各種研究集会のお知らせ(2021年第1四半期・開催日順)

このページは、会員の皆さんから寄せられた、研究会、学会または研究・教育機関等が開催する研究集会のご案内です。デザイン上若干変更させていただく場合もございますが、原則として寄せられた情報をそのまま掲載しています。内容についてのお問い合わせは、それぞれの問い合わせ先に直接お願いいたします。またこのページに情報を掲載したいかたは、こちらをご覧下さい

京都民俗学会第329回談話会

開催日時:2021年1月29日(金) 18:30〜21:00
開催会場:Zoomによるオンライン開催
発表者とタイトル:
辛槿姈(シン・グンヨン)(高麗大学歴史教育科講師)
「韓国における山台研究の現在」
発表要旨:
今回の報告では、韓国における山台研究の流れを踏まえながら、それをテーマ別にわけ、絵画資料とともに簡略に紹介したいと思います。
山台に関する研究は、1930年代から民俗学者により注目をうけたテーマであります。特に、現伝する仮面劇の起源につながり、先鋭な議論が今まで続けられています。韓国では、一部の仮面劇が‘山台遊’(サンデノリ)とも呼ばれていますので、この点から山台と仮面劇の連関性が大変敏感なイッシューで扱われてきています。
最近、朝鮮後期の山台のことが分かれる絵画資料が発掘され、学界から大きな関心を浴びています。中国北京民族大学の所蔵の『奉使図』と、フランス東洋語学校の所蔵の『整理儀軌三十九城役圖』(一名落成宴圖)カラー版がそれです。朝鮮王朝の公式行事において、山台が大変大きな役割を果たしたことがよく分かれる、かなり興味深い資料であります。
今回の報告では、韓国における山台研究の主な流れと争点などを紹介し、最近公開された絵画資料に関しても述べたいと思います。そして、山台の再構を通じた、韓国伝統芸能のチャレンジと方向性に対してもお話ししたいと思います。
主催:京都民俗学会
後援:山・鉾・屋台研究会
問い合わせ先:
E-mail: mail★kyoto-minzoku.jp(★は@に変えて下さい)
URL: https://kyoto-minzoku.jp/nextmeeting.shtml
その他の情報:
参加希望者は、1月22日(金)までにWEBフォームから申請して下さい。

第172回比較民俗研究会

開催日時:2021年2月26日(金) 16:00〜18:00
開催会場:Zoomによるオンライン開催
発表者とタイトル:
坂本要(筑波学院大学教授)
「仏教民俗学の課題―民間念仏信仰を中心に」
主催:比較民俗研究会
問い合わせ先:
E-mail: siou_kanesiro★yahoo.co.jp(★は@に変えて下さい)
URL: http://hikakuminzok.html.xdomain.jp/
その他の情報:
Zoom会議室のID/パスワードの申請が必要

ワークショップ「宗教とジェンダーの最前線」第3回

南山宗教文化研究所・龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター共催

開催日時:2021年3月2日(火) 13:00〜15:30
開催会場:Zoomによるオンライン開催
プログラム:
あいさつ
金承哲(南山宗教文化研究所所長)
岩田真美(龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター長)
清水耕介(龍谷大学ジェンダーと宗教センター・ユニット1リーダー)
司会・趣旨説明
小林奈央子(愛知学院大学、南山宗教文化研究所)
発表
竹下ルッジェリ・アンナ(京都外国語大学)
「ジェンダーに対する江戸時代の臨済宗の立場をめぐって」
コメンテータ:ティム・グラフ(南山宗教文化研究所編集員、南山大学)
藤本拓也(金光教国際センター)
「金光教におけるジェンダー/セクシュアリティの諸相」
コメンテータ:小松加代子(多摩大学)
総合討議
総括
川橋範子(国際日本文化研究センター、南山宗教文化研究所)
主催:南山宗教文化研究所・龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター
問い合わせ先:
龍谷大学世界仏教文化研究センター
TEL: 075-343-3458
E-mail: grrc-toiawase★ad.ryukoku.ac.jp(★は@に変えてください)
URL: https://grrc.ryukoku.ac.jp/
その他のお知らせ:
参加をご希望の方は、2021年2月28日(日)までに下記のフォームに必要事項をご入力ください。Zoom会議参加のためのURLをお知らせします。
https://forms.gle/ejnVBARsiTS53woe8

神奈川大学国際常民文化研究機構第8回共同研究フォーラム「形を読む ―民具の形態学事始め―」

国際常民文化研究機構 共同研究(一般)成果発表会

開催日時:2021年3月6日(土) 13:30-17:00
開催会場:Zoomによるオンライン開催(事前登録制=3/1(月) 12:00締切)
(申込み方法は下記をご参照ください。)
プログラム:
基調報告
「民具の読み方 ―新しい形態・機能分析手法の提案―」
神野善治(研究代表者・武蔵野美術大学名誉教授)
個別報告
「考古学からみる器具形態・器種・機能の変化史」
山田昌久(東京都立大学大学教育センター特任教授)
「犂の形態と犂耕法の相関関係 ―富山県内の調査から―」
安ヵ川恵子(富山民俗の会)
「ベトナムの竈と土製支脚 ―その形態と機能―」
鍋田尚子(ベトナムタンロン大学講師)
「物のかたちと行為のかたち ―匙・槌・鏝―」
三橋光太郎(グラフィック・デザイナー)
「棒状農具の形態と機能 ―会津と砺波―」
佐々木長生(福島県民俗学会)
「担ぎ棒の形態と機能 ―ラオス・ベトナム・南九州―」
川野和昭(南方民俗文化研究所)
コメント
眞島俊一(テム研究所所長)
佐野賢治(神奈川大学国際日本学部教授/日本常民文研究所所員/前日本民具学会会長)
主催:神奈川大学国際常民文化研究機構
共催:神奈川大学日本常民文化研究所
問い合わせ先:
参加希望の方は2021年3月1日(月)12:00 までに、国際常民文化研究機構Webサイトの下記のページにある参加申込みフォームより必要事項を入力してお申込みください。
http://icfcs.kanagawa-u.ac.jp/research/group2-2-1/210306.html(神奈川大学国際常民文化研究機構第8回共同研究フォーラム)
その他の情報:
参加無料です。上記問い合わせ先欄をご参照いただき、お申込みください。

岩本通弥教授最終講義+ミニシンポ

開催日時:2021年3月6日(土) 15:00〜
開催会場:Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
申込みフォーム:https://forms.gle/tNWfhngXZXP2pbiA9
上記の申込フォームからご登録いただくと自動で受付確認のメールをお送りし、開催の1週間前までに参加用URLをご案内いたします。メールが受信できない場合、またご不明な点がございましたら、下記担当までご連絡ください。
プログラム:
第1部 岩本通弥教授最終講義
「家族・日韓・日常学―民俗学を展望する」
第2部 コメント
南根祐(東国大学校)
山泰幸(関西学院大学)
第3部 贈る言葉
開催趣旨:
東京大学大学院総合文化研究科・岩本通弥教授の最終講義およびミニシンポジウムを以下の通り開催いたします。現在の新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、オンラインによる開催といたします。ご視聴を希望される方は、事前に下記URLからご登録ください。
主催:岩本通弥先生退職記念事業実行委員会
問い合わせ先:
岩本通弥先生退職記念事業実行委員会
E-mail: komaba.his.anthro2021★gmail.com(★は@に変えて下さい)
URL: http://www.anthro.c.u-tokyo.ac.jp/news/20210306_prof_iwamoto
その他の情報:
関連書籍のご案内
2021年3月に岩本通弥・門田岳久・及川祥平・田村和彦・川松あかり編『民俗学の思考法――〈いま・ここ〉の日常と文化を捉える』(慶應義塾大学出版会)が刊行されます。ご参加の皆様には、上記申込フォームから参加登録と併せて本書をご購入いただけますと幸いです。お申し込みいただいた方には岩本通弥教授退職記念冊子『時に沿って―駒場を去るにあたって』を同封し、後日お送りいたします。価格は書籍本体(著者割引)+送料で1900円となります。振込等の詳細は申込への自動返信メールとともにお送りします。
※最終講義のみの参加は無料です。

日本村落研究学会 関東地区研究会

フィールド研究における「歴史」とはなにか

開催日時:2021年03月20日(土) 14:00-17:30
開催会場:Zoomによるオンライン開催(事前登録制=3/17(水)締切)
申込みフォーム:https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZUlcOqvrTgpG9FVQg0u0EZ2yjyC-Fd8gwvy
プログラム:
菅豊(東京大学)
「パブリック・ヒストリーとは何か?」
高田知和(東京国際大学)
「地域社会の歴史は誰が書いてきたのか ―アカデミズム史学、郷土史、いわゆる『字誌』―」
コメント:大門正克(早稲田大学)
研究会の主旨:
本研究会は、フィールド研究における「歴史」とはなにか、という点を改めて考えることを目的としている。昨年来、コロナ禍のもとでフィールド調査が困難となり、既存の議論の相対化が迫られている。こうした状況も踏まえ、コロナ禍とのかかわりも含めて議論を行いたい。菅豊会員(民俗学)からは、近著『パブリック・ヒストリー入門 開かれた歴史学への挑戦』を手がかりに、パブリックヒストリーの構想の全体像、フィールド研究における歴史の主体、捉え方などを報告頂き、高田知和会員(社会学)から、特に市町村史や字史の現場を調査してきた経験を踏まえ、歴史を描く主体、その描き方などを含めた報告、大門正克氏からは、歴史学の立場から、俯瞰的視点と現場のミクロな視点の双方の視点から、歴史学が捉えてきた「歴史」と現在の状況を踏まえ、上記報告についてのコメントを頂きます。ふるってご参加下さい。
主催:日本村落研究学会
問い合わせ先:
青山学院大学 総合文化政策学部 矢野晋吾
E-mail: yano★sccs.aoyama.ac.jp(★は@に変えて下さい)
その他の情報:
参加費用は不要ですが、事前登録(2021年3月17日(水)まで)をお願い致します。
URL: https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZUlcOqvrTgpG9FVQg0u0EZ2yjyC-Fd8gwvy
※上記URLより、必要事項をご記入のあと、フォームにある「送信」ボタンをクリックしていただくと登録完了となります。最後の「送信」をお忘れなきよう、くれぐれもご注意ください。
※開催日が近づきましたら、日本村落研究学会・研究委員会よりミーティングルームのURLを通知させて頂きます。なお、当日は、事前登録されている方の氏名を確認の上、会議室への入室を許可します。必ずZoomの設定で「氏名(所属)」が判るようにしておいてください。宜しくお願い致します。