俗音楽に見られる自然環境の認識 −黒島のユンタ、ジラバ、アヨーを中心にして−」
- 研究ノート
- 大本雅康 「鹿島神宮と筑波山の方位関係について −『常陸国風土記』を手がかりとして−」
- 湯浅照弘 「潮汐と漁法」
- 平松登志樹 「「性悪女」的水辺の魅力」
- 西村一之 「「オオヤ」と「ワケエモノ」 −岩手県岩手町I集落における事例から−」
第203号(1995年8月31日)
- 論文
- 小山隆秀 「模擬山習俗からみた岩木山信仰 −信仰圏の設定をめぐって−」
- 山田慎也 「葬制の変化と地域社会 −和歌山県東牟婁郡古座町の事例を通して−」
- 堂下卓志 「嘉祥の儀礼とウドン −麺食形態分析論−」
- 研究ノート
- 服部誠 「都市化と民俗の変容 −春日井市市場の事例−」
- 杉下是清 「北上山地一山村における共同活動の諸相」
- 畑聰一郎 「都市における地域集団 −町内会の分析−」
- 白川千尋 「祭の推移と「膠着状態」 −茨城県南部一集落の祭を事例として−」
第204号(1995年11月30日)
- 論文
- 島村恭則 「沖縄における民俗宗教と新宗教 −龍泉の事例から−」
- 関沢まゆみ 「北巨摩柳沢の位牌分けと別帳場」
- 和田健 「蔬菜栽培農村の協業関係とむら意識の解体 −大規模出荷集団の統合をめぐって−」
- 前田俊一郎 「村落社会における墓の機能と意味 −山梨県鳴沢村大田和の墓制と同族祭祀の相関から−」
- 研究ノート
- 佐治靖 「春を告げる巫女の語り −口寄せ巫女の村祈祷−」
- 小野博史 「柳田國男の伝承観における「無意識」と現代民俗学」
- 田中正明 「田中増蔵(聚精堂)と今井甚太郎(杏林舎) −柳田國男の初期著作の印行をめぐって 補遺−」
第205号(1996年2月28日)
- 論文
- 三田村佳子 「振髪の女 −鍛冶神画像からみた女性の位置−」
- 中野紀和 「都市祭礼における流動層 −小倉祗園太鼓を事例として−」
- 研究ノート
- 鈴木明子 「近世における願人の発生」
- 金野啓史 「子安信仰の一考察 −福島県大沼郡金山町大志の事例から−」
- 弓場清 「山峡の町の歌舞伎とその舞台 −小畑「三嶋座」を中心に−」
- 滝沢洋之 「カラムシ紀行 −壱岐・対馬・北九州にその伝播ルートを求めて−」
第206号(1996年5月31日)
- 特集 第47回日本民俗学会年会公開テーマ講演 「“故郷”を問う」
- 田中宣一 「故郷および故郷観の受容」
- 倉石忠彦 「都市生活者の故郷観」
- 神崎宣武 「村おこしの背景」
- 八木透 「家・女性・墓 −女性たちにとっての故郷−」
- 論文
- 宮下克也 「記憶の刻印・喚起と自己確認 −現代沖縄社会の金武御殿巡拝−」
- 研究ノート
- 丸谷仁美 「利根川下流域の女人講 −観音巡行・巡拝習俗を中心に−」
第207号(1996年8月31日)
- 論文
- 下野敏見 「巫女舞いの伝統 −特に内侍舞いについて−」
- 山田慎也 「死を受容させるもの −輿から祭壇へ−」
- 研究ノート
- 尾崎彩子 「洗骨から火葬への移行にみられる死生観 −沖縄県国頭郡大宜味村字喜女嘉の事例より−」
- 織野英史 「恣意的呼称選択 −学術用語としての民具呼称の恣意性−」
- 竹田旦 「法と民俗の対立 −韓国の家庭儀礼に関する法令をめぐって−」
第208号(1996年8月31日)
- 小特集 シンポジウム「博物館の現代的課題と展望」
- 小川直之 「開催経過と今後の課題」
- 武士田忠 「日本民俗学会の博物館に対する取り組み」
- 伊藤暢直 「地方史研究協議会の博物館問題への取り組み」
- 大塚和義 「展示の理念と評価の方法」
- 青木俊也 「現代史展示の実際−2DKの生活再現をめぐる問題」
- 斎藤司 「「シンポジウム・博物館の現代的課題と展望」に参加して −地方史研究者ないしは学芸員としての感想−」
- 飯島康夫 「博物館における展示の問題 −「シンポジウム・博物館の現代的課題と展望」で考えたこと」
- 宮下知良 「雑感 −学芸員の作業場について、ひとつの事例集として−」
- 研究ノート
- 富沢達三 「「鯰絵の世界」と民衆意識」
- 大藤ゆき 「柳田國男と女の会(女性民俗学研究会)(一) −日本民俗学史の一側面−」
第209号(1997年2月28日)
- 論文
- 矢野敬一 「「ふるさとの味」の形成に見る家族の戦後 −菖蒲の節句の行事食・笹団子の名産品化を通して−」
- 森田真也 「観光と「伝統文化」の意識化 −沖縄県竹富島の事例から−」
- 安井眞奈美 「「ふるさと」研究の分析視角」
- 研究ノート
- 石原清光 「奄美諸島与路島における村落と生活空間」
- 久野隆志 「筑豊の芝居小屋 −ある経営者の聞き書きより−」
第210号(1997年5月31日)
- 特集 地域開発と民俗変化
- 高桑守史 「総論にかえて」
- 小島摩文 「トカラ列島と奄美群島における「地域開発と民俗変化」」
- 永松敦 「宮崎県椎葉村の民俗変化 −外的要因と内的要因について−」
- 赤羽正春 「三面川の河川の変化と民俗」
- 中山正典 「環境変化に伴う人間とカモシカの関係の変化」
- 竹内尚武 「三谷浜の埋立と三谷祭」
- 喜多村理子 「ムラにおける共通の身体感覚の喪失」
- 山田尚彦 「獅子舞をつづけるということ」
- 脇田雅彦 「美濃・徳山にみる食生活の推移 −塚地区を中心に−」
- 小田嶋政子 「生活改善運動と婚姻・葬送儀礼の変化 −北海道伊達市の事例から−」
第211号(1997年8月31日)
- 論文
- 小国嘉弘 「国民教育と村の「教育現象」 −民俗学を受容した竹内利美の小学校実践を中心に−」
- 中山和久 「巡礼と現代 −関東三十六不動霊場を中心として−」
- 研究ノート
- 田野登 「「梅田牛駆け粽」考 −都市生活者から見た農村行事」
- 岩野邦康 「『北小浦民俗誌』にみる前提としての「民俗学」 −柳田國男の海府研究の変質に関する民俗学史的検討−」
第212号(1997年11月30日)
- 論文
- 市川秀之 「山間盆地村落の空間構成 −貝塚市蕎原の空間論的分析−」
- 関沢まゆみ 「宮座における年齢秩序と老いの意味の変化 −奈良阪の老中の分析から−」
- 研究ノート
- 池田哲夫 「柳田國男と地方の民俗研究家 −新潟県佐渡外海府・稲場美佐久を例に−」
- 森本一彦 「社会関係としての講集団の組織化 −二つの岩室村の伊勢講−」
- 萩原秀三郎 「中国東北地区のシャーマニズム調査報告 −M・エリアーデの脱魂説は正しいか−」
- 町田葉子 「越後秋山郷における庚申講の形成過程 −オオド・コド・マゴドから−」
- 田中正明 「柳田國男と教科用国語科教科書 −概要と書誌的事項を中心として−」
- 中川美穂子 「女オビシャについて −女年寄りの在り方を中心に−」
第213号(1998年2月28日)
- 特集 日本民俗学の研究動向 I (1992-1996)
- 倉石忠彦 「民俗学の現状」 (総論)
- 野地恒有 「「環境民俗学」の動向と移住誌のかかわり」 (自然(生態・環境))
- 田口洋美 「見えるものから見えない諸関係へのアプローチ」 (物質文化(民具・衣食住))
- 赤羽正春 「新しいパラダイム確立の予兆」 (生業)
- 岩本通弥 「民俗学における「家族」研究の現在」 (社会 I (家族・親族))
- 安井眞奈美 「村落研究の可能性と民俗学」 (社会 II (村落))
- 大石康夫 「民俗芸能と民俗芸能研究」 (民俗芸能)
- 武田正 「口頭文芸の新しいうねり」 (口承文芸)
- 研究ノート
- 川村清志 「民謡研究の周辺 −民謡の近代に関する予備的考察−」
- 三村泰臣 「安芸の十二神祗と「将軍舞」」
- 近藤日出男 「芋を空に祀る愛媛の芋名月」
第214号(1998年5月31日)
- 特集1 シンポジウム「両墓制」
- 大島建彦 「シンポジウム「両墓制」の経過と論点」
- 井之口章次 「両墓制の分布から」
- 蒲池勢至 「石塔両墓制の位置」
- 新谷尚紀 「民俗学にとって両墓制とは何だったのか」
- 福田アジオ 「コメント」
- 特集2 日本民俗学研究動向 II (1992-1996)
- 井坂康二 「時間の民俗」 (儀礼(通過儀礼・年中行事))
- 小松和彦 「分散・個別化する民俗宗教研究」 (宗教・世界観 I (民俗宗教・新宗教))
- 福原敏男 「神社祭祀研究の現在」 (宗教・世界観 II (神社祭祀))
- 坂本要 「仏教民俗の深化と拡大」 (宗教・世界観 III (仏教民俗))
- 特集3 日本民俗学会50周年プレシンポジウム「老いと老人」
- 倉石忠彦 「趣旨と経過」
- 蓼沼康子 「日本民俗学における老いと老人 −家族の側面から−」
- 川森博司 「老人と昔話の語り」
- 大石泰夫 「民俗芸能における「老いと老人」」
- 宮田登 「コメント」
- 研究ノート
- 長谷川弥 「疱瘡神詫び証文の原典と思われる談義本『八景聞取法問』について」
第215号(1998年8月31日)
- 特集 シンポジウム「「近代」と民俗」
- 谷口貢 「シンポジウム「「近代」と民俗」について」
- 岩田重則 「民俗学と近代」
- 岩本通弥 「「民俗」を対象とするから民俗学なのか −なぜ民俗学は「近代」を扱えなくなってしまったのか」
- 川村邦光 「戦争と民俗/民俗学」
- 論文
- 藤井弘章 「紀伊半島南部におけるウミガメ漁とその食習俗」
- 研究ノート
- 千葉徳爾 「柳田國男の初期民俗学研究法 −自学とその成果を中心に−」
第216号(1998年11月30日)
- 特集 日本民俗学の現在
- 鈴木正崇 「総説」
- 湯川洋司 「伝承母体論とムラの現在」
- 牛島史彦 「モノの近代 −民具研究の現代性−」
- 阿南透 「「消費」の民俗学的理解へ向けて」
- 笹原亮二 「民俗学あるいは日本民俗学会と民俗芸能研究」
- 宮田登 「「霊魂の行方」再考」
- 小池淳一 「伝承史論への展望 −口承文芸のむかし・民俗研究のこれから−」
- 赤田光男 「近世社会研究と民俗学」
- 古家信平 「沖縄研究と民俗の比較」
- 福澤昭司 「フィールドワークの課題」
第217号(1999年2月28日)
- 論文
- 森田真也 「家を守護する女性たち −沖縄久高島の神役と家祭祀をめぐって−」
- 原知章 「儀礼と社会変動 −沖縄・与那国島における死者儀礼の事例より−」
- 陳玲 「イエ空間の民俗的構造 −富山県氷見市柿谷を事例に−」
- 研究ノート
- 高原隆 「ジョージ・ローレンス・ゴム民俗学の柳田國男への影響について」
- 清水大慈 「社会的弱者の聖化の研究 −仙台四郎伝承の発生と展開を中心として−」
第218号(1999年5月31日)
- 論文
- 崔吉城 「朝鮮総督府庁舎の破壊と「風水」ナショナリズム」
- 中野泰 「漁民育成におけるカンダラの意義 −玉江浦の遠洋漁業と漁獲物分配制度−」
- 研究ノート
- 田野登 「川施餓鬼の都市民俗 −河海での神送りと遊覧−」
- 金谷匡人 「民俗における「ならしの力」と民俗学」
- 調査報告
- 村上弥生 「ヤシ科植物シュロの利用 −和歌山県紀北地方の事例を中心に−」
第219号(1999年8月31日)
- 論文
- 青木隆浩 「飲酒規範と近代 −「伝統」の流用と未成年者の飲酒禁止を中心として−」
- 宇野功一 「近世博多松囃子における儀礼の政治性」
- 吉成直樹 「来訪神慣行と水掛けモチーフ −日本における来訪神慣行の二類型−」
- 研究ノート
- 宇田哲雄 「川口鋳物業研究の視点−産業の近代化と民俗学」
- 佐々木美智子 「助産婦の現代 −永沢寿美の記録−」
- 調査報告
- 北尾浩一 「星の環境民俗学試論」
第220号(1999年11月30日)
- 小特集 シンポジウム「現代社会と民俗学の実践」
- 伊藤廣之・政岡伸洋 「問題提起 −なぜ今「現代社会と民俗学の実践」なのか−」
- 永松敦 「民俗伝承を活かした地域づくりと博物館」
- 湯川洋司 「開発とムラ −川辺川ダムをめぐって−」
- 市川秀之 「地方行政と民俗学」
- 内田忠賢 「都市の新しい祭りと民俗学 −高知「よさこい祭り」を手掛かりに−」
- 論文
- 六車由実 「「人身御供」と祭 −尾張大国霊神社の儺追祭をモデルケースにして−」
- 香西豊子 「「福子」の誕生 −資料操作と民俗−」
- 研究ノート
- 浅井易 「近代とタビ(旅) −沖縄の人々の移動の研究への新たな視角−」
第221号(2000年2月29日)
- 論文
- 大野啓 「同族集団の構造と社会的機能 −口丹波の株を事例に−」
- 増田武夫 「現代の家と別居構造に関する一考察 −東京都利島村における隠居慣行の変容と家継承の問題をめぐって−」
- 吉原睦 「〈二重の檀家慣行〉に関する一考察 −埼玉県宮代町の事例から−」
- 石垣悟 「「むら」からムラへ −秋田県羽後町の事例から−」
第222号(2000年5月31日)
- 論文
- 桑山敬己 「柳田國男の「世界民俗学」再考 −文化人類学者の目で−」 [1]
- 越川次郎 「薬と信仰 −身延日蓮宗寺院の諸薬とその法的規制をめぐって−」 [33]
- 谷部真吾 「祭りにおける対抗関係の意味 −遠州森町「森の祭り」の事例を通して−」 [64]
- 研究ノート
- 萩原秀三郎 「稲と烏と太陽の祭祀」 [95]
- 石田哲弥 「道祖神の造立と形態 −その変遷過程を中心として−」 [116]
- フォーラム
- 資料と短信
- 新谷尚紀 「宮田登論の必要性」
- 中山郁 「六郷満山峰入り雑感」
- 研究活動
- 弓山達也 「宗教情報リサーチセンターの利用について」
- 博物館展示報告
- 榎陽介 「福島県立博物館企画展 「豊かなる世界へ −豊饒と想像力の博物誌−」」
- 学術情報
- 牧野眞一 「櫻井徳太郎文庫の開設」
- 資料と短信
- 書評
- 吉成直樹 板橋作美著/『俗信の論理』
- 野本寛一 金田久璋著/『森の神々と民俗』
- 菅豊 赤坂憲雄著/『山野河海まんだら −東北から民俗誌を織る−』
- 書誌紹介
- 古家晴美 山崎祐子編/『明治・大正・商家の暮らし』
- 鈴木正崇 下野敏見編/『民俗宗教と生活伝承 −南日本フォークロア論集−』
- 香西豊子 川島秀一編/『ザシキワラシの見えるとき −東北の神霊と語り−』
- 刀根卓代 中村ひろ子・倉石あつ子・浅野久枝・蓼沼康子・古家晴美著、宮田登解説/『女の眼で見る民俗学』
- 鈴木通大 安室知編/『餅と日本人 −「餅正月」と「餅なし正月」の民俗文化論−』
- 板橋春夫 「都丸十九一先生を悼む」
第223号(2000年8月31日)
- 論文
- 矢野敬一 「記憶と祖先観念」 [1]
- 牛島史彦 「農村文化論と柳田民俗学 −ことばの主体的獲得と実践−」 [33]
- 櫻井龍彦 「馬と厄災送りの民俗」 [63]
- 研究ノート
- 佐藤雅也 「近代化と流送の民俗 −筏流しと木流し−」 [93]
- 三村泰臣 「周防地方の年祭とその意味」 [112]
- フォーラム
- シンポジウム報告
- 津山正幹 「日本民俗建築学会50周年記念シンポジウム」
- 各地学会活動
- 今瀬文也 「茨城民俗学会」
- 鈴木寛之 「沖縄民俗学会」
- 刀根卓代 「女性民俗研究会」
- 博物館情報
- 鈴木通大 「博物館の特別展図録について」
- 新刊紹介
- 川部裕幸 新谷尚紀編著/『読む・知る・楽しむ 民俗学がわかる事典』
- 板橋春夫 倉石あつ子・小松和彦・宮田登編/『人生儀礼事典』
- 古家信平 八木透編著/『フィールドから学ぶ民俗学 −関西の地域と伝承』
- シンポジウム報告
- 書評
- 高橋晋一 古家信平著/『台湾漢人社会における民間信仰の研究』
- 岸本昌良 喜多村理子著/『神社合祀とムラ社会』
- 湯川洋司 上越市史専門委員会編/『上越市史叢書No.4 桑取谷民俗誌』
- 書誌紹介
- 小島孝夫 篠原徹編/『民俗の技術』(篠原徹・関一敏・宮田登企画編集「現代民俗学の視点」第一巻)
- 島村恭則 関一敏編/『民俗のことば』(篠原徹・関一敏・宮田登企画編集「現代民俗学の視点」第二巻)
- 関沢まゆみ 宮田登編/『民俗の思想』(篠原徹・関一敏・宮田登企画編集「現代民俗学の視点」第三巻)
- 斉藤卓志 大舘勝治著/『民俗からの発想 −雑木林のあるくらし・地域と子どもたちの原風景−』
- 中島恵子 世田谷女性史編纂委員会編/『せたがや女性史 −近世から近代まで−』
- 古家信平 宮田登・新谷尚紀編/『往生考 日本人の生・老・死』
- 鈴木寛之 青森県環境生活部県史編さん室編/『奥南新報「村の話」集成 上・下巻』
第224号(2000年11月30日)
- 論文
- 菊地暁 「柳田國男と民俗写真 −あるアエノコト写真のアルケオロジー−」 [1]
- 鈴木由利子 「選択される命 −「育てようとする子ども」と「育てる意思のない子ども」−」 [34]
- 石本敏也 「厄祓人形祭祀の「処理」に関する一考察」 [67]
- 研究ノート
- 牛島盛光 「『別狩詞記』試論 −宮崎県西米良村狭上稲荷神社蔵「西山小猟」を中心に−」 [99]
- 書評
- 川上迪彦 石塚尊俊著/『出雲国神社史の研究』
- 飯島康夫 福澤昭司著/『民俗と地域社会』
- 伊藤清司 藤森裕治著/『死と豊穣の民俗文化』
- 野地恒有 若林良和著/『水産社会論 −カツオ漁業研究による「水産社会学」の確立を目指して−』
- 森田真也 飯島吉晴編/『民俗学の冒険(1) 幸福祈願』・松崎憲三編/『民俗学の冒険(2) 人生の装飾法』・常光徹編/『民俗学の冒険(3) 妖怪変化』・岩本通弥編/『民俗学の冒険(4) 覚悟と生き方』
- 書誌紹介
- 岩竹美加子 竹中均著/『柳宗悦・民藝・社会理論 カルチュラル・スタディーズの試み』
- 浜口一夫 野村純一著/『新・桃太郎の誕生 −日本の「桃ノ子太郎」たち−』
- 梅野光興 斎藤英喜著/『いざなぎ流式王子』
- 小池淳一 青森県環境生活部県史編さん室編/『馬淵川の民俗』
- フォーラム
- シンポジウム報告
- 島村恭則・姜竣・何彬・曽士才 「第781回談話会 シンポジウム「来日民俗学者の見た日本民俗学 −開かれた学をめざして−」」
- 研究活動
- 福岡直子 「民俗文化研究所の設立と機関誌の発行」
- 西海賢二 「富士信仰研究会」
- 野堀正雄 「みんみんぜみの会(旧称 新潟県民俗学関連機関連絡会議)」
- 博物館活動
- 門屋光昭 「七歳になった鬼っこ −北上市立鬼の館の学芸活動−」
- シンポジウム報告
第225号(2001年2月28日)
- 論文
- 李英珠 「通婚規則からみた皇室の「純血性」 −近代日本の「家」と「血縁」−」 [1]
- 前田俊一郎 「両墓制の再検討 −近代に成立した両墓制をめぐって−」 [35]
- 研究ノート
- 田野登 「「郷愁」の企業化に関する形象の考察 −大阪道頓堀かに料理店の場合−」 [67]
- 林英一 「生活道具としての携帯電話 −今時の女子高生による活用法−」 [84]
- 書評
- 長谷部八朗 中尾尭著/『日蓮信仰の系譜と儀礼』
- 八木橋伸浩 重信幸彦著/『タクシー/モダン東京民俗誌』
- 岩本由輝 菅豊著/『修験がつくる民俗史 −鮭をめぐる儀礼と信仰−』
- 中野紀和 亀井好恵著/『女子プロレスの民俗誌 −物語のはじまり−』
- 書誌紹介
- 石垣悟 日本民俗学会編/『民俗世界と博物館』
- 小田嶋政子 北の生活文庫企画編集会議編/『北の生活文庫 第一巻〜第一〇巻(一九九五〜二〇〇〇)』
- 網野房子 伊藤亞人著/『韓国珍島の民俗紀行』
- 網野暁 国立歴史民俗博物館編/『民俗学の資料論』
- 市川秀之 文化庁編/『日本民俗地図 X 住生活』
- 鈴木正崇 安田夕希子著/『穢れ考 −日本における穢れの思想とその展開−』
- 中込睦子 植野弘子・蓼沼康子編/『日本の家族における親と娘 −日本海沿岸地域における調査研究−』
- 鈴木正崇 服部英雄著/『地名の歴史学』
- 石垣悟 竹田旦著/『日韓祖先祭祀の比較研究』
- 石垣悟 廣田律子編/『アジアの仮面 神々と人間のあいだ』
- フォーラム
- 資料と短信
- 北尾浩一 「海と星空が創る環境・水平線の星カノープスを事例として」
- 八木橋伸浩 「ネリー・ナウマンの死を悼む」
- シンポジウム報告
- 京馬伸子・佐野賢治・森謙二・森栗茂一・門馬幸夫・八木橋伸浩 「向島博覧会 セッション「民俗学からみた向島」」
- 榎陽介 「福島県立博物館企画展「英雄たちの系譜 −ウルトラマンから義経・桃太郎へ−」」
- 研究会報告
- 田中藤司 「柳田国男研究会の紹介と常民大学合同研究会の参加記」
- 資料と短信
第226号(2001年5月31日)
- 論文
- 猿渡土貴 「近・現代における胞衣処理習俗の変化 −胞衣取扱業者の動向をめぐって−」 [1]
- 浅川泰宏 「遍路道を外れた遍路 −新しい巡礼空間モデルの構築に向けて−」 [35]
- 卯田宗平 「新・旧漁業技術の拮抗と融和 −琵琶湖沖島のゴリ底曳き網漁におけるヤマアテとGPS−」 [70]
- 調査報告
- 中山薫 「災害と講組 −岡山県吉備郡真備町箭田古森地区の場合−」 [103]
- 清水亨桐 「女子の子ども仲間の意義および変化 −神奈川県三浦市三崎町の海南神社の「チャッキラコ」行事を事例として−」 [108]
- 書評
- 西海賢二 奥野義雄著/『祈願・祭祀習俗の文化史』
- 永松敦 田中宣一著/『徳山村民俗誌 −ダム地域社会の解体と再生−』
- 岩鼻通明 宮家準著/『羽黒修験 −その歴史と峰入−』
- 越川次郎 西尾正仁著/『薬師信仰 −護国の仏から温泉の仏へ−』
- 書誌紹介
- 鈴木正崇 山口保明著/『宮崎の神楽 −祈りの原質・その伝承と継承−』
- 鈴木正崇 前橋松造著/『奄美の森に生きた人 −柳田国男が訪ねた峠の主人・畠中三太郎−』
- 板橋春夫 石塚尊俊著/『民俗学六十年』
- フォーラム
- シンポジウム報告
- 才津祐美子 「文化財保護法五〇年記念国際シンポジウム「文化の多様性と文化遺産」」
- 資料と短信
- 岸本誠司 「近畿大学民俗学研究所」
- シンポジウム報告
第227号(2001年8月31日)
- 特集 日本民俗学の研究動向(1997〜1999)
- 編集委員会 「研究動向特集の編集にあたって」 [1]
- 真野俊和 「民俗学にとって民俗学とはどのような学問か」 [3]
- 菅豊 「自然をめぐる民俗研究の三つの潮流」 [14]
- 小島孝夫 「複合生業論を超えて」:生業 I (農業・漁業・林業・狩猟・その他) [30]
- 三田村佳子 「生業を分類するということ」:生業 II (商工業・その他) [38]
- 小田嶋政子 「研究者同士の共通認識を求めて」:衣食住 I (衣・食) [50]
- 津山正幹 「民家研究の動向」:衣食住 II (住) [63]
- 須藤護 「民具研究の動向」:民具・物質文化 [73]
- 政岡伸洋 「家族・親族研究の新たな展開と民俗学」:家族・親族 [85]
- 関沢まゆみ 「村落研究と民俗学」:村落 [101]
- 八木橋伸浩 「現代社会と都市の民俗」:都市 [116]
- 新谷尚紀 「神社祭祀研究と民俗学」:神社祭祀 [133]
- 田中久夫 「仏教民俗研究の発展のために」:仏教民俗 [147]
- 谷口貢 「民俗宗教研究の新たな模索」:民間信仰 [160]
- 板橋春夫 「人生儀礼研究の現在」:人生儀礼 [175]
- 長沢利明 「年中行事研究の動向と展望」:年中行事 [191]
- 花部英雄 「伝承の終焉に向かう昔話伝説研究」:昔話・伝説 [205]
- 川森博司 「現代に直面する口承研究」:世間話・語り手論 [216]
- 古家信平 「異文化理解と民俗学」:異文化研究と民俗学 [228]
- 波平恵美子 「「民俗」の再考と再生をめざして」:医療・福祉と民俗学 [237]
- 鈴木通大 「博物館における民俗学の可能性」:博物館と民俗学 [245]
- 橋本裕之 「狭められた二元論」:文化財行政と民俗学 [253]
- 森栗茂一 「民俗学に求められる社会的説明責任と学問の脱構築」:情報化社会と民俗学 [267]
- 岡田照子 「堀田吉雄先生の死を悼む」
第228号(2001年11月30日)
- 論文
- 加藤正春 「焼骨と火葬 −南西諸島における火葬葬法の受容と複葬体系−」 [1]
- 市田雅崇 「〈歴史の共有〉と宗教儀礼 −気多神社平国祭の事例から−」 [35]
- 織田竜也 「民俗学的交換論の構築へ向けて −諏訪大社御柱祭における「ふるまい」を事例として−」 [67]
- 書評
- 下野敏見 小川亥三郎著/『南日本の地名』
- 岩野邦康 鶴見太郎著/『柳田国男とその弟子たち −民俗学を学ぶマルクス主義者−』・鶴見太郎著/『橋浦泰雄伝 −柳田学の大いなる伴走者−』
- 才津祐美子 原知章著/『民俗文化の現在 −沖縄・与那国島の「民俗」へのまなざし−』
- 花部英雄 川森博司著/『日本昔話の構造と語り手』
- 鈴木正崇 市川秀之著/『広場と村落空間の民俗学』
- 書誌紹介
- 板橋春夫 福田アジオ・神田より子・新谷尚紀・中込睦子・湯川洋司・渡辺欣雄編/『日本民俗大辞典 上・下』
- 中込睦子 西桂町編さん委員会編/『西桂町誌 資料編 第三巻 −近現代・民俗−』
- 板橋春夫 佐々木長生著/『農具が語る稲とくらし −『会津農書』による農具の歴史−』
- 藤原修 林英一著/『近世の民俗的世界 −濃州山間農家の年中行事と生活』
- 神田より子 阿久根巌著/『逆立ちする子供たち −角兵衛獅子の軽業を見る、聞く、読む−』
- 滝口正哉 西海賢二編/『神と仏の相克』
- フォーラム
- シンポジウム報告
- 安室知・白水智・福澤昭司・篠原徹・山本質素・巻山圭一 「第52回年会 公開記念シンポジウム「ヤマの暮らし −その多様性と変容−」」
- フォーラム報告
- 新谷尚紀 「第36回歴博フォーラム 「民俗の変容 葬儀と墓の行く方」」
- シンポジウム報告
第229号(2002年2月28日)
- 論文
- 小野博史 「族制研究の方法的再検討 −埼玉県鶴ヶ島市のイッケ分析を通して−」 [1]
- 青木隆浩 「伝統的家業における家族労働の歴史的変化 −戦後の酒造経営を事例として−」 [32]
- 研究ノート
- 海上直士 「武蔵国一宮氷川神社の「新嘗祭」 −江戸時代の史料を中心として−」 [63]
- 藤原洋 「親方子方関係の再考 −親類関係との連関と民俗的論理−」 [81]
- 牛島盛光 「『後狩詞記』の付録「西山小猟師獅子弍流」の出自とその校訂釈文」 [99]
- 書評
- 住谷一彦 関沢まゆみ著/『宮座と老人の民俗』
- 島村恭則 池上良正著/『民間巫者信仰の研究 −宗教学の視点から−』
- 書誌紹介
- 岩本通弥 国立歴史民俗博物館編/『よそおいの民俗誌 −化粧・着物・死装束』
- 谷口貢 新谷尚紀著/『神々の原像 −祭祀の小宇宙』
- 鈴木通大 倉石忠彦著/『年中行事と生活暦 −民俗誌への接近』
- 田村和彦 福田アジオ編/『柳田国男の世界 −北小浦民俗誌を読む』
- フォーラム
- 回顧と展望
- 鎌田久子 「民俗学会創設のころ(1) 日本民俗学会発会のころ −柳田国男の周辺−」
- 新谷尚紀 「宮田登の民俗学 −学問葬の試み−」
- 小特集・博物館―近現代展示と民俗学
- 佐藤雅也 「民俗展示と近代展示 −都市と農村、軍都と学都の民衆・常民文化をどう描くのか−」
- 青木俊也 「団地2DK生活の再現展示とノスタルジア」
- 宇田哲雄 「川口鋳物工業と文化財」
- 博物館活動
- 前川さおり 「遠野市立博物館第43回特別展 供養絵額 −残された家族の願い−」
- 研究会活動
- 矢野敬一 「柳田国男の会」
- 回顧と展望
- 小林笑子 「大藤ゆき先生を偲ぶ」
- 岩本通弥 「千葉先生を偲ぶ」
第230号(2002年5月31日)
- 論文
- 市川秀之 「先祖代々之墓の成立」 [1]
- 樫村賢二 「周期的祭祀に見る宗教的意味 ―西金砂神社小祭礼を中心に―」 [27]
- 研究ノート
- 桑山敬己 「英語圏人類学におけるイエ研究の系譜」 [61]
- 李春子 「ニソの杜祀りの伝承の現在 ―大島半島の事例を中心に―」 [78]
- 調査報告
- 北尾浩一 「自然環境としての星」 [92]
- 書評
- 西海賢二 青柳周一著/『富嶽旅百景 ―観光地域史の試み』
- 書誌紹介
- 西海賢二 鈴木正崇著/『女人禁制』
- 西海賢二 印南敏秀著/『水の生活誌(愛知大学文藝会叢書 VII )』
- 板橋春夫 八木透編/『日本の通過儀礼』
- 新井大祐 三橋健著/『日本人と福の神 ―七福神と幸福論』
- 中町泰子 山本節著/『ハリマオ ―マレーの虎、六十年後の真実』
- フォーラム
- 回顧と展望
- 竹田旦 「民俗学会創設のころ(2) 民俗学会創設のころ ―戦後十年、復興の軌跡―」
- 博物館展示
- 常光徹 「国立歴史民俗博物館 異界万華鏡 ―あの世・妖怪・占い―」
- 各地学会活動
- 田澤直人 「長野県民俗の会」
- 回顧と展望
第231号(2002年8月31日)
- 論文
- 安藤直子 「地方都市における観光化に伴う「祭礼群」の再編成 ―盛岡市の六つの祭礼の意味付けをめぐる葛藤とその解消―」 [1]
- 石垣悟 「ムラを評価すること ―村落観の可能性―」 [32]
- 石附馨 「ヤマトゥンチュ嫁試論 ―現代沖縄の“生活者たち”を考えるために―」 [67]
- 研究ノート
- 畑聰一郎 「葬儀と葬制の変化 ―愛知県日間賀島における両墓制の崩壊・火葬の受容―」 [97]
- 書評
- 田中大介 SUZUKI Hikaru著/『The Price of Death: The Funeral Industry in Contemporary Japan』
- 書誌紹介
- 板垣春夫 蒲池勢至著/『真宗民俗の再発見 ―生活に生きる信仰と行事』
- 門田岳久 福井勝義編/『近所づきあいの風景 ―つながりを再考する』
- 門田岳久 篠原徹編/『近代日本の他者像と自画像』
- 石本敏也 伊藤清司編/『サネモリ起源考 ―日中比較民俗誌』
- 西海賢二 根井浄著/『補陀落渡海史』
- 西海賢二 新行和子著、新行記一編/『菅江真澄と近世岡崎の文化』
- 須永敬 橋本裕之編著/『目からウロコの民俗学』
- フォーラム
- 回顧と展望
- 森山泰太郎 「日本民俗学創設のころ(3) 柳田国男 指導者の横顔 ―昭和25年、民俗学研究所にて―」
- 木村博 「日本民俗学創設のころ(4) 一地方会員として」
- 回顧と展望
第232号(2002年11月30日)
- 特集 出産と生命
- 「特集にあたって」 [1]
- 鈴木由利子 「間引きと生命」 [3]
- 猿渡土貴 「現代の出産とエナ観を捉える試みとして ―東京都目黒区在住の女性たちを対象としたアンケート調査の結果より―」 [19]
- 板橋春夫 「トリアゲジサの伝承 ―出産に立ち会った男たち―」 [35]
- 伊賀みどり 「母乳育児の文化再考 ―忘れられた「乳揉みさん」―」 [51]
- 佐々木美智子 「男性助産婦導入問題と出産観」 [70]
- 上杉富之 「生殖革命と新生殖技術 ―出産及び生命観に及ぼす社会・文化的影響―」 [86]
- 研究ノート
- 岩本通弥 「「家」族の過去・現在・未来」 [106]
- 書評
- 篠原徹 鳥越皓之著/『柳田民俗学のフィロソフィー』
- 伊藤純郎 小国喜弘著/『民俗学運動と学校教育 ―民俗の発見とその国民化』
- 書誌紹介
- 川島秀一 石井正己著/『遠野の民話と語り部』
- 大野啓 森隆男編/『民俗儀礼の世界』
- 西海賢二 福江充著/『近世立山信仰の展開 ―加賀藩芦峅寺衆徒の檀那場形成と配札』
- 福田アジオ 越路町編/『越路町史別編2 民俗』
- フォーラム
- 門田岳久 「ドイツ民俗学の転機とフォークロリスムス ―バウジンガー著『科学技術世界のなかの民俗文化』を読んで―」
- 各地学会活動
- 板橋春夫 「群馬歴史民俗研究会」
- 西海賢二 「野外文化教育学会の活動によせて」
第233号(2003年2月28日)
- 論文
- ◆理恵子 「「テマ」から「労働の主体」へ ―兼業化と農家女性の自己認識の変化―」 [1] (※◆=かく:雨冠に隹+鳥)
- 若旅淑乃 「つきあい再考 ―群馬県吾妻郡東村を事例として―」 [31]
- 研究ノート
- 村崎真智子 「阿蘇神社祭祀における女性の役割」 [64]
- 森正人 「香川県における武田明の民俗学的実践とイヤダニマイリ ―民俗の発見・表象・地域差―」 [77]
- 書評
- 安室知 増田昭子著/『雑穀の社会史』
- 津山正幹 多田井幸視著/『住まいと民俗 ―住意識の変容』
- 書誌紹介
- 常光徹 小松和彦著/『神なき時代の民俗学』
- 中村羊一郎 松下智著/『ヤマチャの研究 ―日本茶の起源・伝来を探る』
- 須永敬 池上良正ほか著/『異界談義』
- 今井昭彦 田中丸勝彦著/『さまよえる英霊』
- 森行人 福田アジオ編/『北小浦の民俗 ―柳田国男の世界を歩く』
- 中町泰子 林淳・小池淳一編著/『陰陽道の講義』
- フォーラム
- 回顧と展望
- 石塚尊俊 「日本民俗学創設のころ(5) 体験したあの20年あまりのころ」
- 回顧と展望
- 鎌田久子 「追悼・牧田茂氏 柳田・折口両先生に師事した幸せな方」
- 大迫徳行 「追悼・和田文夫氏」
第234号(2003年5月31日)
- 論文
- 中野紀和 「民俗学におけるライフヒストリーの課題と意義 ―祭礼研究との関連から―」 [1]
- 須永敬 「日韓国境域の聖母神に関する一考察」 [31]
- 研究ノート
- 樫村賢二 「金砂山十二合祭の特徴について」 [62]
- 高橋健一 「天道念仏の中の暮らし ―群馬県前橋市東上野町より―」 [78]
- 書評
- 小川徹太郎 野地恒有著/『移住漁民の民俗学的研究』
- 飯島吉晴 中村生雄著/『祭祀と供儀 ―日本人の自然観・動物観』
- 野村典彦 兵藤裕己著/『物語・オーラリティ・共同体 ―新語り物序説』
- 高橋晋一 王維著/『日本華僑における伝統の再編とエスニシティ ―祭祀と芸能を中心に』
- フォーラム
- 牛島盛光 「戦後三十年、1975年頃まで、熊本県を中心として」
- 大島建彦 「日本民俗学の転機」
- 福田アジオ 「誤読しているのはだれか」
- 西海賢二 「善光寺道中日記を読む」
第235号(2003年8月31日)
- 論文
- 武井基晃 「史縁集団の伝承論 ―文字記録の読解と活用を中心に―」 [1]
- 矢野敬一 「戦前における映像メディアと「郷土」の表象 ―熊谷元一『会地村 一農村の写真記録』と民俗学―」 [34]
- 村尾美江 「婚姻儀礼にみる「礼法」の研究 ―夫婦盃の変遷の分析から―」 [65]
- 書評
- 内田幸彦 神野善治著/『木霊論 ―家・船・橋の民俗』
- 市川秀之 福田アジオ著/『近世村落と現代民俗』
- 畑聰一郎 石塚尊俊著/『民俗の地域差に関する研究』
- 田澤直人 上杉妙子著/『位牌分け ―長野県佐久地方における祖先祭祀の変動―』
- フォーラム
- 西海賢二 「巡礼研究講演会『四国遍路と六十六部』によせて」
- 坂本要・川田順造・水越伸 「第54回年会シンポジウム」
第236号(2003年11月30日)
- 特集 フォークロリズム
- 「特集にあたって」 [1]
- 河野眞 「フォークロリズムの生成風景 ―概念の原産地への探訪から―」 [3]
- 八木康幸 「フェイクロアとフォークロリズムについての覚え書き ―アメリカ民俗学における議論を中心にして―」 [20]
- 法橋量 「ドイツにおけるフォークロリスムス議論のゆくえ ―発露する分野と限界性―」 [49]
- 岩崎竹彦 「フォークロリズムからみた節分の巻ずし」 [72]
- 青木俊也 「昭和30年代生活再現展示とノスタルジアにみるフォークロリズム的状況」 [82]
- 森田真也 「フォークロリズムとツーリズム ―民俗学における観光研究―」 [92]
- 川森博司 「伝統文化産業とフォークロリズム ―岩手県遠野市の場合―」 [103]
- 加原奈穂子 「地域アイデンティティ創出の核としての桃太郎 ―岡山における桃太郎伝説の事例から―」 [109]
- 香川雅信 「郷土玩具のまなざし ―趣味家たちの「郷土」―」 [119]
- 濱田琢司 「民芸と民俗 ―審美的対象としての民俗文化―」 [127]
- 山田慎也 「葬儀とフォークロリズム」 [137]
- 矢野敬一 「ノスタルジー/フォークロリズム/ナショナリズム ―写真家・童画家・熊谷元一の作品の受容をめぐって―」 [147]
- 川村清志 「フォークロリズムとメディア表象 ―石川県門前町皆月の山王祭りを事例として―」 [155]
- 岩本通弥 「フォークロリズムと文化ナショナリズム ―現代日本の文化政策と連続性の希求―」 [172]
第237号(2004年2月29日)
- 論文
- 森田清美 「シャーマンを信仰の核とする「隠れ念仏」の性格と文化の重層性について ―霧島山麓を中心として―」 [1]
- 中山正典 「風と人びとの暮らし ―遠州灘沿岸の浜岡町池新田・佐倉地区の事例を中心にして―」 [37]
- 研究ノート
- 柏木亨介 「祭祀空間の再構成 ―祭祀の場所の移動を通して―」 [67]
- 井上宗一郎 「神事相撲に見る「社会的な力」 ―唐戸山神事相撲における「大関」の条件から―」 [84]
- 書評
- 中込睦子 八木透著/『婚姻と家族の民俗的構造』
- 西海賢二 胡桃沢勘司著/『西日本庶民交易史の研究』
- 上野誠 保坂達雄著/『神と巫女の古代伝承論』
- 森田真也 伊藤幹治著/『柳田国男と文化ナショナリズム』
- フォーラム
- 高橋在久 「昭和三十五年柳田國男講演「日本民俗学の頽廃を悲しむ」をめぐって」
第238号(2004年5月31日)
- 論文
- 西村秀三 「開発計画と地域文化の行方 ―ある公園整備計画を題材として―」 [1]
- 厚香苗 「テキヤ集団の構造と維持原理」 [26]
- 丸山泰明 「モニュメントと記憶 ―八甲田山雪中行軍遭難事件をめぐる記憶の編成―」 [56]
- 研究ノート
- 寺尾久美子 「空間構成とノスタルジア ―博物館の「昭和のくらし」展示から―」 [89]
- フォーラム
- 櫻井徳太郎 「私と日本民俗学会 ―民俗学研究所の解散と日本民俗学会―」
- 岩崎竹彦 「回想法と民俗学」
第239号(2004年8月31日)
- 特集 日本民俗学の研究動向(2000-2002)
- 「特集にあたって」 [1]
- 小川直之 「総説 ―「民俗資料」の再構築と諸課題―」 [3]
- 池田哲夫 「経済 ―生業・衣食住・環境・民具―」 [24]
- 松崎かおり 「社会 ―人々のつながりを問い直す視点―」 [44]
- 八木透 「人生 ―通過儀礼研究の動向と展望―」 [69]
- 由谷裕哉 「信仰 ―世紀の変わり目における信仰・宗教の研究―」 [90]
- 山田厳子 「口承 ―〈口承〉研究の展開―」 [117]
- 松尾恒一 「芸能 ―21世紀に「民俗芸能」研究は可能か?―」 [136]
第240号(2004年11月30日)
- 論文
- 今里悟之 「定置網漁村における複合生業形態の計量分析 ―昭和初期の丹後半島新井集落を事例として―」 [1]
- 佐藤喜久一郎 「歴史叙述のなかの正統と異端 ―碓氷峠における佐太夫伝説とその由緒―」 [29]
- 研究ノート
- 呉賢■ 「カカユズリと嫁の位置 ―新潟県佐渡郡相川町石名におけるセンダク事例の一考察―」 [59] (※■=らん:木偏に蘭)
- 筒井裕 「昭和中期における鳥海山山中への物資運搬 ―吹浦口ノ宮からの運搬を中心に―」 [76]
- 書評
- ◆理恵子 牛島史彦著/『農業後継者の近代的育成 ―技術普及と農村青年の編成―』 (※◆=かく:雨冠に隹+鳥)
- 金田久璋 徳丸亞木著/『「森神信仰」の歴史民俗学的研究』
- 大石泰夫 橋本裕之著/『演技の精神史 ―中世芸能の言説と身体―』
- 佐藤雅也 青木隆浩著/『近代酒造業の地域的展開』
- 川村清志 笹原亮二著/『三匹獅子舞の研究』
- フォーラム
- 矢野敬一 「熊谷元一写真童画館」
第241号(2005年2月28日)
- 論文
- 石本敏也 「アルバムのなかの巡礼 ―編集し直される四国八十八箇所―」 [1]
- 増崎勝敏 「大阪湾のばっち網漁業にみる漁撈集団の構成とネットワーク ―大阪府泉佐野市北中通の事例より―」 [31]
- 研究ノート
- 福西大輔 「新田開発地域における水神信仰 ―千葉県印旛郡本埜村の事例を中心に―」 [53]
- 書評
- 小熊誠 安達義弘著/『沖縄の祖先崇拝と自己アイデンティティ』
- 藤森裕治 六車由美著/『神、人を喰う ―人身御供の民俗学―』
第242号(2005年5月31日)
- 論文
- 田中正隆 「地域社会における祭祀の持続と変化をめぐる一考察 ─トカラ列島の事例から─」 [1]
- 加賀谷真莉 「沖縄県・小浜島における生涯教育システムとしての年中行事」 [35]
- 研究ノート
- 渡部鮎美 「田の美しさ ─富士河口湖町の「空中田植」を事例に─」 [64]
- 書評
- 菅豊 佐々木高明著/『南からの日本文化(上) ─新・海上の道』『南からの日本文化(下) ─南島農耕の探求』
- 鈴木正崇 松崎憲三著/『現代供養論考 ─ヒト・モノ・動植物の慰霊─』
- 野地恒有 池田哲夫著/『近代の漁撈技術と民俗』
- 書誌紹介
- 飯島康夫 小口千明著/『日本人の相対的環境観 ─「好まれない空間」の歴史地理学─』
- 伊藤廣之 豊中市史編さん委員会編/『新修豊中市史 第七巻 民俗』
- 小堀光夫 花部英雄著/『漂泊する神と人 ─民間説話の民俗学的研究1─』
- 飯島吉晴 鉄の道文化圏推進協議会編/『金屋子神信仰の基礎的研究』
第243号(2005年8月31日)
- 論文
- 青木隆浩 「観光地における文化と自然の有用性 ─グリーン・ツーリズムを事例に─」 [1]
- 山下裕作 「農村振興における民俗学の可能性」 [33]
- 田中久美子 「神と対話する人々 ─佐賀県東松浦郡北波多村の岸岳末孫を事例として─」 [63]
- 研究ノート
- 牛島史彦 「農作の単位慣行について ─九州南部地域のツカとマキ─」 [94]
- 書誌紹介
- 渡邉三四一 上越市史編さん委員会編/『上越市史通史編7 民俗』
- 蒲池勢至 福田アジオ著/『寺・墓・先祖の民俗学』
- 吉川祐子 下野敏見著/『御田植祭りと民俗芸能 ─隼人の国の民俗誌 II ─』
- 篠原徹 野村純一著/『江戸東京の噂話 ─「こんな晩」から「口裂け女」まで─』
- 岩田重則 井川雑穀文化調査会編/『井川雑穀文化調査報告書』
- フォーラム
- 第55回年会ミニシンポジウム報告
- 中野紀和 「民俗調査の現場から ─変貌する現代社会と民俗学─」
- 吉留徹 「民俗調査における「伝承」と「地域」 ─角島の事例を中心に─」
- 板橋春夫 「火の番慣行にみる生活変化過程の一側面 ─白山麓、石川県吉野谷村中宮の事例から─」
- 森栗茂一 「神戸の地蔵信仰と復興まちづくり ─伝承再構築支援の民俗学─」
- 研究活動
- 飯倉義之 「〈研究会史〉という試み ─國學院大學説話研究会・國學院大學民俗文学研究会OB有志編・刊『学生研究会による昔話研究の50年 ─フィールドワークの記憶と記録─』─」
- 第55回年会ミニシンポジウム報告
第244号(2005年11月30日)
- 論文
- 樫村賢二 「近津神社の「お枡廻し」に見る穀霊」 [1]
- 研究ノート
- 野口憲一 「「宗教行事を伴った民俗芸能」の行政支援に際する行政の戦略とその方法 ─茨城県金砂大田楽を事例に─」 [37]
- 書評
- 橋本章 関沢まゆみ著/『宮座と墓制の歴史民俗』
- 書誌紹介
- 大森惠子 三田市総務部市史編さん課編/『三田市史 第九巻 民俗編』
- 植松明石 コルネリウス・アウエハント著/『HATERUMA 波照間 ─南琉球の島嶼文化における社会=宗教的諸相─』、コルネリウス・アウエハント/静子・アウエハント撮影/『写真集 波照間島 祭祀の空間』
- 鈴木正崇 井上隆弘著/『霜月神楽の祝祭学』
- 窪田涼子 小栗栖健治著/『宮座祭祀の史的研究』
- 佐治靖 平山眞著/『巫女の人類学 ─「神語り」の記録と伝承─』
- 保坂達雄 國學院大學折口博士記念古代研究所・小川直之編/『折口信夫・釈迢空 ─その人と学問─』
- 福原敏男 田中宣一著/『祀りを乞う神々』
- 篠原徹 田中正明編/『柳田國男の絵葉書 ─家族にあてた二七〇通』
- フォーラム
- シンポジウム報告
- 中野泰 「ポストコロニアル時代の韓国民俗学の研究動向 ─国際シンポジウム「東アジアの近代と民俗学の創出」に参加して─」
- シンポジウム報告
第245号(2006年2月28日)
- 特集 市町村合併と民俗
- 「特集にあたって」(岩田重則) [1]
- 福田アジオ 「市町村合併と伝承母体 ─その歴史的概観─」 [3]
- 結城登美雄 「市町村合併の現在 ─合併で村はどうなるのか─」 [18]
- 岩崎正弥 「現代山村経済と過疎 ─三遠南信の現実から─」 [34]
- 松田香代子 「「伊豆の国市」とはどこか ─大合併と民俗の本質─」 [50]
- 三俣学 「市町村合併と旧村財産に関する一考察 ─環境保全・コミュニティ再考の時代の市町村合併の議論にむけて─」 [68]
- 米田実 「市町村合併と民俗 ─滋賀県を事例として─」 [99]
- 書評
- 飯島康夫 佐伯安一著/『富山民俗の位相 ─民家・料理・獅子舞・民具・年中行事・五箇山・その他─』
- 吉成直樹 鈴木正崇著/『祭祀と空間のコスモロジー ─対馬と沖縄』
- 書誌紹介
- 福原敏男 犬山市教育委員会編/『犬山祭総合調査報告書』
- 宮内貴久 日本民俗建築学会編/『写真でみる民家大事典』
- 鈴木正崇 酒井正子著/『奄美・沖縄 哭きうたの民族誌』
- 小川直之 岩井宏實編著/『技と形と心の伝承文化』
- 西山郷史 伊藤曙覧著/『越中の民俗宗教』
- 福田アジオ 原田敏明著/『宗教 神 祭』
- 福岡直子 松原武実著/『奄美 加計呂麻島のノロ祭祀』
- 永島政彦 高崎市史編さん委員会編/『新編高崎市史民俗編』
胡桃沢勘治 御影史学研究会編/『民俗宗教の生成と変容 ─御影史学研究会創立35周年記念論集─』(執筆者表記に誤り=246号に修正して再録)
第246号(2006年5月31日)
- 論文
- 金賢貞 「都市祭礼におけるヨソモノの存在とその意義 ─茨城県石岡市常陸国總社宮大祭を事例に─」 [1]
- 渡部圭一 「式内社伝承の形成と地域神職 ─伝承史における文字の才覚─」 [31]
- 研究ノート
- 後藤麻衣子 「江戸時代後期の雪室とカマクラ行事 ─久保田城下を事例として─」 [69]
- 書評
- 島村恭則 梁愛舜著/『在日朝鮮人社会における祭祀儀礼 ─チェーサの社会学的分析─』
- 川森博司 吉川祐子著/『遠野昔話の民俗史的研究』
- 書誌紹介
- 藤原修 御影史学研究会編/『民俗宗教の生成と変容 ─御影史学研究会創立35周年記念論集─』
- 福原敏男 橋本裕之・垣東敏博編/『若狭路の祭と芸能 ─錦耕三遺稿集 I ・別冊』
- 鈴木正崇 植木行宣・田井竜一編/『都市の祭礼 ─山・鉾・屋台と囃子』
- 野本寛一 白石昭臣著/『竹の民俗誌』
- 岩竹美加子 Alan Dundes ed./『Folklore: Critical Concepts in Literary and Cultural Studies』
- 中村羊一郎 民俗文化研究所編/『女河八幡宮の流鏑馬まつり ─静岡県湖西市の祭礼調査報告書』
- 齊藤純 和田寛編/『河童伝承大事典』
- 八木康幸 黒田一充著/『祭祀空間の伝統と機能』
- 倉石忠彦 松崎憲三編/『同郷集団の民俗学的研究』
- 高桑守史 川島秀一著/『漁撈伝承 ─ものと人間の文化史─109』『カツオ漁 ─ものと人間の文化史─127』
- 田畑千秋 吉成直樹著/『琉球民俗の底流』
- フォーラム
- 真野純子 「民俗学における地域社会のとらえ方 ─『上越市史 通史編7 民俗』の執筆をとおして─」
- 真野俊和 「野の学問はどこに行くのか」
- 石垣悟 「民俗資料の救済 ─新潟県中越地震における対応から─」
第247号(2006年8月31日)
- 特集 日本民俗学の研究動向(2003-2005)
- 「特集にあたって」 [1]
- 宮本袈裟雄 「総論:現代社会と民俗学研究」 [3]
- 山下裕作 「経済:野にある経済」 [15]
- 中野泰 「社会:民俗学における「社会」研究の過去と現在」 [38]
- 岩田重則 「人生:人生儀礼研究の現在」 [66]
- 小池淳一 「信仰:民俗信仰の領域」 [101]
- 川島秀一 「口承:口頭伝承と文字文化をめぐって」 [125]
- 俵木悟 「芸能:身体と社会の結節点としての民俗芸能」 [140]
- 才津祐美子 「トピックス(世界遺産と文化財):「民俗」の「文化遺産」化をめぐる理念と実践のゆくえ」 [169]
- 喜多村理子 「トピックス(戦争と民俗):戦場の死の受け止め方をめぐって」 [195]
- 中野紀和 「トピックス(イベントの民俗):「移動」から捉えたイベントと祭礼のイベント化」 [219]
- 書評
- 長野覺 鈴木昭英著/『修験教団の形成と展開』
- 岩田重則 ヨルン・ボクホベン著/『葬儀と仏壇 ─先祖祭祀の民俗学的研究─』
- 書誌紹介
- 福田アジオ 若尾祐司・羽賀祥二編/『記録と記憶の比較文化史』
- 花部英雄 武田正著/『天保元年やかんの年 ─早物語の民俗学─』
- 小野寺節子 三田村佳子著/『里神楽ハンドブック ─福島・関東・甲信越─』
- 大友務 栃原嗣雄著/『秩父の民俗 ―山里の祭りと暮らし─』
- 巻山圭一 倉石忠彦著/『道祖神信仰の形成と展開』
第248号(2006年11月30日)
- 論文
- 前野雅彦 「伝承される開拓」 [1]
- 東資子 「病いの治癒と物語の生起 ─宮古諸島、伊良部島A村落の民俗医療の事例から─」 [34]
- 高木大祐 「漁業と供養 ─東北地方の鮭供養を事例として─」 [58]
- 研究ノート
- 王京 「太田陸郎とその中国研究 ─戦時下の民俗学者─」 [88]
- 書評
- 森隆男 宮内貴久著/『家相の民俗学』
- 書誌紹介
- 鈴木正崇 岸上興一郎著/『海港場横浜の民俗文化』
- 岩田重則 一柳廣孝編/『「学校の怪談」はささやく』
- 篠原徹 斎藤卓志著/『刺青墨譜 ─なぜ刺青と生きるか─』
- 松崎憲三 現代伝承論研究会編/『現代都市伝承論 ―民俗の再発見─』
- 高遠奈緒美 堤邦彦・徳田和夫編/『寺社縁起の文化学』
- 福原敏男 狩野博幸・山路興造・藤井健三著/『近世祭礼・月次風俗絵巻』
第249号(2007年2月28日)
- 論文
- 阿南透 「運動会のなかの民俗 ─釧路市民大運動会の事例から─」 [1]
- 金子直樹 「近現代における岩木山参詣習俗の変容 ─徒歩参詣の伝統化─」 [38]
- 田野登 「都心周辺部にみえる岩見重太郎伝説 ─野里住吉神社一夜官女祭に関する言説の変容─」 [78]
- 研究ノート
- 古谷野洋子 「ミノ・カサ・ツエの夜廻り役 ─石垣島大浜のサリサリコンコンを中心に─」 [111]
- 書評
- 法橋量 河野眞著/『ドイツ民俗学とナチズム』
- 書誌紹介
- 小林稔 生方徹夫著/『鬼来迎』
- 海野光興 大本敏久著/『民俗の知恵 愛媛八幡浜民俗誌 愛媛民俗叢書@』
- 中込睦子 富士吉田市教育委員会編/『国記録選択無形民俗文化財調査報告書 吉田の火祭』
- 菅豊 史軍超著/『文明的聖樹─哈尼梯田』
- 篠原徹 日立市郷土博物館編/『むら・ひと・くらし ─写真が語る茨城の民俗─』
- 湯川洋司 千葉徳爾著/『新考 山の人生 柳田國男からの宿題』
- 出口晶子 菅豊著/『川は誰のものか 人と環境の民俗学』
- 八木橋伸浩 西海賢二著『近世のアウトローと周縁社会』
- 岩田重則 小松和彦著/『妖怪文化入門』
- 鈴木正崇 荒川章二・笹原恵・山道太郎・山道佳子著/『浜松まつり─学際的分析と比較の視点から』
第250号(2007年5月31日)
- 論文
- 長澤壮平 「資源としての民俗文化の動態 ─岩手県岳神楽を例に─」 [1]
- 中山正典 「伊豆半島漁村における風の伝承」 [27]
- 研究ノート
- 筒井裕 「近代の大物忌神社の運営組織内における社家集団の位置づけ」 [68]
- 三田牧 「糸満漁師たちの『天気を読む』知識 ─体験に裏付けられたものとして知識を記述する試み─」 [86]
- 書評
- 鈴木正崇 今里悟之著/『農山漁村の〈空間分類〉─景観の秩序を読む』 京都大学学術出版会(2006年2月)
- 川村清志 橋本裕之著/『民俗芸能研究という神話』 森話社(2006年5月)
- 篠原徹 杉本仁著/『選挙の民俗誌 ─日本的政治風土の基層─』 梟社(2007年4月)
- 常光徹 香川雅信著/『江戸の妖怪革命』 河出書房新社(2005年8月)
- 丸山泰明 矢野敬一著/『慰霊・追悼・顕彰の近代』 吉川弘文館(2006年3月)
- 書誌紹介
- 福原敏男 東條寛著/『都市祭礼の民俗学』 岩田書院(2006年6月)
- 何彬 周星主編/『民俗学的歴史、理論与方法 (上・下)』 商務印書館(2006年3月)
- 時枝務 福田アジオ著/『歴史探索の手法─岩船地蔵を追って』 ちくま新書(2006年5月)
- 西岡陽子 高見寛孝著/『荒神信仰と地神盲僧』 岩田書院(2006年3月)
- 中込睦子 坂田聡著/『苗字と名前の歴史』 吉川弘文館(2006年4月)
- 中込睦子 山崎祐子編/『雛の吊るし飾り』 三弥井書店(2006年5月)
- 岩田重則 礫川全次著/『異端の民俗学 ─差別と境界をめぐって─』 河出書房新社(2006年4月)
- 矢島妙子 岩井正浩著/『これが高知のよさこいだ! ─いごっそとハチキンたちの熱い夏』 岩田書店(2006年6月)
- 岩野邦康 池田哲夫著/『佐渡島の民俗─島の暮らしを再発見』 高志書院(2006年5月)
- 山崎祐子 小池淳一著/『伝承歳時記』 飯塚書店(2006年10月)
- 前田俊一郎 岩田重則著/『「お墓」の誕生 ─死者祭祀の民俗誌─』 岩波新書(2006年11月)