各種研究集会のお知らせ(開催日順)

このページは、会員の皆さんから寄せられた、研究会、学会または研究・教育機関等が開催する研究集会のご案内です。デザイン上若干変更させていただく場合もございますが、原則として寄せられた情報をそのまま掲載しています。内容についてのお問い合わせは、それぞれの問い合わせ先に直接お願いいたします。またこのページに情報を掲載したいかたは、こちらをご覧下さい

「写真アーカイブがつなぐコミュニティ」(2025年11月12日掲載)

第29回常民文化研究講座/創立100周年記念事業 日本常民文化研究所の100年

開催日時:2025年12月6日(土)13:00〜17:15
開催会場:神奈川大学横浜キャンパス3号館 305講堂 Zoom同時開催(申込制) 〒221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1
(東急東横線「白楽駅」または「東白楽駅」下車 徒歩13分 http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/access/
趣旨:
本講座では、写真のアーカイブ化における近年の新たな取り組み実践に焦点をあてる。そうしたアーカイブ実践において、写真を撮る側、撮られる側、アーカイブ化する側、見る側それぞれの人びとが過去の記録とどのように向き合い、共有し、相互の関係性を生み出しているのだろうか。撮る側の共有だけでなく、撮られる地域コミュニティとの協働によってアーカイブがどのように形成されているのか、さらにそれらの写真を共に見る人びとのあいだでどのような新たな語りや関係性が生まれているのか、写真のアーカイブ化がつなぐコミュニティの可能性について探りたい。
プログラム:
趣旨説明 高城玲(神奈川大学日本常民文化研究所)
基調講演
「写真アーカイブズの共有を通じたコミュニティとの協働──フォーラム型情報プロジェクトの経験から」吉田憲司(国立民族学博物館名誉教授)
報告1
「歴史の記録者として──写真アーカイブと歩んだ15年」
貴志俊彦(ノートルダム清心女子大学、京都大学名誉教授)
報告2
「金港一流の写真師──前川謙三とその時代」
 吉田律人(横浜都市発展記念館)
報告3
「地域と映像をめぐる外と内の視線 ──地域映像アーカイブが明らかにすること」
 原田健一(新潟大学)
報告4
「創造のための/としてのコミュニティ・アーカイビング──せんだいメディアテークと京都市立芸術大学の実践から」佐藤知久(京都市立芸術大学)
総合討論
コメント 菊地暁(京都大学)
関連事業
また、当日には関連事業として開催中の企画展「日本常民文化研究所の100年 —人々の生き方を問う知の博物誌」のギャラリートークも開催する予定です。
[日時]12月6日(土)11:00〜12:00
[会場]3号館1階 企画展示室
[解説]丸山泰明(日本常民文化研究所 所員)
主催:神奈川大学日本常民文化研究所
問い合わせ先:
神奈川大学日本常民文化研究所
担当所員 高城 玲 事務担当 平田茉莉子
Email: jomin-kouza29★kanagawa-u.ac.jp
(★は@に変えて下さい)
TEL:045-481-5661(代表)Fax:045-413-4151
〒221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋 3-27-1
その他の情報:
【事前申込・参加無料】
下記よりお申込みください。
http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/exhibition/list/251206.html

しんりがく研究会「ケアする人のケアを考える──「制度」面での支援に関わる人の負担感」(2025年12月1日掲載)

開催日時:2025/12/6(土)14時から16時 ※アーカイブ配信有
開催会場:オンライン(Zoomを利用)
プログラム:
このたび、「しんりがく研究会:ケアする人のケアを考える」を実施いたします。本研究会では、さまざまな形で私たちの身近に居り、また時に私たち自身でもある「ケアする人」たちに焦点を当てます。特に、「ケアする人」をどのようにケアしていくのか、そのためにどのように社会全体は変わる必要があるのかについて、いくつかのテーマから探求していきます。今回のテーマは、これまでと少し視点を変えて「ケアを支える裏方」です。
■発表タイトル:「制度」面での支援に関わる人の負担感
■発表概要:「ケアする人のケア」の議論にあたっては、介護や介助など、直接フィジカルなケアに携わる人びとの負担をいかに軽くしていくか、ということがまずもって重要です。しかしながら、現代社会におけるケアには、フィジカルなケア以外に膨大な「事務」や「手続き」が付随しています。これらは、人類学者のデヴィッド・グレーバーであれば「ブルシット・ジョブ」と呼んだものでしょう。
しかし、これらの「ブルシット・ジョブ」に関わる人びとも、実は思いのほか心理的に追い詰められているのではないでしょうか。発表者は民間企業や大学において、福祉やコミュニティ施策に関わる計画策定や調査など、いわば裏方の「事務的な後方支援」に携わってきましたが、ケアのためのいわば「事務的な後方支援」に回っている人びとのケアが等閑視され、その結果、現場でのケアにも悪影響が出かねない、という場面をしばしば見てきました。
もちろん「ブルシット・ジョブ」が温存される構造を擁護しようというものではありません。しかし、「ブルシット・ジョブ」と名指される現場で「支援」にあたっている人びとの状況も、また見過ごせないように発表者には思えます。本発表では、こうしたジレンマをどのように考え、解決していくことができるのか、発表者の経験を踏まえつつ、ご出席の皆様からコメント・アドバイスをいただきたいと思っております。
■発表者:辻本侑生(つじもと・ゆうき/静岡大学)
※司会は北本遼太(きたもと・りょうた/荒川出版会)が務めます。
主催:荒川出版会
問い合わせ先:
荒川出版会(北本遼太)
E-mail:arakawa.press★gmail.com(★は@に変えて下さい)
その他の情報:
■申し込み及びイベント詳細:https://ap251206.peatix.com/
■参加費:オンライン参加:1,500円

世の中の民俗学・民俗学における神奈川大学(2025年11月12日掲載)

開催日時:2025年12月13日
開催会場:神奈川大学横浜キャンパス3号館 205教室(神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1)
(1)東急東横線「白楽駅」または「東白楽駅」下車 徒歩13分
(2)横浜市営バスを利用、「神奈川大学入口」または「六角橋西町」下車
プログラム:
10:00-10:30 アドリアーノ・トルトリエッロ(Adriano Tortoriello)、アンドレア・カメッラ(Andrea Camerra)ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学アジア・北アフリカ学研究科修士課程 「20世紀南イタリアにおける民俗舞踊ータランテッラを事例に」
10:30-11:00 グレンダ・ルツァ(Grenda Luca)エトヴェシュ・ロラーンド大学(ELTE)人文学部日本学科修士課程 「ハンガリーの民俗文化:歴史と民俗伝統の概要」
11:00-11:30 ピャタエワ・アナスタシア(Piataeva Anastasiia)神奈川大学歴史民俗資料学研究科博士後期課程 「ロシア国民俗学の学史とその現在」
11:30-12:00 サイモン・ジョン(Simon John)神奈川大学職員兼神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科非常勤講師 「オーストラリアのフォークロア:3つの系統の衝突」
13:00-14:00 福田アジオ 国立歴史民俗博物館名誉教授 「日本の民俗学と神奈川大学」
14:00-15:00 全京秀 ソウル大学名誉教授・日本常民文化研究所客員研究員 「Back To 敬三!:万屋と餡パン」
15:00-15:30 余瑋(王ヘンに韋) 神奈川大学歴史民俗資料学研究科博士後期課程 「鏡としての学史研究 ― 中国民俗学の振り返り」
15:45-17:00 総合討論
主催:歴民学術ワークショップ実行委員会
共催:神奈川大学比較民俗研究会、歴史民俗資料学研究会
問い合わせ先:
歴民学術ワークショップ実行委員会:mkmk.rekimin.ku★gmail.com
(★は@に変えて下さい)
その他の情報:
全ての発表は日本語で行われる。会場・オンライン参加のいずれの場合も、懇親会への参加の有無を明記の上、11月30日(23:59)までにこちらのメールフォームからお申し込みください。https://forms.gle/6GTQmGGtcRT2S7gx7、または実行委員会公式メールアドレスmkmk.rekimin.ku★gmail.comまで連絡してください。
事前に申し込みをした会場参加者には特典がございます。資料代500円(現場支払い・現金のみ)。

京都民俗学会第44回年次研究大会(2025年12月1日掲載)

開催日時:2025年12月14日(日)10:20〜18:00
開催会場:佛教大学紫野キャンパス15号館 妙響庵ホール/オンライン(zoom)
プログラム:
7名の会員が研究発表を行います。
京都民俗学会ウェブサイト/第44回年次研究大会ページ
主催:京都民俗学会
問い合わせ先:
mail★kyoto-minzoku.jp
(★は@に変えて下さい)
その他の情報:
〇京都民俗学会会員の方
・対面参加、オンライン参加が可能です。対面参加の場合、受付で参加費1000円を頂戴します。参加登録は不要です。
〇京都民俗学会非会員の方、山・鉾・屋台研究会のメンバー以外の方
・対面参加のみ可能です。直接会場にお越し下さい。受付で参加費1000円を頂戴します。参加登録は不要です。