各種研究集会のお知らせ(2015年第1四半期・開催日順)

このページは、会員の皆さんから寄せられた、研究会、学会または研究・教育機関等が開催する研究集会のご案内です。デザイン上若干変更させていただく場合もございますが、原則として寄せられた情報をそのまま掲載しています。内容についてのお問い合わせは、それぞれの問い合わせ先に直接お願いいたします。またこのページに情報を掲載したいかたは、こちらをご覧下さい

京都民俗学会第274回談話会

開催日時:2015年1月23日(金) 18:30〜21:00
開催会場:ウィングス京都 セミナーB
発表者とタイトル:
金田久璋(日本民俗学会会員(評議員))
餅なし正月に見る狩猟儀礼と農耕文化
主催:京都民俗学会
問い合わせ先:
E-mail: mail★kyoto-minzoku.jp(★は@に変えて下さい)
備考:
会員は参加費無料、会員以外からは300円頂戴いたします。

公開シンポジウム「七日堂祭」を考える

開催日時:2015年1月25日(日) 13:00〜15:00
開催会場:弘前大学人文学部4階多目的ホール
(弘前駅から弘南バス「弘前大学前」下車)
プログラム:
コーディネーター:山田厳子(弘前大学)
「七日堂祭を記録する」古川実(青森県立郷土館)
「七日堂祭の基礎的研究:寺院行事から神社行事へ」石戸谷勉(青森県史編さん調査研究員)
「東アジアからの仏教の受容:七日堂祭の地域性を考える一視点」松尾恒一(国立歴史民俗博物館)
コメント:
「中世仏教文学研究の立場から」渡辺麻里子(弘前大学)
「信仰史研究の立場から」小池淳一(国立歴史民俗博物館)
共同討議
共催:青森県民俗の会×弘前大学地域未来創生センター
後援:青森県教育委員会・弘前市教育委員会・平川市教育委員会・東奥日報社・陸奥新報社
問い合わせ先:
弘前大学地域未来創生センター
TEL: 0172-39-3198(平日10:15〜15:00)
E-mail: irrc★cc.hirosaki-u.ac.jp(★は@に変えて下さい)
URL: http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/irrc/
その他の情報:申し込み・参加費不要

慶應義塾大学人類学研究会

開催日時:2015年2月4日(水) 18:15〜
開催会場:慶應義塾大学三田キャンパス 312教室
(JR「田町」駅下車、徒歩10分)
発表者とタイトル:
俵木悟(成城大学文芸学部准教授)
「無形文化遺産からみる〈世界〉と〈地元〉の関係」
講師略歴:1999年千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。2002年1月から2011年3月まで独立行政法人国立文化財機構東京文化財無形文化遺産部に研究員として勤務。2011年4月より成城大学文芸学部准教授。専門は民俗学、民俗芸能研究。
主な業績:『民俗小事典 神事と芸能』(2010年、吉川弘文館:神田より子と共編)。「あのとき君は〈無形文化財〉だった―文化財としての民俗芸能の昭和三〇〜四〇年代」(岩本通弥編『世界遺産時代の民俗学―グローバル・スタンダードの受容をめぐる日韓比較』所収、2013年、風響社)。「文化財/文化遺産をめぐる重層的な関係と、民俗学の可能性」(『東洋文化』93、2012年、東京大学東洋文化研究所)など。
要旨:日本は無形文化の保護を世界に先駆けて法制化した国であり、ユネスコの無形文化遺産条約の制定にも主導的に関わってきた。国内においても、無形文化遺産の保護とは、日本の文化財保護法に規定される無形の文化財の保護の取り組みが、国際的な規模で行われているものという理解が一般的であろう。しかし実際の運用過程では、むしろ両者のズレが表面化し、問題化している。さらに「和食」のような国内の文化財保護とは無縁の無形文化遺産が登場したことで、そのズレを文化資源化の回路として利用する道も開かれてきた。こうした国内の無形文化遺産をめぐる状況について、とくに文化財/文化遺産の主体という問題と、遺産の代表性という概念に焦点を当てて考察することで、無形文化遺産という国際的な制度とローカルな文化の伝承の相互作用がもたらすものについて論じたい。
共催:三田哲学会
問い合わせ先:
慶應義塾大学文学部:鈴木正崇
TEL: 03-5427-1138
FAX: 03-5427-1578
URL: http://keioanthropology.fc2web.com/
URL: 三田哲学会
その他の情報:
事前申込不要。参加費無料。

東北民俗の会2月例会(卒論発表会)

開催日時:2015年2月21日(土) 13:30〜
開催会場:東北大学川内キャンパス 文学部337教室(キャンパスマップ22番の建物)
(仙台市青葉区川内27-1、仙台市営バス仙台駅9番乗り場より「東北大川内キャンパス・萩ホール前」下車)
プログラム(発表25分・質疑応答15分)
渡辺広美(山形大学農学部食農環境マネジメント学コース環境地理学専攻)
「致道博物館と地域のつながり」
板垣裕仁(盛岡大学文学部日本文学科)
「南部流風流山車の伝承活動における課題―なぜ伝承者不足が生じるか―」
伊藤瑞穂(東北学院大学文学部歴史学科)
「有形民俗文化財の継承と住民参加―「福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬」と地域のこれから―」
長谷部理保(東北大学文学部人文社会学科宗教学専修)
「信仰と観光の交錯―仙台三十三観音堂巡りを事例として―」
その他の情報:
終了は4時半ごろで、例会後には懇親会を予定しております。

フォーラム「地域在来野菜の伝承と活用」

開催日時:2015年2月28日(土) 11:30〜20:00
開催会場:宮崎公立大学講堂・学生食堂
(JR宮崎駅よりタクシーで約10分)
プログラム:
第1部 民俗学演習共同開発「在来再来弁当」開発への道のり(11:30〜11:50/学生食堂)
11:00 受付
休憩 「在来再来弁当」による昼食(11:50〜12:30/学生食堂)
有料:800円、大学生以下は500円
第2部 研究集会(12:40〜15:15/講堂)
12:40〜13:10 (1)問題提起「地域在来野菜の定義とその可能性」
足立泰二(宮崎大学・大阪府立大学名誉教授/農学博士)
陳蘭庄(南九州大学環境園芸学部教授/農学博士)
永松敦(宮崎公立大学人文学部教授/学術博士)
13:10〜13:50 (2)研究発表
「宮崎の在来野菜について ―新富町湖水ケ池の水神様のレンコンを中心に―」宮崎公立大学民俗学演習(3年生)
「新富町 水神様のレンコンのルーツを探る?! ―民俗学と農学 共同研究の可能性―」足立泰二・ 陳蘭庄・永松敦
14:00〜15:15 (3)シンポジウム「地域在来野菜活用の現状と今後の課題」
梶田竜司(梶田種苗代表取締役)
宇都宮正和(新富町水沼神社宮司)
中下和幸(新富町商工会長)
富永信行(宮崎市生目地域自治区地域協議会長・生目黒皮かぼちゃ生産者)
郡司 定雄(宮崎県総合農業試験場薬草・地域作物センター所長)
司会:永松敦/コメンテーター:足立泰二・陳蘭庄
第3部 映画上映(15:25〜17:00)
映画『よみがえりのレシピ』(無料上映)
第4部 水神様のレンコンの夕べ(17:10〜20:00/学生食堂)
食事会主催:在来野菜民俗研究実行委員会
部分参加可・申し込み制
主催:宮崎公立大学民俗学研究室/後援:宮崎公立大学
問い合わせ先:
永松敦
宮崎市船塚1-1-2 宮崎公立大学人文学部
TEL: 080-6406-5493
E-mail: kojiki1300miyazaki★@yahoo.co.jp(★は@に変えて下さい)
その他の情報:参加申し込み要(宮崎公立大学民俗学研究室在来野菜係まで)

『日本近世生活絵引』奄美・沖縄編からみえる近世の奄美・沖縄の世界

開催日時:2015年3月21日(土祝) 10:00〜17:00
開催会場:神奈川大学横浜キャンパス 3号館405室
(東急東横線「白楽」駅下車、徒歩12分)
プログラム:
開会挨拶
10:00〜 内田青蔵(神奈川大学非文字資料研究センター長)
開催趣旨説明
10:10〜 小熊誠(非文字資料研究センター研究員)
報告
10:20〜 富澤達三(非文字資料研究センター客員研究員)
「絵引研究について」
10:50〜 豊見山和行(琉球大学教授)
「琉球交易港図屏風からみる琉球の世界」
11:20〜11:30 休憩
11:30〜 得能壽美(法政大学沖縄文化研究所兼任所員)
「八重山蔵元絵師画稿からみる八重山の世界」
12:00〜 川野和昭(南方民俗文化研究所所長)
「琉球嶌真景からみる奄美の世界」
12:30〜13:30 休憩
コメント
13:30〜 安里進(沖縄県立博物館・美術館館長)
13:50〜 田名真之(沖縄国際大学教授)
14:10〜 本村育恵(青山学院大学大学院博士課程)
14:30〜 真栄平房昭(琉球大学教授)
14:50〜15:10 休憩
総合討論及び質疑応答
15:10〜 報告者・コメンテーター及び会場参加者
まとめ
16:50〜 渡辺美季(東京大学准教授)
主催:神奈川大学非文字資料研究センター
問い合わせ先:
神奈川大学非文字資料研究センター
TEL: 045-481-5661(内線3532)
その他の情報:参加自由・事前申し込み不要

西日本宗教学会公開シンポジウム

開催日時:2015年3月30日(月) 13:30〜17:30
開催会場:福岡大学セミナーハウス(セミナー室A:定員100名)
プログラム:
文化資源としての神仏習合‐フォークロア・パラドクスを超えて
司会:中西裕二(日本女子大学教授)
パネリスト:
佐藤弘夫(東北大学教授)
「蛇形のアマテラス ―日本列島における神の誕生と変貌―」
白川琢磨(福岡大学教授)
「『陰』の修験と蛇王権現 ―イヤダニマイリを超えて―」
鈴木一馨((財)中村元東方研究所専任研究員)
「『陰陽道』という言説への疑問」
松尾恒一(国立歴史民俗博物館教授)
「在日華僑の普度勝会、長崎・神戸・京都 ―日本の祖霊信仰を問い直す視点―」
コメンテーター:關一敏(九州大学教授)
主催:福岡大学福岡・東アジア・地域共生研究所、西日本宗教学会
問い合わせ先:
福岡・東アジア・地域共生研究所 山田雄三
〒814-0180 福岡市城南区七隈8-19-1
TEL: 092-871-6631(内線4046)(平日09:00〜16:50)
E-mail: yuzo★adm.fukuoka-u.ac.jp(★は@に変えて下さい)
その他の情報:
要事前申込・参加費不要
学術大会HP https://sites.google.com/site/wjahrs/conference/symposium2015