アルブレヒト・レーマン氏招聘関西学院大学国際シンポジウム

〈語り〉研究の最前線―日常・経験・意識をめぐる方法

開催日時:2010年9月26日(日) 13:00〜16:50
開催会場:関西学院大学西宮上ケ原キャンパスG号館301号教室
プログラム:
基調レクチャー
アルブレヒト・レーマン(ハンブルグ大学終身教授 民俗学)
「ムードと空気―意識分析のコンテキストにおける記憶とナラティヴに及ぼす影響」
コメンテーター:
田中きく代(関西学院大学文学部教授 アメリカ近代史)
ハンス・P・リーダバッハ(関西学院大学社会学部教授 哲学)
池埜聡(関西学院大学人間福祉学部教授 社会福祉学)
八木康幸(関西学院大学文学部教授 民俗学・文化地理学)
島村恭則(関西学院大学社会学部教授 民俗学)
カリン・ヘッセ(ハンブルク大学研究員 民俗学)
司会:山泰幸(関西学院大学人間福祉学部准教授 民俗学)
主催:関西学院大学人間福祉学部研究会/共催:日本民俗学会

アルブレヒト・レーマン(Albrecht Lehmann)氏について

 1939年生まれ。ドイツ・ハンブルグ大学終身教授。レーマン教授は語りや自伝の収集を通じ、戦争引き揚げ者・自然環境・労働者などの主題に取り組んできました。その方法は「日常の語り」の厳密な分析から、「意識」(≒心意)を析出する手法を構築したことで、現代ドイツを代表する民俗学者として知られています。
 主著は、『ある労働者村の生活』(1976)、『語りの構造とライフコース―人生・自伝研究』(1983)、『捕虜生活と帰郷―ソ連のドイツ人戦争捕虜』(1986)、『心ならずも異国を棲家として―1945-1990年西ドイツの難民と故郷追放者』(1991)、『人間と樹木―ドイツ人とその森』(1999)、『経験について話すということ―語りの文化科学的意識分析』(2007)。このうち『人間と樹木』は、『森のフォークロア―ドイツ人の自然観と森林文化』として邦訳出版されています。
4588008250 森のフォークロア―ドイツ人の自然観と森林文化 (叢書・ウニベルシタス)
Albrecht Lehmann
識名章喜・大淵知直 訳
法政大学出版局 2005-10

関連リンク

Albrecht Lehmann - ハンブルグ大学 民俗学/文化人類学研究所
関西学院大学