各種研究集会のお知らせ(2015年第3四半期・開催日順)
このページは、会員の皆さんから寄せられた、研究会、学会または研究・教育機関等が開催する研究集会のご案内です。デザイン上若干変更させていただく場合もございますが、原則として寄せられた情報をそのまま掲載しています。内容についてのお問い合わせは、それぞれの問い合わせ先に直接お願いいたします。またこのページに情報を掲載したいかたは、こちらをご覧下さい。
- 2015.07.04. 民俗芸能学会第155回研究例会(早稲田大学演劇博物館)
- 2015.07.04. 慶應義塾大学言語文化研究所講演会(慶應義塾大学三田キャンパス)
- 2015.07.10. 京都民俗学会第280回談話会(ウィングス京都)
- 2015.07.17. 比較民俗研究会(神奈川大学横浜キャンパス)
- 2015.08.01. 第28回現代民俗学会研究会(神戸大学鶴甲第一キャンパス)
- 2015.08.01. 第28回農村文化ゼミナール(山形県米沢市 伝国の杜)
- 2015.08.01-02. 第36回山桃忌(福崎町エルデホール)
- 2015.09.20. 加能民俗の会第387回例会(石川県立図書館)
- 2015.09.24. 京都民俗学会第281回談話会(ウィングス京都)
- 2015.09.26-28. 日本山岳修験学会第36回学術大会(八王子市芸術文化会館)
民俗芸能学会第155回研究例会
- 開催日時:2015年7月4日(土) 14:00〜16:50
- 開催会場:早稲田大学演劇博物館レクチャールーム(6号館3階)
- (地下鉄東西線「早稲田」駅下車)
- 発表者とタイトル:
- 福原敏男
- 「傘鉾としての『髭籠』 ―折口信夫の見たもの―」
- 司会:俵木悟
- コメンテーター:西岡陽子(予定)
- 問い合わせ先:
- 民俗芸能学会事務局(毎週火曜日13〜17時)
- 早稲田大学演劇博物館内
- TEL: 03-3208-0325
- E-mail: office★minzokugegino.com(★は@に変えて下さい)
- URL: http://www.minzokugeino.com/
慶應義塾大学言語文化研究所講演会
- 開催日時:2015年7月4日(土) 14:00〜16:00
- 開催会場:慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎463教室
- (JR「田町」駅下車徒歩10分/http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html)
- 発表者とタイトル:
- ペトラ・カルロヴァー(早稲田大学グローバルエデュケーションセンター助手)
- 「1919〜1945年における松本信広の東南アジア研究」
- 慶應義塾大学文学部の史学・民族学研究の先達であり言語文化研究所の創設者の一人である松本信広の学問形成について、1945年以前の東南アジア認識の展開過程に焦点をあててお話いただきます。松本信広は1920年に柳田國男の三陸の旅に佐々木喜善と共に同行しました。柳田はその時の紀行を『雪国の春』(1928)として公刊しました。
- 主催:慶應義塾大学言語文化研究所
- 共催:三田史学会、文学部東洋史専攻、民族学考古学専攻
- 問い合わせ先:
- 慶應義塾大学言語文化研究所
- TEL: 03-5427-1595
- FAX: 03-5427-1594
- E-mail: genbu★icl.keio.ac.jp(★は@に変えて下さい)
- URL: http://www.icl.keio.ac.jp/news/2015/06/19191945.html
- その他の情報:
- 参加費:無料/申込:不要(直接会場にお越しください)
京都民俗学会第280回談話会
- 開催日時:2015年7月10日(金) 18:30〜21:00
- 開催会場:ウィングス京都 2階セミナーA
- 発表者とタイトル:
- 塚原伸治(茨城大学人文学部・民俗学)
- 「伝統の『柔らかい拘束性』 ―民俗学における伝統論の可能性と課題―」
- 主催:京都民俗学会
- 問い合わせ先:
- E-mail: mail★kyoto-minzoku.jp(★は@に変えて下さい)
- 備考:
- 会員は参加費無料、会員以外からは300円頂戴いたします。
比較民俗研究会
- 開催日時:2015年7月17日(金) 17:00〜19:00
- 開催会場:神奈川大学横浜校舎9号館9-202共同研究室
- (東急東横線「白楽駅」下車、徒歩13分/アクセスはこちら)
- 発表者とタイトル:
- 岸本昌良
- 「英国民俗学会見聞記 ー英国民俗学会の現状ー」
- 主催:比較民俗研究会
- 問い合わせ先:
- 神奈川大学大学院 歴史民俗資料学研究科 佐野賢治研究室
- TEL: 045-481-5661(内4022)
- URL: http://hikakuminzoku.web.fc2.com/(比較民俗研究会)
- E-mail: hikakumin★gmail.com(★は@に変えて下さい)
- その他の情報:
- 事前の参加申し込みは不要です
- 発表後には大学近くのお店にて懇親会を開催いたします(参加自由)
第28回現代民俗学会研究会
物質文化研究の新地平
- 開催日時:2015年8月1日(土) 13:00〜
- 開催会場:神戸大学鶴甲第一キャンパスF棟301号教室
- (http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/、http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/turukabuto-dai1.html)
- 開催趣旨:
- 欧米の民俗学には、長い口承文芸研究の系譜とともに、物質文化/フォークライフ研究の系譜が存在している。これは、北欧をはじめとするヨーロッパの周縁部で野外博物館の展開と関わりながら発展した研究領域で、のちにアメリカに伝わり、ヨーダー(Don Yoder)、グラッシー(Henry Glassie)、ジョーンズ(Michael Owen Jones)、ブロナー(Simon J. Bronner)といった研究者によって大きな成果があげられて現在にいたっている。今回は、とくにアメリカ民俗学における物質文化/フォークライフ研究のあり方を検討しつつ、これを歴史考古学や技術人類学などにおいて展開されてきた物質文化研究のより広い動向の中に位置付け、現代民俗学における物質文化研究の可能性と課題について考えたい。(文責:島村恭則)
- プログラム:
- 発表者1=後藤明(南山大学)
- 「技術人類学における米国物質文化研究」
- 1980年代、当時主流のプロセス考古学に対立して台頭した英国のポスト・プロセス考古学はビンフォードなど米国の先史考古学者を批判する一方、グラッシーら民俗学、あるいはディーツやレオーネなど歴史考古学者に親和性を示した。米国の物質文化研究や歴史考古学には人類学の「王道」先住民研究、また欧州系のみならず、アフリカ系やアジア系移民への目配りもあった。さらにブロナーやジョーンズらの研究は、フランスの動作連鎖論、また近年の物質的関与論やインゴルドの「生の人類学」に接合する視座を含んでいることなどを論じたい。
- 発表者2=大西秀之(同志社女子大学)
- 「物質文化研究は『モノ』語りか? ―非言語的実践の追究をめぐる民族誌アプローチ―」
- 人文社会科学では、近年、モノをめぐる理論がにわかに注目を集め、また活発な議論や研究が行われているように窺える。ただ、そこでのアプローチの多くは、あくまでもコトバに依拠したものとなっている感が否めない。このような潮流を踏まえ、本報告では、日常世界における非言語的実践を対象として、一般に「物質文化研究」とされる研究群の再検討を試みる。こうした再検討を通し、非言語的実践に対する民族誌アプローチの可能性を示すと同時に、そもそも「物質文化研究」とはモノを対象とする研究なのか、という根源的な異議申し立てを提起する。なお、本報告では、理論背景としてフランス社会学・人類学を参照するとともに、日本の民俗学的研究との接合も射程に入れる。
- コメンテーター:島村恭則(関西学院大学)
- コーディネーター:梅屋潔(神戸大学)
- 主催:現代民俗学会
- 問い合わせ先:
- E-mail: mail★gendaiminzoku.com(★は@に変えて下さい)
- URL: http://gendaiminzoku.com/index.html
- その他の情報:
- 事前申込、参加費ともに不要
第28回農村文化ゼミナール
『21世紀農村?のゆくえ』
- 開催日時:2015年8月1日(土) 13:00〜16:30
- 開催会場:山形県米沢市 伝国の杜 大会議室
- (http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/info.htm)
- プログラム:
- 【講演】
- 安室 知(神奈川大学教授)
- 『田んぼの不思議 〜水田をめぐる民俗の知恵〜』
- 【パネルディスカッション】
- 佐野賢治(神奈川大学教授)
- 渡部 務(高畠町有機農業提携センター)
- 後藤幸平(飯豊町町長)
- 高橋義郎(川西町文化財保護協会会長・中沖酒造社長)
- 星 寛治(高畠町有機農業研究会)
- 主催:公益財団法人農村文化研究所、置賜民俗資料館
- 共催:米沢市教育委員会
- 協催:置賜自給圏推進機構
- 後援:川西町文化財保護協会、置賜民俗学会、米沢日報デジタル
- 問い合わせ先:
- 農村文化研究所・置賜民俗資料館
- TEL: 0238-37-5362
- E-mail: noubunken★gmail.com(★は@に変えて下さい)
- その他の情報:
- ゼミナール……資料代500円
- 交流会……17:00〜/参加費3,000円(要予約7月29日まで)
第36回山桃忌
柳田國男生誕140年記念 柳田國男・松岡家記念館40周年記念
- 開催日時:2015年8月1日(土)〜2日(日)
- 開催会場:福崎町エルデホール
- プログラム:
- 8月1日(土) 第1部 柳田國男の「故郷七十年」
- 会場:エルデホール(13:15〜17:00/開場12:00)
- 参加費無料(先着200名)・要予約
- 13:15〜13:35 山桃忌 式典
- 13:35〜13:50 福崎に伝わる江州音頭(ふくさき盆踊り保存会)
- 13:50〜14:20 基調講演
- 石井正己(柳田國男・松岡家記念館顧問/東京学芸大学教授)
- 「柳田國男生誕140年『故郷七十年』を読み解く」
- 14:20〜15:20 記念講演
- 須藤健一(国立民族学博物館長)
- 「柳田國男と民族学」
- 15:40〜17:00 シンポジウム「未来へ伝える『故郷七十年』〜國男が託したメッセージ〜」
- コーディネーター:石井 正己
- パネリスト:齋藤純(天理大学教授)・足立泰紀(神戸医療福祉大学教授)・野村敬子(國學院大學栃木短期大学兼任講師)
- ※柳田國男生家がある辻界隈では、さまざまな夜の催しが行われます。詳細はチラシをご覧ください。
- 8月2日(日) 第2部 日本の郷土芸能 農村歌舞伎上演
- 会場:エルデホール(13:00〜15:00/開場12:30)
- 参加費無料・予約不要
- 13:00〜13:30 「農村歌舞伎」解説
- 石井正己(柳田國男・松岡家記念館顧問/東京学芸大学教授)
- 13:30〜15:00 農村歌舞伎上演
- 寿式三番叟(播州歌舞伎クラブ(兵庫県多可町))
- 傾城阿波鳴門 巡礼歌の段(横仙歌舞伎保存会(岡山県奈義町))
- 主催:福崎町
- 後援:兵庫県・日本民俗学会・日本民話の会
- 問い合わせ先:
- 福崎町教育委員会社会教育課
- TEL: 0790-22-0560
- FAX: 0790-22-0630
- E-mail: syakai★town.fukusaki.hyogo.jp(★は@に変えて下さい)
- URL: http://www.town.fukusaki.hyogo.jp/html/kinenkan/tirashi/36santouki.pdf
加能民俗の会第387回例会
小特集『能登の宗教・民俗を捉え直す』
- 開催日時:2015年9月20日(日) 13:30〜16:00
- 開催会場:石川県立図書館 2F県民交流室
- (金沢市本多町3-2-15)
- 発表者とタイトル:
- 鏑木紀彦「能登国気多神社と吉田神道」
- 本林靖久「能登の真宗民俗と女性 ―コンゴウ参りと婚姻儀礼を中心に―」
- 由谷裕哉「郷土教育が見出した能登の宗教・民俗」
- 主催:加能民俗の会
- 問い合わせ先:
- 加能民俗の会事務局(石川県立歴史博物館内)
- TEL: 076-262-3236
- その他の情報:
- 石川県立図書館は駐車スペースが少ないので、ご来場はなるべく公共交通でお願いします。
京都民俗学会第281回談話会
- 開催日時:2015年9月24日(木) 18:30〜21:00
- 開催会場:ウィングス京都 2階セミナーA
- 発表者とタイトル:
- 村上忠喜(京都市文化財保護課)
- 「無形文化遺産をめぐる10年ー2005-2015ー」
- 主催:京都民俗学会
- 問い合わせ先:
- E-mail: mail★kyoto-minzoku.jp(★は@に変えて下さい)
- URL: http://kyoto-minzoku.jp/
- 備考:
- 会員は参加費無料、会員以外からは300円頂戴いたします。
日本山岳修験学会第36回学術大会
- 開催日程:2015年9月26日(土)〜9月28日(月)
- 開催会場:八王子市芸術文化会館「いちょうホール」
- (JR八王子駅北口6〜10番・京王線京王八王子駅2・3番のりばより、「横山町三丁目」または「八日町一丁目」下車徒歩3分)
- プログラム:
- 【第1日】9月26日(土)
- 会場:八王子市芸術文化会館「いちょうホール」大ホール
- 基調講演・シンポジウム 総合テーマ「高尾山の信仰と江戸・東京・多摩」
- 基調講演 12:45〜14:10
- 馬場憲一(法政大学教授)
- 「古文書にみる高尾山薬王院の歴史−文化遺産調査を踏まえて」
- シンポジウム 14:20〜17:30
- [司会]西村敏也(武蔵大学講師)
- [パネリスト]
- 外山徹(明治大学博物館学芸員)「武州高尾山信仰の地域的展開」
- 美甘由紀子(八王子市郷土資料館学芸員)「高尾山と浅川村」
- 乾賢太郎(多摩市文化振興財団職員)「高尾山と鉄道開発−京王電鉄を事例に」
- 戸田令定(高尾山薬王院修験部修験課課長)「高尾山の修験道修行について」
- [コメンテーター]
- 西海賢二(東京家政学院大学教授)
- 三木一彦(文教大学准教授)
- 【第2日】9月27日(日)
- 会場:八王子市芸術文化会館「いちょうホール」小ホール
- 研究発表 9:30〜17:30
- 総会 17:30〜18:00
- 懇親会 18:30〜20:30
- 【第3日】9月28日(月) 巡検
- 詳細については、日本山岳修験学会ウェブサイトをご覧ください。
- 主催:日本山岳修験学会・同第36回高尾山学術大会実行委員会
- 共催:高尾山薬王院・八王子市・八王子市教育委員会
- 後援:毎日新聞多摩総局・東京新聞立川支局・読売新聞東京本社立川支局・産経新聞多摩支局・エフエムたちかわ・東京新聞ショッパー社・中外日報社・asacoco・J:COM八王子
- 問い合わせ先:
- 日本山岳修験学会事務局
- 〒154-8525 東京都世田谷区駒沢 1-23-1 駒澤大学仏教学部長谷部八朗研究室内
- TEL: 03-3418-9274
- 開局は毎週木曜日10:30〜17:00
- E-mail: sangakushugen★gmail.com(★は@に変えて下さい)
- URL: http://www.sangakushugen.jp/