各種研究集会のお知らせ(2013年第4四半期・開催日順)
このページは、会員の皆さんから寄せられた、研究会、学会または研究・教育機関等が開催する研究集会のご案内です。デザイン上若干変更させていただく場合もございますが、原則として寄せられた情報をそのまま掲載しています。内容についてのお問い合わせは、それぞれの問い合わせ先に直接お願いいたします。またこのページに情報を掲載したいかたは、こちらをご覧下さい。
第242回明治大学社会構造研究会
- 日時:2013年10月4日(金) 18:00〜19:30
- 場所:明治大学駿河台校舎 グローバルフロント403J教室
- (千代田区神田駿河台1-1/アクセスマップはこちら)
- 発表者とタイトル:
- 小林宏至(日本学術振興会特別研究員(東北大学東北アジア研究センター))
- 「宗族が作られているとき―中国福建省客家社会における人物呼称の事例から―」
- 主催:明治大学大学院社会人類学研究室
- 問い合わせ先:
- 研究会幹事(宮内、山内)
- E-mail: meiji.anth★gmail.com(★は@に変えて下さい)
- その他の情報:参加費不要
龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)2013年度第3回国内シンポジウム
仏教と死者のゆくえ ―近現代の日本からの展望―
- 日時:2013年10月26日(土) 13:00〜17:30
- 会場:龍谷大学大宮学舎 清和館3階ホール
- プログラム:
- 13:00-13:10 開会挨拶
- 桂紹隆(龍谷大学文学部教授・BARCセンター長)
- 13:10-13:20 趣旨説明
- 碧海寿広(BARC・PD研究員)
- 13:20-14:05 「葬式仏教論のリバイバル/サバイバル―半世紀前と現在を比較して―」
- 土居浩(ものつくり大学准教授)
- 14:05-14:50 「伝統教団における死者供養儀礼の歴史的展開―曹洞宗を中心として―」
- 徳野崇行(駒澤大学非常勤講師)
- 14:50-15:05 休憩
- 15:05-15:50 「越境する『導師』たち―戦跡慰霊に対する仏教者の関わりについて―」
- 西村明(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
- 15:50-16:00 休憩
- 16:00-16:15 コメント1「近代仏教研究の視点から」
- 大谷栄一(佛教大学社会学部准教授)
- 16:15-16:30 コメント2「葬送・墓制研究の視点から」
- 岩田重則(中央大学総合政策学部教授)
- 16:30-17:20 総合討論
- 17:20-17:30 閉会の挨拶
- 木田知生(龍谷大学文学部教授・BARC副センター長)
- 問い合わせ先:
- 龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
- TEL:075-343-3808
- URL: http://barc.ryukoku.ac.jp/
- その他の情報:入場無料・参加申し込み不要
史料と伝承の会
- 日時:2013年11月9日(土) 14:40〜18:00
- 会場:明治大学リバティタワー6階1064教室
- (東京都千代田区神田駿河台)
- 発表者とタイトル:
- 研究ノート
- 佐藤あずさ「江戸天下祭の一系譜 ―藤沢市・江の島天王祭の重層性―」
- 各地の天王祭は、いずれも京都や尾張を中心に画一的に捉えられ、地方の実態の解明が不充分ではないかと感ずる。本発表では、天王社および天王信仰にかかる祭について、藤沢市・江の島天王祭を事例に、天王信仰の地方的展開についての一考を試みる。芸能の稀少性、周辺社寺との関係や他地域との比較、編年とともに多層化する都市の様相を明らかにし、その位置付けを考えてみたい。
- 問題提起
- 斎藤英喜「いざなぎ流祭文と中世神話−『金神の祭文』をめぐって」
- 高知県旧物部村に伝わる「いざなぎ流」は、膨大な数の祭文を伝えることで有名である。その祭文群から陰陽道の「金神信仰」に関わる「金神の祭文」を取り上げ、土御門系陰陽道とは異なる『ホキ内伝』との関係にスポットをあてて、陰陽道の歴史的な変容の過程を「神話」=伝承の変貌と重ねながら、論じたい。
- 開催の趣旨:
- 佐藤あずささんは、長年取り組んできた江の島天王祭について、新知見に基づいてご報告下さるそうです。
- また今回は、京都・佛教大学の斎藤英喜さんが、民間の陰陽道・イザナギ流研究について問題提起をしてくださいます。ご存じの通り、斎藤英喜さんは今年、ご著書『古事記はいかに読まれてきたか』で「古代歴史文化賞【みえ賞】」を受賞されました。多分野で活躍されておられる斎藤さんと深く論議ができる数少ない機会ですので、皆さま是非お越しください。
- 主催:史料と伝承の会
- 問い合わせ先:
- 小山貴子(k-takako★hkg.odn.ne.jp)・水谷 類(tagui★f6.dion.ne.jp)(★は@に変えて下さい)
- その他の情報:参加自由・無料
AJJ 2013年秋季大会
人・場所・実践の再考:文化人類学と日本研究の『境界』を超える・疑う
- 日程:2013年11月9日(土)・10日(日)
- 会場:国際基督教大学
- (中央線「武蔵境駅」または「三鷹駅」からバス20分/アクセスマップはこちら)
- 発表要旨を募集しています
- 締切……2013年9月15日(日)
- 提出方法……発表者氏名、ご所属、発表タイトル、要旨(日本語1,000字以内、または英語300語以内)を、PDFファイルにて下記の両オーガナイザーまでお送りください。
- オーガナイザー……加藤恵津子(katoets★icu.ac.jp)・Gavin Whitelaw(whitelaw★icu.ac.jp)(★は@に変えて下さい)
- 今日、日常生活においても学問の世界においても、「境界」はますますその意味を失っている。グローバリゼーションの今日的特徴は「混合性(ハイブリディティ)」、すなわち「世界」をより強く意識した、地球上の様々な集団・個人間のよりスピーディーな交流にあると言われる。日本研究という一つの学問分野を見ても、研究者たちは、新たな文化現象を理解するために他分野の方法論を借用したり、知見を共用したりしている。だが同時に、質的調査法をベースとするさまざまな学問分野は、それぞれ独自の知見を強調することで、互いの差異を保とうとしているようにも見える。また「境界」が流動的なものであるとしても、特定の人、場所、日々の実践が、さまざまな興味深い文化事象を理解するための重要な要素であることに変わりはない。
- 本学会は、これらの傾向を経験的かつ/または理論的に論じる、多彩な報告を交差させる場である。今日、日本文化を研究することは、学問領域間での境界の「ぼやかし」、あるいは「再興」にどのように貢献するのか? 日本研究をより大きな、グローバルなコンテクストに位置づけるために、どのようなアプローチが可能だろうか?日本研究は、現代の日常にエスノグラフィックに切り込んでいく先導者たりうるのか、それとも同じ場所で足踏みしているだけなのか?
- AJJでは、理論的、およびフィールドワーク・ベースの研究を通してこれらのトピックを論じる、さまざまな分野の研究者を歓迎します。文化人類学と日本研究の新しい方向性について充分な議論を行うために、日英語いずれの発表も可とします。また特に、複数の学問領域の視点を組み合わせたり、「日本」の地理的境界線を越えたりするような発表やパネルを歓迎します。
- 参加費……3,000円/レセプション費(自由参加)……2,000円。レセプション「参加」「不参加」のご意思もお知らせ下さい。
- 《AJJ・加藤恵津子さん(国際基督教大学)からのメッセージ》
- 今秋の大会テーマは「境界を超える・疑う」です。人類学以外の、広い意味での日本研究の方々のご参加を歓迎しております。
- 本学会はこれまでほとんど英語で発表がされてきましたが、今回は日本語による発表を増やし、バイリンガリズムを促進させたいと思っております。互いに互いの言葉は母語ではありませんから、恥ずかしがらずに必要最小限のコミュニケーションをはかれればよいなと思っています。AJJメンバーは日本をフィールドとしているので、多くは日本語での会話に支障のない方です。
- 日本民俗学会の研究者の皆様方にも、ふるってご参加いただければと存じます。
- なお、ご発表いただく場合、日本語での発表者には、できればなんらかの形で英語を添えていただき(たとえばタイトルや要約に英訳を添える、パワーポイントスライドの所々に英語を添えるなど)、英語での発表者にも、その逆をお願いできればと思っております。これは発表者選考後、あらためてご連絡さしあげます。
- ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
慶應義塾大学人類学研究会
- 日時:2013年11月12日(火) 18:15〜
- 会場:慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎525-B教室
- (JR「田町」駅下車、徒歩10分)
- 発表者とタイトル:
- 天田顕徳(公益財団法人国際宗教研究所 宗教情報リサーチセンター研究所研究員)
- 「修験道の現代 ―大峯奥駈修行を事例として―」
- 主催:慶應義塾大学人類学研究会・三田哲学会
- 問い合わせ:
- 慶應義塾大学文学部 鈴木正崇
- TEL:03-5427-1138 / FAX: 03-5427-1578
- 研究室URL: http://keioanthropology.fc2web.com/
- 三田哲学会URL: http://mitatetsu.keio.ac.jp/
- その他の情報:参加費無料・事前申込不要
現代民俗学会 第20回研究会「生活環境主義とは何か?―民俗学の思想を問い直す」
- 日時:2013年11月16日(土) 13:00〜
- 会場:東京大学本郷キャンパス 東洋文化研究所
- (交通アクセスはこちら)
- 登壇者:
- 基調講演者
- 鳥越皓之(早稲田大学教授)
- コメンテーター
- 宮内泰介(北海道大学教授)・菅豊 (東京大学教授)
- コーディネーター
- 菅豊・室井康成(東京大学特任研究員)
- 開催の趣旨:
- 生活環境主義とは、被害構造論、受益圏・受苦圏論、社会的ジレンマ論などとともに、日本の環境社会学において発展した重要な理論で、社会学者であり民俗学者でもある鳥越皓之氏や、嘉田由紀子氏らによって、1970年代末から提唱されてきた理論である。それは「ゆるやかなイデオロギー」であり、結果、「当該社会に居住する人々の生活の立場」という基本的な立ち位置から、地域住民の生活現場に立ち現れる環境問題を分析・考究する知識生産の指針となり、また、その現場で環境問題の解決を模索する社会実践の指針となってきた。
- ディシプリンの壁を容易く乗り越え、民俗学と社会学を行き交う鳥越氏の方法や理論は、こと民俗学に限っては過剰なまでに看過されてきたように思えてならない。同氏らが提唱してきた生活環境主義が、実は柳田国男の「民俗学」にこそ、その淵源が求められた「民俗学の思想」であることを、残念なことに多くの民俗学研究者は知らない。また、その理論が社会学のみならず、現代社会のさまざまな場―政治も含め―で大きな影響力をもってきたこと、そしてそのゆるやかなイデオロギーが、文化をも巻き込んだ「生活主義」という形で、民俗学の方法として昇華される可能性があることにも、惜しいことにおおかたの民俗学研究者が気がついていない。
- 本研究会では、生活環境主義のオピニオン・リーダーともいえる鳥越皓之氏をお招きし、いまだ民俗学で十分に検討されていない「民俗学の思想」=生活環境主義の生成過程、具体的な意味内容、その有効性と課題、そして「生活」を基盤とし優先するこの思想の民俗学における意義について基調講演をしていただく。それをベースに、鳥越氏と参加者とで「民俗学の思想」を問い直す議論を深めたいと考えている。(文責:菅豊)。
- 主催:
- 現代民俗学会、「新しい野の学問」研究会(科研「現代市民社会における『公共民俗学』の応用に関する研究―『新しい野の学問』の構築―」(代表者:菅豊)/東京大学東洋文化研究所班研究「東アジアにおける『民俗学』の方法的課題」
- 問い合わせ先:
- E-mail: mail★gendaiminzoku.com(★は@に変えて下さい)
- 現代民俗学会URL: http://gendaiminzoku.com/
- その他の情報:事前申込・参加費ともに不要
柳田國男記念伊那民俗学研究所 柳田国男入門講座(全6回)
- 会場:飯田市美術博物館 柳田國男館
- (長野県飯田市追手町2-655-7/飯田バスセンターより徒歩5分・JR「飯田」駅より徒歩20分)
- 講師:福田アジオ/柳田國男記念伊那民俗学研究所長
- 聴講料:1回500円(事前申込不要・当日会場へ直接お越し下さい)
- 開催の趣旨:
- 柳田国男の民俗学の特色を考える6回の講座。強い危機意識と使命感をもった柳田国男は、時々の政治情勢や社会状況のなかで民俗学の果たすべき役割を考えた。今回の講座では彼の危機意識・使命感と民俗学の関係について考える。
- 各回の内容(全6回・毎月第3火曜 18:30〜20:00)
- 第1回=11月19日(火)「柳田国男の生涯と民俗学」
- 第2回=12月17日(火)「山人・山民の民俗学」
- 第3回=1月21日(火)「農村恐慌と民俗学」
- 第4回=2月18日(火)「戦後改革と民俗学」
- 第5回=3月18日(火)「サンフランシスコ条約と民俗学」
- 第6回=4月15日(火)「柳田国男の怒りと失望」
- 主催:柳田國男記念伊那民俗学研究所
- 問い合わせ先:
- 飯田市美術博物館
- TEL: 0265-22-8118
- E-mail: ic91445★city.iida.nagano.jp(★は@に変えて下さい)
- その他の情報(交通アクセス):
- 中央自動車道飯田ICから車で15分(駐車は飯田市美術博物館第3駐車場をご利用ください)
- ○東京方面から
- 高速バス(新宿高速バスターミナル発→飯田駅前着)所要時間:約4時間20分
- 鉄道 新宿駅→飯田駅(新宿-上諏訪間のみ特急利用)所要時間:約5時間15分
- ○名古屋方面から
- 高速バス(名鉄バスセンター発→飯田駅前着)所要時間:約2時間
- 鉄道 名古屋駅→飯田駅(JR在来線利用)所要時間:約5時間
- その他の情報(開催ちらし):こちらからダウンロードしてご覧下さい
都市と祭礼研究会 ―京都祇園祭とその伝播―
- 日時:2013年11月30日(土) 14:00〜17:00
- 会場:神田明神(千代田区外神田)祭務所地下ホール
- JR・地下鉄「御茶ノ水」駅・「新御茶ノ水」駅下車、徒歩5分
- プログラム:
- 14:00- 「京都祇園祭における花街ねりもの(仮題)」 八反裕太郎
- 15:30- 「京都祇園祭の地方伝播 ―福岡市博『山笠の力(ちから)』展より―」福原敏男
- 主催:都市と祭礼研究会(附祭研究会)
- 問い合わせ先:
- E-mail: fukuhara★qd6.so-net.ne.jp(福原敏男、★は@に変えて下さい)
折口信夫・池田彌三郎記念講演会
- 日時:2013年12月14日(土) 14:00〜17:30
- 会場:慶應義塾大学(三田キャンパス) 北館ホール
- (JR「田町」駅下車徒歩10分)
- プログラム:
- 映画:「雪まつり」
- 講演:岡谷公三「柳田國男と折口信夫ー『国文学の発生 第三稿をめぐってー」
- 講演:岡野弘彦「三田山上の姉弟」
- *本年は折口信夫没後60年にあたります。本講演会は記念の行事です。
- 主催:慶應義塾大学国文学研究室
- 問い合わせ先:
- 慶應義塾大学国文学研究室
- TEL/FAX: 03-5427-1208
- その他の情報:予約不要・聴講無料
日本宗教民俗学会12月例会
- 日時:2013年12月14日(土) 14:30〜17:30
- 会場:大谷大学響流(こうる)館 3F演習室1
- (京都市営地下鉄「北大路」駅下車、6番出口すぐ)
- 発表者とタイトル:
- 由谷裕哉(石川県)「生成する民俗としてのアニメ聖地巡礼」
- 問い合わせ先:
- 日本宗教民俗学会事務局
- E-mail: nichisyuumin★hotmail.com(★は@に変えて下さい)
現代民俗学会第21回研究会「パブリック民俗学とパブリック人類学の対話可能性」
- 日時:2013年12月15日(日) 13:00〜
- 会場:東京大学東洋文化研究所3階 第1会議室
- プログラム:
- 発表1
- 菅豊(東京大学東洋文化研究所教授)
- 「public folkloreから公共民俗学へ―人びとの、人びとによる、人びとのための知識生産と社会実践」
- 発表2
- 関谷雄一(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
- 「応用人類学と公共人類学―開発援助と被災者支援にみる情報共有の重要性と難しさ」
- コメンテーター
- 俵木悟(成城大学文芸学部准教授)・河合洋尚(国立民族学博物館助教)
- コーディネーター
- 河合洋尚、菅豊
- 開催趣旨:
- 近年、公共性論、市民社会論が席巻し、学問と社会との連携を求める声の高まりを受けて、「公共哲学」「公共社会学」「公共考古学」「公共民俗学」「公共人類学」など、ディシプリンに「公共」の文字を冠する学問分野が数多く登場している。しかし、互いの理論・方法論についての対話は、これまでほとんどなされてこなかった。とくに、民俗学と人類学(民族学)は、いずれもフィールド(野)における聞き取り調査を基盤としており、かつては同じ「ミンゾクガク」として歩みをともにしてきた隣接分野であったものの、両者の対話はまだなされていない―むしろ遠ざかっているようにもみえる―。人類学は海外の研究を主眼とした分野であると認識されがちであるが、民俗学でも海外研究は進められているし、何よりも社会との連携を求められる「公共人類学」では日本国内の研究が主要になっている。では、こうしたなかで「公共民俗学」と「公共人類学」は、どのような点で異なっているのだろうか。また、互いの経験をどのように参考とすることができるのだろうか。本シンポジウムは、これらの問題を起点に、両者の対話可能性(もしくは不可能性)について議論することを目的としている。なお、ここで「公共〇〇学」ではなく、「パブリック〇〇学」という用語を使うのは、日本語の「公共」と英語の「パブリック」とではニュアンスが異なるためであり、両分野が「パブリック」のあり方をどのように捉えていくのかという問題も議論の焦点となる。
- 主催/共催:
- 日本文化人類学会課題研究懇談会、現代民俗学会、東アジア人類学研究会、「新しい野の学問」研究会(科研「現代市民社会における『公共民俗学』の応用に関する研究―『新しい野の学問』の構築―」代表者:菅豊)
- 問い合わせ先:
- E-mail: mail★gendaiminzoku.com(★は@に変えて下さい)
- 現代民俗学会URL: http://gendaiminzoku.com/
- その他の情報:どなたでもご参加いただけます。また事前連絡、参加費等も不要です。
慶應義塾大学人類学研究会
- 日時:2013年12月17日(火) 18:15〜
- 会場:慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎7階473番教室
- (JR「田町」駅下車徒歩10分)
- 発表者とタイトル:
- 松岡秀明(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招聘教授)
- 癩はどのように表象されたか―映画<小島の春>(1940)への医療人類学的アプローチ
- 発表要旨:
- 1931年(昭和6)年に開園し、癩病患者を受け入れた国立療養所長島愛生園(岡山県)は、本発表で論じる映画<小島の春>の原作者小川正子(1902-1943)や、神谷美恵子(1914-1979)が医師として勤務していたことで知られる。一方、そこに入園していたひとりの男性患者が明石海人(1901-1939)というペンネームで、自らの病いについての短歌を発表していたことでも、この施設は知られている。
- 結核のため、1938年に郷里に戻り療養生活をしていた小川正子は、愛生園の同僚の強い勧めで、愛生園在職中の1934年から36年まで認めていた巡回検診記録を1938年に出版した。『小島の春』がそれである。小川の予想に反して同書は30万部のベストセラーとなり、その結果映画<小島の春>が制作された。1940年に公開された映画は、同年のキネマ旬報のベストテンの第1位に選ばれた。今回の発表では、明石海人や小川正子の短歌が効果的に用いられている映画のなかで、癩がどのように表象されているかを検討する。
- 共催:三田哲学会
- 問い合わせ先:
- 慶應義塾大学文学部 鈴木正崇(TEL: 03-5427-1138 / FAX: 03-5427-1578)
- 研究室URL: http://keioanthropology.fc2web.com/
- 三田哲学会URL: http://mitatetsu.keio.ac.jp/
- その他の情報:事前申込不要・参加費無料
柳田國男記念伊那民俗学研究所 柳田国男入門講座(全6回)
- 日時:2013年12月17日(火) 18:30〜20:00
- 会場:飯田市美術博物館 柳田國男館
- (長野県飯田市追手町2-655-7/飯田バスセンターより徒歩5分・JR「飯田」駅より徒歩20分)
- 講師と内容:「山人・山民の民俗学」(福田アジオ/柳田國男記念伊那民俗学研究所長)
- 聴講料:1回500円(事前申込不要・当日会場へ直接お越し下さい)
- 開催の趣旨:
- 柳田国男の民俗学の特色を考える6回の講座。強い危機意識と使命感をもった柳田国男は、時々の政治情勢や社会状況のなかで民俗学の果たすべき役割を考えた。今回の講座では彼の危機意識・使命感と民俗学の関係について考える。
- 各回の内容(全6回・毎月第3火曜 18:30〜20:00)
- 第1回=11月19日(火)「柳田国男の生涯と民俗学」(終了しました)
- 第2回=12月17日(火)「山人・山民の民俗学」
- 第3回=1月21日(火)「農村恐慌と民俗学」
- 第4回=2月18日(火)「戦後改革と民俗学」
- 第5回=3月18日(火)「サンフランシスコ条約と民俗学」
- 第6回=4月15日(火)「柳田国男の怒りと失望」
- 主催:柳田國男記念伊那民俗学研究所
- 問い合わせ先:
- 飯田市美術博物館
- TEL: 0265-22-8118
- E-mail: ic91445★city.iida.nagano.jp(★は@に変えて下さい)
- その他の情報(交通アクセス):
- 中央自動車道飯田ICから車で15分(駐車は飯田市美術博物館第3駐車場をご利用ください)
- ○東京方面から
- 高速バス(新宿高速バスターミナル発→飯田駅前着)所要時間:約4時間20分
- 鉄道 新宿駅→飯田駅(新宿-上諏訪間のみ特急利用)所要時間:約5時間15分
- ○名古屋方面から
- 高速バス(名鉄バスセンター発→飯田駅前着)所要時間:約2時間
- 鉄道 名古屋駅→飯田駅(JR在来線利用)所要時間:約5時間
- その他の情報(開催ちらし):こちらからダウンロードしてご覧下さい