『日本民俗学』目次-3 101号(1975.9.30)〜150号(1983.11.30)

 第101号(1975年9月30日)

  • 論説と報告
    • 岩崎敏夫 「山と日本人の祖霊観 −はやま信仰の周辺−」
    • 戸川安章 「羽黒山麓における農耕儀礼と穀霊信仰」
    • 小野重朗 「大工神のおとずれ」
    • 高谷重夫 「水をかき回して雨を乞うこと」
    • 佐藤良博 「民俗の保有度と家連合 −新潟県十日町市中条新水の場合−」
    • 木村博 「養蚕守護神としての虚空蔵菩薩」

 第102号(1975年11月25日)

  • 卒論発表要旨
    • 砂金文昭 「都市化地域の民俗変化に関する一試論」
    • 胡桃沢勘司 「大町・糸魚川街道の興亡とその背景」
    • 大久根茂 「大町・糸魚川街道の輸送機関」
    • 杉島敬志・本間淳一 「粟世と間黒 −奥三河の隣接する二部落の比較−」
    • 湯川洋司 「南会津における山村民俗文化の研究」
    • 阿部俊則 「秋田マタギ習俗の実態とその歴史的意義」
    • 西岡陽子 「禁忌習俗の研究 −王朝公卿日記を資料として−」
    • 根岸稔 「氏神祭祀と講組織 −宮城県宮城郡宮城町芋沢の事例から−」
    • 谷地一彦 「葬儀からみた地域集団の諸相」
    • 寺川康雄 「若狭名田庄村の仏堂 −形態と機能に関する考察−」
    • 井原瑞人 「「古事記」上ッ巻の民俗的構造について」
    • 田中緑 「沖縄の象徴と渾沌」
    • 沖山茂 「房総の漂着神」
    • 野原潔 「田の神と山の神 −アエノコトを中心にして−」
    • 金田文男 「赤城山麓の道祖神」
    • 大槻良子 「産育習俗における「生」への考察」
    • 佐藤洋子 「産の忌 −伊豆大島・新島の事例を中心に−」
    • 富沢美也子 「女と火の信仰」
    • 大金容子 「赤子の夜泣きと鶏」
    • 安部弘子 「昔話享受の位相 −山形県西置賜郡下を中心に−」
    • 小泉みち子 「白色の民俗」
    • 村地夏子 「船おろしの民俗」
    • 横本久 「礪波地方の民家の住生活」
    • 小川直之 「摘田について」

 第103号(1976年1月25日)

  • 論説と報告
    • 下野敏見 「奄美大島の民俗行事(上) −4月〜7月−」
    • 永田征子 「九十九里浜の大地曳 −作田紋平翁談−」
    • 飯田真理子・千葉徳爾 「飛騨川下流域における山の神の祭祀」
    • 天野武 「白山山麓の野兎狩り −雪と人間との関わりを中心に−」

 第104号(1976年3月25日)

  • 論説と報告
    • 高桑守史 「定置網漁村に於ける網株と階層構成 −能登半島沿岸漁村社会の形態分析−」
    • 田中正明 「武州八枝神社の御獅子の巡行とドロインキョ」
    • 伊藤曙覧 「越中の流れ潅頂」
    • 木村博 「近世における石工集団 −「高遠石工」をめぐって−」
    • 下野敏見 「奄美大島民俗行事(下)」

 第105号(1976年5月25日)

  • 論説と報告
    • 佐々木哲哉 「鎮守神の祭祀とその変遷 −豊前国田川郡弓削田村の村落祭祀−」
    • 奥野広隆 「山の神信仰の問題点 −熊本県の山の神信仰を中心とした−」
    • 新谷尚紀 「両墓制についての基礎的考察 −両墓の形態より−」
    • 徳井賢 「ひらじまと南方文化」

 第106号(1976年7月1日)

  • 論説と報告
    • 大藤時彦 「民俗博物館に対する希望」
    • 林道明 「民俗博物館の役割・意義・問題点」
    • 岩井宏實 「地方民俗博物館の問題点」
    • 橋本武 「私のミニ民俗館」
    • 田中忠三郎 「切り取られた衣服からの提言」
    • 平野文明 「無形民俗資料の収集・利用の意義と問題点」
    • 中村たかを 「民具資料の保存管理」
    • 田原久 「民俗博物館構想序説」
    • 和田正洲 「民俗学博物館論」
    • 宮本馨太郎 「民俗博物館の問題点」

 第107号(1976年9月20日)

  • 論説と報告
    • 小野重朗 「霜月収穫祭小論 −大根・芋・稲のかかわり−」
    • 井田安雄 「群馬県における陰暦十月の習俗」
    • 打江寿子 「コト八日」
    • 関山守彌 「昔話と民俗 −五島嵯峨島の場合−」
    • 石山宣昭 「米福粟福小考」
    • 瀬尾治 「早物語の伝承 −庄内地方を中心に−」
    • 村松いづみ 「ミコ神信仰 −西美作地方を中心として−」
    • 高橋礼子 「機織の道 −東北地方の女性に見る−」
    • 水流郁郎 「北薩地方の相続慣行」
  • 地方別調査研究の現況
    • 市場直次郎・劉寒吉 「福岡県」

 第108号(1976年11月20日)

  • 特集 霊山信仰
  • 論説と報告
    • 岩井宏實 「ダケ・モリの信仰」
    • 原泰根 「山と谷と −「コツノボセ」の習俗と「ダニ」の伝承をめぐって−」
    • 大友義助 「羽州山寺信仰の一考察」
    • 佐野賢治 「山中他界観念の表出と虚空蔵信仰 −浄土観の歴史民俗学的一試論−」
    • 高岡功 「北陸白山の霊山信仰 −その神仏処遇と白シラについて−」
    • 白石昭臣 「中国地方の霊山信仰 −両墓制に関連して−」
    • 中野幡能 「豊後国六郷山を巡る諸問題」

 第109号(1977年1月20日)

  • 論説報告
    • 亀山慶一 「日韓漁撈習俗の比較をめぐって」
    • 井之口章次 「禁忌と物忌」
    • 高松敬吉 「厄祓い考 −四十二歳の祝い−」
    • 鈴木通大 「「最後の稲束」儀礼について」
    • 鈴木欽也 「けいやく蓮名帳より見たる兄弟講の実態 −多古町北中宮・南和田の場合−」
    • 中山薫 「高知県物部川上流域の山伏寺」
  • 第28回日本民俗学会年会シンボジウム −地域と民俗博物館−
    • 土井卓治 「北欧の野外民俗博物館」
    • 尾島利雄 「民俗博物館と地域研究」
    • 滝沢秀一 「津南町歴史民俗資料館」
    • 「年会シンポジウム質疑応答要旨」
  • 第28回年会研究発表要旨
    • 三崎一夫 「陸前地方の死者供養と死霊観」
    • 大本憲夫 「宮古島における<ムヤイ>について」
    • 高松敬吉 「厄祓い考 −四十二歳の祝い−(内容は本誌掲載)」
    • 高江洲義英 「動物憑依についての民俗精神医学的考察」
    • 上野和男 「近江村落の隠居制と屋敷先祖祭祀」
    • 塩野雅代 「対馬村落における「士族」 −その在り方と変化−」
    • 上別府茂 「我が国における葬制と三昧聖」
    • 福田アジオ 「複壇家の諸類型」
    • 下野敏見 「トカラ列島巫女ネーシの生態と特色」
    • 三瓶源作 「福島県のオシラさま」
    • 松浦一行 「雷にまつわる俗信についての一考察 −栃木県を例にして−」
    • 鈴木通大 「「最後の稲束」儀礼の一考察(内容は本誌掲載)」
    • 小野寺正人 「牡鹿半島の祝い棒について」
    • 木村博 「「音無の宮」考 −神霊鎮座地選定の問題−」
    • 鈴木正崇 「波照間島の神話」
    • 高岡功 「北陸白山の神仏処遇について」
    • 大友義助 「羽州山寺の庶民信仰について」

 第110号(1977年3月20日)

  • 論説報告
    • 最上孝敬 「淡水漁法について」
    • 篠丸頼彦 「印旛沼手賀沼の漁法」
    • 小野重朗 「原始川漁法としてのハジとヒビ」
    • 小島弘義 「相模川水系の川漁」
    • 湯浅照弘 「岡山県の内水面漁撈習俗 −付・県内の二、三の筌−」
    • 泉房子 「小丸川水系の伝統漁法」

 第111号(1977年5月20日)

  • 論説報告
    • 橋本鉄男 「椀注連考」
    • 菊池武 「特殊念仏結社に於ける擬制的親子関係」
    • 佐々木勝 「同族神祭祀の変遷 −木曽谷のモロキ・祝神・モリをめぐって−」
    • 四角恒世 「婚姻儀礼と村落構造 −南会津伊南村青柳と檜枝岐の比較−」
    • 渡部章代 「志摩の村付合い −船越地区のギリジュウギ−」
    • 湯浅照弘 「魚篭(さかなかご)の呼称 −主として岡山県を中心として−」
  • 昭和51年度卒業論文発表要旨
    • 武田恵子 「モリノヤマの本質」
    • 若本洋子 「兵庫県佐用郡のオドグジンサン信仰」
    • 三浦旬子 「オカマサマ」
    • 吉田潤 「広島県における荒神信仰」
    • 佐藤紀子 「関東地方における稲荷信仰普及の基盤 −屋敷稲荷を中心として−」
    • 秋山節子 「屋敷神と稲荷 −東京都福生市旧福生村に於いて−」
    • 大川小智子 「佐用の俗信 −ト占・祈祷の荷担者の問題を中心として−」
    • 斎藤明宏 「青森県三戸・八戸地方に於ける巫女の考察」
    • 菊池健策 「犬供養の民俗学的考察」
    • 奥野孝雄 「津軽における同族組織の地域的変差」
    • 斉藤真弓 「成年式と親族」
    • 松木功 「津軽における年中行事の変遷」
    • 黒田敏雄 「山梨県一山村における神社祭祀と親分子分 −北都留郡上野原町棡原井戸を中心として−」
    • 関口克之 「矢ヶ崎の鋸鍜冶」
    • 大槻光子 「こけしの信仰起源説」
    • 添田晴美 「乞食考」
    • 浅野智子 「昔話の伝承とその機能 −韻律を中心に−」
    • 佐藤美恵子 「言葉の民俗」

 第112号(1977年9月20日)

  • 特集 日本民俗学の研究動向 昭和50・51年
    • 野口武徳 「総説 −機能・構造主義的方法の展開−」
    • 福田アジオ 「村制と族制」
    • 佐藤米司 「人生儀礼」
    • 天野武 「衣・食・住生活」
    • 中村たかを 「生業」
    • 田中宣一 「年中行事」
    • 田中久夫 「民間信仰」
    • 小島瓔禮 「口承文芸研究の課題」
    • 渡邊欣雄 「「比較民俗学」・沖縄研究の動向」

 第113号(1977年9月20日)

  • 特集 民俗誌
  • 論説報告
    • 岩崎真幸・鈴木通大・松田精一郎・山本質素 「<民俗誌>の系譜」
    • 山口麻太郎 「民俗誌私論」
    • 千葉徳爾 「民俗誌の目的」
    • 井之口章次 「民俗誌小考」
    • 佐久間惇一 「民俗誌のことども」
    • 森山泰太郎 「民俗誌のあり方 −二、三の提言−」
    • 滝沢秀一 「地域住民の手で綴る民俗誌を」
    • 橋本鉄男 「私の民俗誌体験」
    • 恵原義盛 「民俗誌私見」
    • 大庭良美 「島根の民俗誌」
    • 竹田旦 「民俗誌と民俗学」

 第114号(1978年1月8日)

  • 特集 養子慣行
  • 論説報告
    • 大藤ゆき 「幼少年期の仮親」
    • 植松明石 「沖縄の擬制的親子関係」
    • 小野重朗 「薩摩の山村にみる養子慣行」
    • 水流郁郎 「大隅地方のヤイネゴ」
    • 中山薫 「村落共同体とカナ親・カナ子」
    • 和田文夫 「聟談義」
    • 奥村幸雄 「労働力からみた家督相続の実態 −山形県置賜地方の場合−」
    • 佐藤光民 「山形県庄内地方における養子慣行 −姉家督相続・中継相続との関連を中心として−」
  • 日本民俗学の研究動向 昭和50・51年
    • 渡辺伸夫 「民俗芸能」

 第115号(1978年3月1日)

  • 論説・報告
    • 高橋統一 「宮座の構造とその周辺」
    • 下野敏見 「南日本の来訪神」
    • 矢野せい子 「ゆびぬき考 −皿つきゆびぬきの調査から−」
    • 瀬川清子 「式服」
  • 地方別研究動向
    • 平野馨 「地方別調査研究の現況「千葉県」」
  • 第29回日本民俗学会年会研究発表要旨
    • 吉田幸平 「白山信仰における(飛騨白川郷)白山神道と真宗の二岐併信 −柳田学毛坊主論考−」
    • 小林忠雄 「口能登の杜神信仰について」
    • 小花波平六 「月待と都市化」
    • 吉野裕子 「陰陽五行思想と日本歳時習俗」
    • 竹田聴洲 「墓をめぐる法律と民俗」
    • 北村敏 「入定伝承(行人塚伝説)研究の可能性」
    • 武田正 「昔話における「語り」の系譜 −瞽女・祭文・僧侶−」
    • 三好一成 「岐阜県東濃地方の瞽女仲間」
    • 田中義廣 「聖なるもの −女舞と産忌と−」
    • 下野敏見 「南日本の来訪神」
    • 田中真冶 「渡嘉敷における墓制について」
    • 鈴木正崇 「民俗時間学の試み −八重山の事例から−」
    • 萩沢明雄 「徳島の地名と民俗」
    • 白石昭臣 「焼畑のむら」
    • 山本質素 「新潟県岩船郡地方における親族の交際 −バべを中心に−」
    • 矢島せい子 「ゆびぬき考」

 第116号(1978年5月20日)

  • 論説・報告
    • 北見俊夫 「川と民俗文化」
    • 関山守彌 「民謡と海女の伝承」
    • 金井典美 「中世諏訪の御狩祭 −年中四度の狩猟神事の性格−」
    • 三好一成 「岐阜県東濃地方の瞽女仲間」
    • 長沢利明 「近世石造墓塔の歴史的変化 −東京都西多摩郡檜原村笛吹地区の調査−」
    • 伊藤曙覧 「越中本江の阿弥陀堂祭り」

 第117号(1978年7月10日)

  • 論説・報告
    • 木村博 「「風」に関する伝承と呪法」
    • 野沢謙冶 「「白米城伝説」異考」
    • 津山旬子 「オカマサマ −埼玉県比企郡都幾川村の事例報告−」
  • 地方別研究動向
    • 大本憲夫・野口武徳 「地方別調査研究の現況「沖縄県」」

 第118号(1978年8月10日)

  • 論説・報告
    • 岩本通弥 「親類組織と村落生活 −薦川部落を中心とする新潟県岩船郡朝日村の山村を例として−」
    • 中山薫 「備前下津井松島の末子相続」
    • 渡辺友左 「鳥羽市相差の宮座組織の年令秩序の原理」
    • 潮池悦三郎 「佐渡赤泊村腰細の若手組」
    • 長沢利明 「生業と年中行事 −東京都西多摩郡檜原村笛吹の事例−」
    • 山口麻太郎 「郷土生活の伝承性について」
    • 水原渭江 「越中婦負郡の熊野神社に伝える稚児舞楽の研究 −越中越後の稚児舞楽についての報告(三)−」
    • 岩崎敏夫 「柳田国男先生の文学碑と橋本武氏」

 第119号(1978年9月10日)

  • 論説・報告
    • 朴桂弘 「韓国における堂祭の民俗的構造について」
    • 胡桃沢勘司 「鰤の正体」
    • 野沢謙治 「蛇と女の伝承」
    • 潮地悦三郎 「佐渡の金北山参りと羽黒山参り −赤泊村大字腰細の事例−」
    • 江端義夫 「地形改新にともなう地名語彙伝承の変容 −広島県佐泊郡旧五日市町皆賀のばあい−」
    • 安藤宏幸 「石槌信仰の研究 −愛媛県松山市周辺地域を中心として−」

 第120号(1979年1月20日)

  • 論説・報告
    • 小野重朗 「コトとその周圏」
    • 畑聡一郎 「小開発集落の社会生活と祭祀形態 −沖縄宮古島の事例から−」
    • 佐藤良博 「遠山祭とムラ人」
    • 佐藤紀子 「関東地方の稲荷信仰と屋敷神」

 第121号(1979年2月20日)

  • 論説・報告
    • 高谷重夫 「雨乞法の類型」
    • 茂木栄 「都市化社会における民俗学の役割 −新聞の郷土キャンペーンと世田谷地区民俗調査を関らわせて−」
    • 橋本鉄男 「漂泊生業者論への視角」
    • 杉原丈夫 「理論民俗学の開拓を」
    • 小野重朗 「民俗地図による地域研究」
  • 第30回年会シシポジウム −地方史誌編纂と民俗学−
    • 石川純一郎 「地方史誌編纂と民俗学」
    • 岩井宏實 「民俗学と地方史研究」
    • 和田正洲 「地方史誌編纂と民俗学」
    • 西垣晴次 「市町村史・誌と民俗誌的記述」

 第122号(1979年3月20日)

  • 特集 社会科と民俗学
    • 北見俊夫 「民俗学教育の一試論」
    • 小野寺正人 「改訂学習指導要領の日本史学習と民俗学」
    • 都丸十九一 「中学校社会科と民俗学」
    • 井上浩 「浦和高校での民俗学」
    • 中村羊一郎 「日本史授業と民俗学」
    • 斉藤卓志 「高校社会科と民俗学」
    • 田中久夫 「民俗学と高校日本史 −実践の中から−」
    • 下野敏見 「南九州・奄美における社会科と民俗学」
  • 論説・報告
    • 高松敬吉 「『ビンソ考』」
    • 亀山慶一 「韓国における「船に祀る神」についてのメモ」
    • 中村雅俊 「十三まいり信仰の成立と伝播」
    • 佐々木勝 「「ニソの杜」祭祀の変遷」
    • 森瀬貞 「壱岐島の花つみ袋について」

 第123号(1979年8月20日)

  • 特集 折口信夫の民俗学
    • 三谷栄一 「異郷意識と「まれびと論」私見 −折口信夫先生の方法−」
    • 三隅治雄 「折口信夫の芸能史研究の方法 −早川孝太郎との対照−」
    • 西村享 「民俗学と古代学」
    • 小島瓔禮 「折口信夫の方法と琉球学」
    • 野本寛一 「焼畑系芸能論」
  • 論説・報告
    • 小林梅次 「関東の草屋根ふき」
    • 太田道子 「稗食の名残り」
    • 山口麻太郎 「「郷土生活の伝承性」の訂正と追記」

 第124号(1979年9月1日)

  • 特集 日本民俗学の研究動向 昭和52・53年
    • 坪井洋文 「総説 −日本民俗学の現代的課題−」
    • 山本資素 「村制と族制」
    • 新谷尚紀 「人生儀礼」
    • 佐藤良博 「年中行事」
    • 湯川洋司 「生業」
    • 佐野賢治 「民具研究」
    • 松田精一郎 「口承文芸」
    • 赤田光男 「民間信仰」
    • 高桑守史 「都市民俗学 −その研究動向と課題−」

 第125号(1979年10月1日)

  • 論説・報告
    • 鈴木正崇 「荒神神楽にみる自然と人間」
    • 永留久恵 「対馬における蛇神の伝説」
    • 木村龍生 「コウチュウの構造と機能 −稲城市旧坂浜村於部屋を例として−」
    • 茂木栄 「祭り伝承の持続と変化 −南信濃遠山の場合−」
    • 湯浅照弘 「岡山県の干潟漁撈法の概観」

 第126号(1979年11月30日)

  • 論説・報告
    • 神田三亀男 「瀬戸内段々畑の民俗」
    • 山口弥一郎 「おんばさまと姥神・修験道と如意輪観音の民間信仰の問題」
    • 森栗茂一 「農民のまつる山の神について −近江盆地を中心として−」
    • 長沢利明 「泙川流域の山神祠」
    • 奥野広隆 「山の神祭祀における「ムラ内神」的諸様相 −熊本県八代郡坂本村市の俣−」

 第127号(1980年3月15日)

  • 論説・報告
    • 入江 「長崎竹ん芸雑考」◆◆◆◆
    • 藤井昭 「備後久井稲生神社の宮座の「名」について」
    • 久下隆史 「市原田楽と宮座の報告 −兵庫県多紀郡今田町市原・住吉神社−」
    • 松崎憲三 「地蔵尊の動座習俗をめぐって −廻り地蔵研究序説−」
    • 亀山慶一 「水死者の魂呼び(ノッコンゲンダ)」
    • 木村博 「第六天信仰の展開」
    • 山口弥一郎 「卒塔婆信仰の民俗学的一考察」
    • 亀山慶一 「韓国船城隍追補」

 第128号(1980年7月1日)

  • 第31回日本民俗学会年会シンポジウム 「仏教と民俗学」 司会:井之口章次・藤井正雄 ◆◆◆◆
    • 木村博 「卯月八日の習俗をめぐって」
    • 伊藤唯真 「卯月八日の民俗と仏教」
    • 宮家準 「修験道の峰入りと卯月八日」
  • 論説・報告
    • 宇野正人 「都市祭における伝統への指向 −神戸まつり−」
    • 加藤章一 「神佛分離と御嶽信仰」
    • 佐々木勝 「杜神信仰の構造 −小祠信仰と農耕儀礼の接点−」
    • 武田正 「「火」と「水」の昔話」
    • 西尾正仁 「大江山伝説と御勝八幡」
    • 藤原修 「正月行事の性格について −特にアエノコトを中心に−」
    • 中野卓 「柳田民俗学と故有賀喜左衛門先生」

 第129号(1980年7月15日)

  • 特集 城下町の民俗
    • 堀田吉雄 「城下町の民俗試論」
    • 小林忠雄 「伝統都市における民俗の構造 −城下町金沢の年中行事を中心に−」
    • 岩本通弥 「城下町の社会と民俗 −茨城県古河の常民生活誌から−」
    • 根岸謙之助 「職人の修業時代」
  • 論説・報告
    • 植松明石 「台湾漢人(客家村)の中元節 −祖霊祭祀に関する予備的報告−」
    • 高木啓夫 「米占いと託宣と −土佐いざなぎ流祈祷について−」

 第130号(1980年8月30日)

  • 論説・報告
    • 井之口章次 「産神そして厠神」
    • 鈴木満男 「清明と卯月八日 −比較民俗学における中国モデルの周辺−」
    • 小野重朗 「夏正月と大隅の民俗」
    • 奥野広隆 「山の神・田の神去来のこと −熊本県芦北地方一事例の再検討−」
    • 岩田勝 「宝永期における荒神のいわれ」
    • 田地春江 「備後三原地方の妙見信仰」
    • 佐久間惇一 「越後の昔話の来訪者伝承について」
    • 斎藤卓志 「洞田・棚田の潅漑慣行」

 第131号(1980年10月20日)

  • 論説・報告
    • 中村康隆 「悪口と哄笑 −祭儀の心核と外装−」
    • 野沢謙治 「大木の秘密話における再生木のモチーフについて」
    • 千葉徳爾 「会津高田の市立方式についての修験の巻物」
    • 崎原恒新 「久高島とイザイホー」
    • 奥野広隆 「オロ漁 −熊本県の原始川漁法−」
    • 長沢利明 「佐渡莚場の近隣集団 −新潟県佐渡郡赤泊村莚場−」

 第132号(1981年1月20日)

  • 論説・報告
    • 古家信平 「火神の移灰」
    • 長沢利明 「氏神祭祀と当屋制 −茨城県鹿島郡旭村箕輪地区−」
    • 岩田英彬 「狸 −小神としての存在−」
    • 畑聰一郎 「年中行事の社会的機能 −八丈島の事例から−」
    • 嶋田忠一 「象潟町横岡のサエの神行事その他」

 第133号(1981年2月20日)

  • 論説・報告
    • 小野重朗 「山の神の地域性」
    • 鳥越皓之 「トカラ列島の焼畑農業技術についての覚書」
    • 矢口裕康 「日向の河童伝承 −伝承存在と意識−」
    • 潮地悦三郎 「日本の再生信仰 −遠地再生型について」
    • 学校教育特別委員会 「学校教育と民俗学 −日本民俗学会学校教育特別委員会報告−」

 第134号(1981年4月30日)

  • 第32回年会シンポジウム 「都市の民俗−城下町を中心に−」 司会:天野武・宮田登
    • 小林忠雄 「伝統都市における民俗の構造(2) −金沢の民間信仰を中心に−」
    • 岩本通弥 「鳶の社会史 −城下町古河の社会と民俗−」
    • 倉石忠彦 「マチの民俗と民俗学 −都市民俗学成立の可能性−」
  • 論説・報告
    • 小倉学 「能登半島における祭祀」
    • 高松敬吉 「下北地方の死霊観 −「子持ち石」の伝承−」

 第135号(1981年6月30日)

  • 論説・報告
    • 漆間元三 「振茶の習俗とその周辺」
    • 内田賢作 「埼玉のカマド荒神信仰について」
    • 中山薫 「コンガラ考 −備前における巫女の存在形態−」
    • 湯浅照弘 「川舟と河川操舟」

 第136号(1981年8月31日)

  • 特集 日本民俗学の研究動向 昭和54・55年
    • 桜井徳太郎 「総説 −動向と展望−」
    • 上野和男 「村制と族制」
    • 井之口章次 「通過儀礼」
    • 小川直之 「生業」
    • 大島暁雄 「衣・食・住」
    • 佐藤良博 「年中行事」
    • 宮本瑞夫 「芸能」
    • 野村純一 「口承文芸」

 第137号(1981年9月30日)

  • 論説・報告
    • 岩崎敏夫 「ハヤマとモリノヤマの考察」
    • 小野重朗 「潮石・水石儀礼 −石のおかず考−」
    • 佐藤米司 「岡山市野殿の墓制 −家屋敷に隣接する墓地と死穢の忌みの問題−」
    • 小泉威士 「民間伝承と史実 −坂上田村麻呂将軍の伝説と史実を中心として−」
    • 菊池武 「民間宗教の伝播と遊行聖 −とくに特殊念仏を中心として−」

 第138号(1981年11月30日)

  • 論説・報告
    • 大島建彦 「疫神歓待の伝承」
    • 伊藤良吉 「御講組と土地割慣行 −愛知県海部郡大治町のムラ構造を求めて」
    • 鶴岡静夫 「柳田國男の伝説研究」
  • 奄美大島字検村芦検調査報告
    • 金森理江 「葬制にみる家族・親族」
    • 根本佐恵子 「世界観の一考察」
    • 桜井徳太郎 「櫃石島のミサキギリ」

 第139号(1982年1月30日)

  • 論説・報告
    • 岩田勝 「神楽事における託宣型と悪霊強制型」
    • 渡辺友千代 「備後三原地方の妙見神楽について」
    • 長沢利明 「地荒神信仰における民俗変容 −愛知県幡豆郡幡豆町洲崎の事例−」
    • 奥野広隆 「熊本県南部の鍬入れ」
    • 中山薫 「法相修験の存在」

 第140号(1982年3月30日)

  • 論説・報告
    • 鈴木正崇 「対馬・木坂の祭祀と村落空問」
    • 橋本武 「カッチキ百姓」
    • 大島暁雄 「上総掘りの成立と展開」
    • 西海賢二・古家信平 「研究動向 民俗宗教(上)」

 第141号(1982年5月31日)

  • 論説・報告
    • 岡谷公二 「柳田国男とアナトール・フランス」
    • 三渡俊一郎 「シャグジ(社宮神)の始源に関して」
    • 小松清 「霊送り習俗に関して −千葉県成田市・東京都大田区の民俗調査から−」
    • 野沢謙治 「身体のフォクロア −糞尿・ツバ・裸・髪−」
    • 西海賢二・古家信平 「研究動向 民俗宗教(下)」

 第142号(1982年7月31日)

  • 特集 宮座
    • 上井久義 「宮座の原初形態に関する一考察」
    • 月光善弘 「無夷山篦峰寺一山における座祭祀 −宮城県遠田郡涌谷町篦岳−」
    • 山中清次 「栃木県の宮座」
    • 中沢成晃 「湖北の宮座 −木之本町杉野の「おこない」−」
    • 久下隆史 「村落の成立と宮座 −兵庫県多紀郡今田町−」
    • 三浦秀宥 「岡山地方の宮座とその特徴」

 第143号(1982年9月30日)◆◆◆◆

  • 論説・報告
    • 小野重朗 「産育儀礼にみる試練と命名」
    • 勝田至 「修験者の妻帯起源伝承をめぐって −昔話「夫婦の因縁」の中世的展開−」
    • 畑聰一郎 「組と講 −山口県角島における小地域集団−」
    • 内田賢作 「民俗工芸の意義と民俗工芸室の活動」
    • 湯浅照弘 「高瀬舟船頭の生活」

 第144号(1982年11月30日)

  • 論説・報告
    • 下野敏見 「トカラの聖地と世界観」
    • 森雅雄 「オヤダイマツ −丹後半島一村落における親族組織と葬送儀礼−」
    • 増田勝機 「誕生日を祝う習俗並びに初誕生のエラビドリ習俗について」
    • 大友義助 「山形県金山町のめぐり地蔵について」
    • 牧野真一 「民間信仰の地域差 −関東の屋敷神について−」

 第145号(1983年1月30日)

  • 論説報告
    • 大島暁雄 「民具研究の視点 −民俗技術論の試み−」
    • 武田正 「通夜の昔語り」
    • 小松俊雄 「オヤシマイ習俗 −栃木県の八溝山系を中心に−」
    • 田地春江 「備後西城 −八鳥地区の神々−」

 第146号(1983年3月30日)

  • 論説報告
    • 小澤俊夫 「異類婚姻譚にみられる動物の姿」
    • 神野善治 「建築儀礼と人形 −河童起源譚と大工の女人犠牲譚をめぐって−」
    • 久下隆史 「榜示としてのサイノカミ」
    • 佐久間惇一 「恙虫をめぐる信仰の諸相」
    • 近藤直也 「節分の篭」

 第147号(1983年5月30日)

  • 論説報告
    • 永留久恵 「対馬の天道地」
    • 田中眞治 「岡山県の御鳥喰の事例 −とくに玉野市碁石の場合−」
    • 入江 「ムケゼックの系譜」◆◆◆◆
    • 野沢謙治 「続・身体のフォークロア −強食・大食の論理−」

 第148号(1983年7月30日)

  • 特集 日本民俗学の研究動向 昭和56・57年
    • 宮田登 「総説 −民俗学の新しい潮流−」
    • 鳥越皓之・伊藤廣之 「村制・族制」
    • 田中正明 「通過儀礼」
    • 神野善治 「生業」
    • 小林梅次 「衣食住」
    • 内田賢作 「年中行事」
    • 宮本袈裟雄 「民間信仰」
    • 福田晃 「口承文芸」
    • 倉石忠彦 「地方史と民俗学」

 第149号(1983年9月30日)

  • 論説報告
    • 長沢利明 「久米島の洗骨習俗から」
    • 小野寺正人 「陸前牡鹿半島の大網漁」
    • 原英子 「鏡山麓の信仰 −イロハ森を中心に−」
    • 永留久恵 「天道の祭祀」

 第150号(1983年11月30日)

  • 論説報告
    • 下野敏見 「建築儀礼の特色と問題点」
    • 永留久恵 「天道信仰の本質」
    • 桜井徳太郎 「モウリョウ信仰の基盤 −とくに非業の死霊と供養儀礼について−」◆◆◆◆
    • 桑田敦子 「地方小都市における団地のつきあい関係 −能本県人吉市鶴田団地の事例−」
    • 荒松憲昭 「線刻絵画の考察」
    • 門屋光昭 「隠し念仏と固有信仰 −隠し念仏篤信地域の民俗をめぐって−」