談話会開催記録-2008年 第833回〜第838回
第833回 日本民俗学会談話会 2007年度民俗学関係卒業論文発表会
- 日時: 2008年3月9日(日) 13:30〜17:30
- 場所: 成城大学 3号館311・321・322教室
(小田急線「成城大学前」駅北口下車、徒歩3分)
- A会場(311教室)
- 13:30-13:55 「水塚の環境民俗学的研究」 金子祥之(早稲田大学)
- 14:00-14:25 「愛知県弥富市における金魚養殖の研究」 石川晶子(愛知学院大学)
- 14:30-14:55 「農業を選択した者の仕事への誇り―山形県鶴岡市藤島町を中心に―」 近藤薫子(筑波大学)
- 15:00-15:25 「町工場でのブラケット製作におけるモノグラフ」 飯島賢介(ものつくり大学)
〔休憩 10分〕
- 15:35-16:00 「職業文化と差別をめぐる言説―と畜場を中心として―」 立川仁美(慶應義塾大学)
- 16:05-16:30 「食生活と地域社会―寒天を中心にして―」 本間沙織(東京家政学院大学)
- 16:35-17:00 「食品保存と収納空間の変容―電気冷蔵庫の登場―」 嶋田明日香(お茶の水女子大学)
- 17:05-17:30 「但馬養父の地域おこしと民俗―葛畑農村歌舞伎の復活を中心に―」
中島菜那(佛教大学)
- B会場(321教室)
- 13:30-13:55 「新潟県妙高市における木曽御嶽信仰」 荒川万利恵(筑波大学)
- 14:00-14:25 「地域レベルの招魂社について―東京都内を事例として―」 武田智彦(成城大学)
- 14:30-14:55 「ベットウと神社祭祀―岩手県旧安代町の事例から―」 山本拓朗(弘前大学)
- 15:00-15:25 「ジガミ祭祀とその要因―新潟県佐渡市下川茂の事例から―」 大橋由実(新潟大学)
〔休憩 10分〕
- 15:35-16:00 「弘前市郊外のオシラサマ祭祀の現在―祭祀者の経験と解釈をめぐって―」 岩崎純愛(弘前大学)
- 16:05-16:30 「『定義如来夏まつり』と地域社会」 若林俊介(東北大学)
- 16:35-17:00 「祭りにみるムラ内部の対抗関係」 川口あゆみ(新潟大学)
- 17:05-17:30 「障害児と健常児とが共に学ぶことの意義―支えあう社会をつくるために―」 佐藤愛実(成城大学)
- C会場(322教室)
- 13:30-13:55 「正月と魂祭り」 山口拓真(國學院大學)
- 14:00-14:25 「火祭りの民俗学的研究」 相場朋子(日本女子大学)
- 14:30-14:55 「浦島伝説の展開」 山田栄克(國學院大學)
- 15:00-15:25 「木遣り唄の研究―川崎市における伝承と系譜をめぐって―」 西井美雪(二松学舎大学)
〔休憩 10分〕
- 15:35-16:00 「ことばからみる文化の境界線―広域地名『湘南』を事例として−」 平澤尚威(玉川大学)
- 16:05-16:30 「配偶定住者と地域の国際化―ライフヒストリーから見る多文化共生のヒント―」 高橋ゆき(敬和学園大学)
- 16:35-17:00 「野宿者にみる日本の貧困と自立―横浜・寿町を例に―」 中塚孝幸(慶應義塾大学)
- 発表:20分間/質疑応答:5分間
- 会員の方へのご案内ハガキに一部訂正があります:
C会場7番目題目
(誤)「野宿宿にみる」
↓
(正)「野宿者にみる」
第834回 日本民俗学会談話会 2007年度民俗学関係修士論文発表会
- 日時: 2008年5月11日(日) 13:00〜17:40
- 場所: 成城大学 3号館2階321・322教室
(小田急線「成城大学前」駅北口下車、徒歩3分)
- A会場(321教室)
- 13:00-13:40 「酒造出稼ぎの現代的位相と農村社会の変容―岩手県紫波町志和地区の『南部杜氏』を事例に―」 岩舘 岳(東北学院大学大学院文学研究科)
- 13:45-14:25 「若者と奉公人の近代―津軽地方におけるカリコ慣行とイエ―」 北浦 直(弘前大学大学院人間社会科学研究科)
- 14:30-15:10 「『三代でつぶれる』商家の不安をめぐる民俗誌―城下町柳川の暖簾と世間―」 塚原伸治(筑波大学大学院人文社会科学研究科)
〔休憩 10分〕
- 15:20-16:00 「『郷土玩具』の変遷―キジグルマを事例として―」 牟田悦子(武蔵大学大学院人文科学研究科)
- 16:05-16:45 「劇場の民俗学的研究」 吉田洋子(國學院大学大学院文学研究科)
- B会場(322教室)
- 13:00-13:40 「雷をめぐる民俗―板倉雷電神社の信仰を中心として―」 林 洋平(成城大学大学院文学研究科)
- 13:45-14:25 「伝統の生成過程にみる都市民俗の可能性―恵方巻を事例として―」 沓沢博行(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科)
- 14:30-15:10 「医療と信仰のはざま―健康希求行動にみる受容と非受容―」 佐々木清志(東北大学大学院文学研究科)
〔休憩 10分〕
- 15:20-16:00 「町づくりの『実践』に関する民俗学的研究―岡山県井原市美星町『中世夢が原』の事例から―」 川野裕一朗(慶應義塾大学大学院社会学研究科)
- 16:05-16:45 「川上村の後南朝伝承と朝拝式―その変遷を材料に、研究者と文化財行政のあり方を考える―」 何谷有美(奈良女子大学大学院人間文化研究科)
- 発表 30分間/質疑 10分間
第835回 日本民俗学会談話会(日本民俗学会第60回年会プレ・シンポジウム)
- 発表要旨はこちらからご覧ください
- 日時: 2008年7月13日(日) 13:30〜17:00
- 場所: 成城大学3号館2階321教室
(小田急線「成城大学前」駅北口下車、徒歩3分)
- タイトル: 「新国学談」再考へ向けて
- パネリスト: 坂井美香(新潟)・渡部圭一(埼玉)・田中藤司(東京)・福持昌之(滋賀)
- コーディネーター: 佐野賢治(茨城)
- 【趣旨】
柳田國男の「新国学談」は、戦中戦後の混乱期にあって、氏神信仰を中心として日本人の信仰や文化の特質を追求するために構想されたものであった。本シンポジウムでは、「先祖」、先祖祭祀を中心とした「供養」、「祭り」などをキー・ワードとして、60年前の柳田の問題意識を今日の現実社会にどう反映させることができるのかを探り、10月開催の第60回年会公開シンポジウム(「新国学談」再考)へ向けて問題意識を共有してゆくことをねらいとするものである。(詳細は後日、年会ホームページにて公表)
- 問い合わせ先:
- 日本民俗学会第60回年会実行委員会(熊本大学文学部総合人間学科 民俗学研究室内)
- suhiro@kumamoto-u.ac.jp
第836回 日本民俗学会談話会 シリーズ・さらば「民俗学」―新しい《民俗学》の再構築に向けて―(第1回)
- 日本民俗学会と海外諸国の民俗研究者や団体との国際交流の実現に向けて、国際交流担当理事企画によるシリーズ発表を開催します。
- 発表要旨はこちらからご覧ください
- 日時: 2008年9月14日(日) 13:30〜17:00
- 場所: 成城大学3号館2階321教室
(小田急線「成城大学前」駅北口下車、徒歩3分)
- 報告者:
- 渡邊 欣雄 「タイトルの解説と理事会企画について」
- 菅 豊 「Folklore(アメリカ民俗学)と民俗学(Japanese Folklore)の対照―民俗学は変わらねばならない―」
- 法橋 量 「〈民俗〉の学から〈日常〉の学へ―ドイツ民俗学の挑戦―」
- 第2回は報告者に岩竹美加子氏(ヘルシンキ大学)、コジュリーナ・エレーナ氏(慶應義塾大学大学院)を迎えて、2009年1月11日に開催する予定です。
第837回 日本民俗学会談話会(寺社参詣をめぐる庶民文化 ─歴史学・民俗学・地理学の視点から―)
- 発表要旨はこちらからご覧ください
- 日時: 2008年11月9日(日) 13:00-17:00
- 場所: 成城大学3号館2階321教室
(小田急線「成城大学前」駅北口下車、徒歩3分)
- パネリスト:
- 原淳一郎(歴史学)
- 中山和久(民俗学)
- 筒井裕(地理学)
- コーディネーター: 西海賢二
- 【概要】
近年、寺社参詣の研究動向をめぐってさまざまな方向性が見出されつつあります。
今回は歴史学(関東地方の山岳信仰など)、民俗学(巡礼・不動信仰など)、地理学(鳥海山信仰など)の報告をもとに、寺社参詣研究の新たな展開を試みます。
第838回 日本民俗学会談話会(民俗文化財保護行政の現状と課題 現場からの報告)
- 発表要旨はこちらからご覧ください
- 日時: 2008年12月14日(日) 10:30-17:00
- 場所: 成城大学3号館2階321教室(小田急線「成城大学前」駅北口下車、徒歩3分)
- 報告:
- 板橋春夫「守る・伝える・育てる 群馬の伝統文化継承事業の試み」
- 関 孝夫「失われていく意識と組織 桑名市・上尾市の祭り行事の継承をめぐって」
- 米田 実「伝承の場を見つめる 甲賀市の事例から」
- 清水満幸「地域博物館の民俗継承へのかかわり?萩博物館の事例」
- 長谷川嘉和「無形の民俗の保護をめぐって」
- 概要:
民俗文化を保持してきた地域社会は、近年大きく変容を遂げつつあります。それにより民俗文化継承の場ではさまざまな課題が生じています。それは当該社会そのものの課題であると同時に、それらにかかわってきた民俗文化財保護行政や民俗研究の課題でもあります。さまざまな立場で民俗文化財保護に携わる方たちの事例報告をもとに、民俗文化財保護行政の現状と課題を検証する端緒とします。