学会主催/共催事業(2016年)
2016年(暦年)に日本民俗学会が主催(または他の関連学会と共催)で開いたシンポジウムの情報やその他の研究・普及事業です。
東北民俗の会2月例会 卒業論文発表会(日本民俗学会談話会共催)日時:2016年2月20日(土) 13:30〜
会場:東北大学川内南キャンパス 文科系総合講義棟(キャンパス内配置図 C19)第一小講義室
共催:東北民俗の会【プログラム】
あいさつ(川島秀一/日本民俗学会研究会担当理事)13:35〜14:10 前田諒(東北学院大学大学文学部)
「牛の角突きと山古志の人々のくらし ―新潟県中越地震以降の新たなつながり作り―」14:10〜14:45 葛西栄美子(弘前大学人文学部)
「民間宗教者の知識と実践 ―カミサマ系巫者とその周縁―」15:00〜15:35 磯沼萌(弘前大学人文学部)
「青森県下北地方におけるテラ再考」15:35〜16:10 鈴木琳子(東北大学文学部)
「シャマニズム的土壌における民俗宗教の生成 ―宮城県石巻市の事例から―」問い合わせ先:
東北民俗の会事務局
〒980-8576 仙台市青葉区川内27-1
東北大学大学院文学研究科宗教学研究室気付
E-mail: jimukyoku★tohokuminzoku.com(★は@に変えて下さい)
URL: http://www15.plala.or.jp/tohokuminzoku/
京都民俗学会談話会 卒業論文報告会(第7回/日本民俗学会共催)日時:2016年2月28日(日) 10:30〜17:00
会場:佛教大学(京都市北区紫野北花ノ坊町96) 1号館4階415教室
共催:京都民俗学会【プログラム】(報告30分・質疑応答10分を目安とします
10:30 開会10:35〜11:15 久保匠平(佛教大学歴史学部)
「田辺祭 ―構造とそれを支える人々―」11:20〜12:00 北澤志織(天理大学文学部)
「藁馬行事の民俗学的考察 ―種類と分布を中心に―」13:00〜13:40 安井萌(関西学院大学社会学部)
「ストーリーテリングとネオ・フォークロア ―市民民俗学の可能性―」13:45〜14:25 山本希愛(立命館大学文学部)
「水産加工品に関する土産物の成立 ―愛知県豊橋市名産ちくわを事例として―」14:30〜15:10 児玉裕佳(関西学院大学社会学部)
「死霊と遺品 ―伊勢・志摩における新亡祭祀をめぐって―」15:25〜16:05 尾崎結衣(佛教大学歴史学部)
「三井寺の龍・蛇と梵鐘」16:10〜16:50 伊藤大生(天理大学文学部)
「白山信仰における竜神伝承 ―越前の伝承からみた九頭竜の位相―」16:50〜17:00 講評
※閉会後懇親会(佛教大学生協食堂、参加については当日確認)
※事前申し込み不要。
※会員は参加費無料、会員以外からは300円頂戴いたします。問い合わせ先:
京都民俗学会事務局
〒603-8301 京都市北区紫野北花ノ坊町96
佛教大学歴史学部 八木研究室
URL: http://kyoto-minzoku.jp/
京都民俗学会第285回談話会=第3回修士論文報告会(日本民俗学会共催)日時:2016年3月20日(日) 14:20〜17:00
会場:京都市職員会館かもがわ 3階大多目的室
共催:京都民俗学会・日本民俗学会【プログラム】(報告50分・質疑応答20分を目安とします
14:20 開会14:25〜15:35 星優也(佛教大学大学院文学研究科仏教文化専攻)
「『神祇講式』の言説と儀礼 ―神楽祭文における中世神道説の変貌をめぐって―」15:45〜16:55 弘蔵勝久(佛教大学大学院文学研究科日本史学専攻)
「くじゅう連山の山岳信仰をめぐる歴史と民俗」16:55〜17:00 講評
※閉会後懇親会(参加については当日確認)
※事前申し込み不要。
※会員は参加費無料、会員以外からは300円頂戴いたします。問い合わせ先:
京都民俗学会事務局
〒603-8301 京都市北区紫野北花ノ坊町96
佛教大学歴史学部 八木研究室
URL: http://kyoto-minzoku.jp/
日本民俗学会・ドイツ民俗学会共催国際シンポジウム「現代社会と民俗学」
■ 開催のご案内と発表者の公募について(2016年4月6日)
昨年(2015年)11月、日本民俗学会は、ドイツ民俗学会と研究交流を目的とする協定を結びました。その後、Johannes Moser(ヨハネス モーザー)会長と協議を重ね、本年10月にMoser会長の勤務するミュンヘン大学において、下記の要項により、両学会共催による国際シンポジウムを開催することとなりました。
つきましては、発表者を公募いたしますので、希望者は学会事務局に応募していただきますよう、お願い申し上げます。若手の研究者を含めて、皆様の応募をお待ちしています。
- ◇会期と会場:
- 2016年10月28日(金)・29日(土) ミュンヘン大学にて研究集会
- 2016年10月30日(日) ミュンヘンにてエクスカーション
- *原則として日本側発表者は、27日(木)ミュンヘン着、31日(月)ミュンヘンより帰国を共通日程といたします。
- ◇研究集会のテーマ
- 「現代社会と民俗学」を全体のテーマとして、下記の内容の発表とする。
- ▽都市と民俗、都市の民俗
- ▽移民、災害、戦争
- ▽文化遺産
- ▽現代を研究する人文科学としての民俗学の理論
- ◇人数・発表時間:
- 約5名、1人約30分。発表言語=日本語・ドイツ語・英語
- *ドイツ側の発表者も5名程度の予定です。
- *発表時のパワーポイント(スライド)、配布レジュメ等は、ドイツ語または英語とし、各自で作成していただきます。
- ◇費用:往復旅費(航空費等)、宿泊費(1泊約1万5000円)・食費等は、発表者負担
- ◇日本語発表原稿A4(40字×40行)-13枚程度をドイツ語訳の原稿とともに、8月28日(日)までに日本民俗学会事務局(folklore★post.nifty.jp:★は@に変える)に提出
- *ドイツ民俗学会に、ドイツ語訳を依頼することも可能ですが、その場合は、翻訳費として250ユーロをお支払頂きます。ドイツ語への翻訳を依頼する場合には、8月7日(日)までに日本民俗学会宛にms-wordファイルにより日本語原稿を提出いただきます。
上記の要項により、開催いたしますので、発表希望者は4月25日(月)までに、発表予定タイトル(日本語・英語の両言語)と、要旨・日本語約400字を添え、名前・連絡先・所属等を明記して、学会事務局(folklore★post.nifty.jp:★は@に変える)にメール+添付ファイル(ms-word)により、応募してください。メールのタイトルは「日独民俗学会研究集会2016に応募します」としてください。
応募者が多数の場合は、日本民俗学会理事会が、タイトルと要旨により選考いたします。発表の可否は、5月中に応募者にメールにより、連絡いたします。
*本件問い合わせ先:日本民俗学会事務局 担当・国際交流理事 松尾・島村
国際シンポジウム「民俗から考える東アジア世界の現在 ―資源化、災害、人の移動―」
第887回談話会と併催
- 開催日程:2016年7月23日(土)〜24日(日)
- 開催会場:福岡大学中央図書館1階多目的ホール
- (福岡市城南区七隈8-19-1、福岡市地下鉄七隈線「福大前」駅下車、徒歩5分)
- 開催にあたって:
- 急速な経済発展を遂げた中国は、現在、国際社会にも大きな影響を与えるようになっている。しかしながら、経済や政治分野での注目に比して、地域レベルの文化やひとびとの生活には、充分、目が向けられていない。本シンポジウムでは、日本・中国大陸・台湾の研究者が「民俗文化の資源化」「人の移動」「災害」を切り口として、中国における生活・精神文化の現在を考えるとともに、東アジア世界のなかでのその影響や意義についても検討する。
- 詳細はこちらをクリックして下さい。
日本民俗学会・ドイツ民俗学会共催国際シンポジウム「現代社会と民俗学」
■ 会期・会場とプログラムのお知らせ(2016年10月24日、2016年10月25日修正)
本年10月に開催いたします、日本民俗学会・ドイツ民俗学会共催の国際シンポジウムにつき、4月に発表者を公募いたしましたが、日本側・ドイツ側両方の発表者が決定し、プログラムが作成されましたので、お知らせいたします。
- 日独民俗学会共催:国際シンポジウム
- "Perspectives and Positions of Cultural and Folklore Studies in Japan and Germany"
- 「ドイツと日本における民俗学の視点と位相」
- ◇会期と会場:
- 2016年10月28日(金)・29日(土) ミュンヘン大学にて国際シンポジウム
- 2016年10月30日(日) ミュンヘンにてエクスカーション
- ◇プログラム:
- 第1日(2016年10月28日(金))
- 09:00 挨拶
- 09:30-10:15 Makoto Oguma(小熊誠/日本民俗学会前会長、神奈川大学教授)
- War and Folklore: Okinawan Folk Culture after World War II/戦争と民俗学 ―沖縄の民俗文化と第二次世界大戦―
- 10:45-11:30 Silke Göttsch(キール大学教授)
- ヨーロッパエスノロジー・文化人類学:その位置付けを巡って
- 11:30-12:15 Takanori Shimamura(島村恭則/関西学院大学教授)
- What is Minzokugaku?/民俗学とは何か
- 13:45-14:30 Yutaka Suga(菅豊/東京大学教授)
- The Silent Violence: Urban River, Invisible Barrier, and Vulnerable Groups in Japanese Society/静かなる暴力―日本社会における都市河川、見えない壁、そして弱者
- 14:30-15:15 Johannes Moser(ドイツ民俗学会会長、ミュンヘン大学教授)
- 現在の民俗学的都市研究のアプローチ
- 15:45-16:45 ポスター・プレゼンテーション
- 17:00-17:45 Markus Tauschek(フライブルク大学教授)
- 文化遺産:過去の現在化への文化人類学的視角
- 17:45-18:30 Takehisa Kadota(門田岳久/立教大学准教授)
- Spiritual Tourists and Secular Pilgrims: An intersection of Religion and Tourism in a World Heritage Site in Japan/聖なる観光客と世俗的巡礼者:日本の文化遺産における宗教とツーリズムの交錯
- 第2日(2016年10月29日(土))
- 09:15 挨拶
- 09:30-10:15 Katsumi Nakao(中生勝美/桜美林大学教授)
- The Social Role of Japan Folklore during the WWII and after the War era : Comparative studies of responsibility of war between Japan and German Folklore/戦中・占領期における日本民俗学の社会的役割:日独民俗学の戦争責任をめぐる比較
- 10:45-11:30 Nobuhiro Masaoka(政岡伸洋/東北学院大学教授)
- The Great East Japan Earthquake and a Research Perspective in Folklore Studies/東日本大震災と民俗学の研究視角
- 11:30-12:15 Reinhard Johler(テュービンゲン大学教授)
- 震災の文化:ドイツ語圏の民俗学・文化研究におけるそれらへの視角
- 13:45-14:30 Koichi Matsuo(松尾恒一/国立歴史民俗博物館教授)
- Faith and ritual by Overseas Chinese in Japan and Japan-China-Taiwan relations/日本華僑の媽祖・関帝信仰と日中台関係 ―国際関係のなかでの信仰と儀礼―
- 14:30-15:15 Hiroya Yoshitani(由谷裕哉/小松短期大学教授)
- Anime Pilgrims and War/アニメ聖地巡礼者と戦争
- 15:45-16:45 ポスター・プレゼンテーション
- 17:00-17:45 Walter Leimgruber(バーゼル大学教授)
- ドイツ語圏の文化人類学における移民研究
- 17:45-18:30 Hiroki Okada(岡田浩樹/神戸大学教授)
- Folklore (Ethnology) on conflict between localized multi-culturalism and counter-nationalism in Japan/多文化主義のローカル化と対抗的ナショナリズムの相克に関する予備的考察
- 19:30 懇親会
- ※ポスタープレゼンテーションは、日本側は、谷岡優子(関西学院大学大学院博士課程)・小泉優莉菜(神奈川大学大学院博士課程)・川松あかり(東京大学大学院博士課程)の3名
- 第3日(2016年10月30日(日))=エクスカーション
*本件問い合わせ先:日本民俗学会事務局
本シンポジウム実行委員:島村恭則・松尾恒一・小熊誠・及川祥平・クリスチャン ゲーラット(Christian Göhlert)