各種研究集会のお知らせ(2024年第4四半期・開催日順)

このページは、会員の皆さんから寄せられた、研究会、学会または研究・教育機関等が開催する研究集会のご案内です。デザイン上若干変更させていただく場合もございますが、原則として寄せられた情報をそのまま掲載しています。内容についてのお問い合わせは、それぞれの問い合わせ先に直接お願いいたします。またこのページに情報を掲載したいかたは、こちらをご覧下さい

第365回談話会 京都民俗学会(2024年9月17日掲載)

開催日時:2024年10月2日(水) 18:30-21:00(予定)
開催会場:京都労働者総合会館ラボール京都 第7会議室/オンライン(zoom)
(京都市中京区壬生仙念町30―2 四条通り御前西入ル)
*阪急電車京都線西院駅下車 南改札口より東へ徒歩約1分
*京都市バス 26・91・203 系統 四条御前通下車すぐ
※ 今回は会場がいつもと異なりますのでご注意ください。
プログラム:
報告者:石原和(同朋大学仏教文化研究所所員)
論題:はやり神と民衆宗教―1800年前後の名古屋城下の如来教を事例に
要旨:
本報告では、享和 2(1802)年に名古屋城下で起こった如来教の動向や教義展開を、同時代に流行し始めたはやり神と関連づけて論じる。
如来教の世界観において、金毘羅大権現が主神的な位置に登場する。それだけでなく、説教の場での信者との応答を通じて、地域の神仏が数多く説教に登場する。その神仏の中でも、主神的な位置にある金毘羅大権現の金毘羅信仰、信者が強く求めた秋葉大権現の秋葉信仰に注目する。両信仰は 18 世紀後半以降名古屋で急激に拡大した信仰だった。ゆえに、如来教とは信者を食い合う関係にあった。名古屋において、どのような信仰活動がなされ、どのような利益が喧伝されたか、それを如来教がどう捉えていったかを分析し、はやり神の隆盛の中で、民衆宗教の展開を捉え直していく。
主催:京都民俗学会
問い合わせ先:
mail★kyoto-minzoku.jp
E-mail: (★は@に変えて下さい)
その他の情報:
〇会員の方
・対面参加、オンライン参加が可能です。オンライン参加希望の方は、9月29日(日)23:59 までにエントリーフォームから申請してください。
*オンライン参加の場合、会場の都合で双方向での質疑応答はできませんのでご了承ください
〇非会員の方
・対面参加のみ可能です。直接会場にお越し下さい。受付で参加費300円を頂戴します。参加登録は不要です。

三田社会学会 シンポジウム (2024年6月15日掲載)

儀礼空間が創る実践、実践が創る儀礼空間-テクノロジー・身体性・規範に注目して

開催日時:2024年7月6日(土)15:00〜18:00
開催会場:慶應義塾大学三田キャンパス 南館ディスタンスラーニング室(地下4階)
(JR田町駅下車 徒歩10分)
プログラム:
修験道、仏教(臨済宗)、神道、香花仏教(中国漢民族の民間仏教)を事例に、「儀礼空間」が人々の実践を駆動させ、そのことが宗教的な、あるいはそれ以外の社会的な規範を複製しつつ偶然性の中で変容させ、ひいては、儀礼空間自体を作り変えていく様を考察する。
15:00〜15:05 三尾裕子(慶應義塾大学文学部) 「趣旨説明」
15:05〜15:30 東島宗孝(国際宗教研究所宗教情報リサーチセンター) 「儀礼空間としての禅堂―実践と静寂空間の関係性」
15:30〜15:55  東野隆弘(慶應義塾大学大学院社会学研究科) 「修行を通じた儀礼空間の継続―金剛山の山伏集団に注目して」
15:55〜16:20 ケイ光大(慶應義塾大学大学院社会学研究科) 「画像と音を通じて霊と交渉する――中国広東省梅州市の香花葬儀における可視性と可聴性」
16:20〜16:45 牧田小有玲(慶應義塾大学大学院社会学研究科) 「ジェンダー的視点から見た神社における人生儀礼の維持と変容―「安産祈願」と「初宮」を事例に」
16:45〜17:00(休憩15分)
17:00〜17:15 コメント:宮本万里(慶應義塾大学商学部)
17:15〜17:30 コメント:藏本龍介(東京大学東洋文化研究所)
17:30〜18:00 ディスカッション
司会:佐川徹(慶應義塾大学文学部)
主催:三田社会学会
共催:東アジア人類学研究会、慶應義塾大学人類学研究会
問い合わせ先:
HP慶應義塾大学人類学研究会
連絡先:higashishuko★gmail.com 東島宗孝
E-mail: (★は@に変えて下さい)
その他の情報:
事前申込不要。参加費無料。対面のみ。

日本昔話学会2024年度大会(2024年5月18日掲載)

開催日時:2024年7月6日(土)、7月7日(日)
開催会場:
富山県立大学射水キャンパス N中央棟1階 大講義室
交通アクセス :最寄り駅:あいの風とやま鉄道 小杉駅
プログラム:
7/6(土) 12:30〜 受付開始
◆開会 13:00   開会の辞
 金城 朱美 (富山県立大学准教授)
◆公開講演会   13:10〜15:20
I. 川上 陽介 (富山県立大学教授)
  「漢文笑話に見える“笑いのツボ”」
II. 二本松 康宏 (静岡文化芸術大学教授)
  「大学(ゼミ、研究会など)における昔話の採録調査の実践と課題」
◆昔話横丁   15:30〜16:30
語り : 奥井 悦子、布目 恵子、安本 洋子 (とやま語りの会)
報告 : 松本 孝三 (日本昔話学会会員)
  「伝承の語りを振り返る―南加賀で出会った2人の語り手―」
◆総会 16:40〜17:20
7/7(日) 9:10〜 受付開始 
◆研究発表   9:30〜12:25
(1) 9:30〜10:00  伊藤 朝美 (川崎市立日本民家園職員)
 「新しい語りの場としての博物館―川崎市立日本民家園を事例として―」
(2)10:05〜10:35   林 立萍 (台湾大学教授)
 「固有名詞から日本昔話を考える―柳田国男氏の『日本昔話集』を例に―」
(3)B10:40〜11:10   片桐 早織 (翻訳家)
  「物語の受容と変容―多神教世界から一神教世界への置換における一考察―」
(4)11:20〜11:50   福重 一成 (日本経済大学准教授)
「エルサルバドルの昔話―先住民ピピルの昔話口承の道徳的価値に関する一考察―」
(5)11:55〜12:25   大野 寿子 (東洋大学教授)
「マックス・リューティ再考―チューリヒ大学におけるメルヒェン研究の諸相―」
◆シンポジウム  民話と薬   13:15〜16:45 
司会 : 真下 厚
・金城 朱美 (富山県立大学准教授)
 「メルヒェンにおける水について」
・竹原 新 (大阪大学教授)
 「イランの昔話のなかの薬と呪術」
・立石 展大 (高千穂大学教授)
 「日中の昔話「猿の生き肝」と薬について」
・冨樫 晃 (國學院大學大学院博士課程後期)
 「廻国宗教者長寿説話と由来薬―「八百比丘尼」、「海尊」を中心にー」
◆閉会 16:45   閉会の辞
 二本松 康宏 (静岡文化芸術大学教授)
主催:日本昔話学会
問い合わせ先:
富山県立大学工学部教養教育センター 金城朱美
E-mail : kaneshiro★pu-toyama.ac.jp
(★は@に変えて下さい)
その他の情報:
・対面のみの開催となります。
・最寄り駅を間違われないようにご注意ください。アクセスの詳細は日本昔話学会HP「最新のお知らせ」からご覧いただけます。
https://sites.google.com/site/mukashi2005/news
・日本昔話学会の非会員の方は無料で公開講演会、昔話横丁、研究発表会とシンポジウムに参加できます。お手数ですが、2024年7月3日(木)12時までに以下のリンクから参加のお申し込みをお願いいたします。
https://forms.office.com/r/Fh1E4ZEFwm
・第1日目7月6日(土)は富山駅周辺で食事会(6000円程度)を開催予定です。
・第2日目7月7日(日)昼食用のお弁当(1100円)も事前予約できます。当日お支払いください。

現代民俗学会研究会(2024年5月6日掲載)

上海―ノスタルジアの表出と文化遺産の創出―

開催日時:2024年7月14日(日)10:00-15:00
開催会場:東京大学文学部一番大教室(本郷キャンパス法文二号館3階)対面・オンラインの併用(発表、フロアとの討論には通訳がつきます)
プログラム:
■発表者
松田陽「趣旨説明」
鄭土有(復旦大学中文系)「都市における潜在的ノスタルジアの揺れ動き:『上海故事匯』の活動を中心とした考察(仮訳)」(中国語原題:「城市中潜在郷愁的激蕩――以“上海故事匯”活動為中心的考察」)
徐★麗(華東師範大学社会発展学院)「地方化と歴史化:都市の消費空間におけるノスタルジアの醸成(仮訳)」(中国語原題:「地方化和歴史化:都市消費空間中的郷愁営造」):★の字は https://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%B4%9B
菅豊「コメント」
共催:東京大学ヒューマニティーズセンター (協働研究「アジアの都市におけるノスタルジアの表出と文化遺産の創出」)
問い合わせ先:
mail★gendaiminzoku.com(★は@に変えて下さい)
E-mail: (★は@に変えて下さい)
その他の情報:
詳細および非会員の事前登録(zoom)は下記URLをご参照ください。
https://gendaiminzoku.com/meeting.html
対面参加 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScGiimO9kBXjx0A6gwVk9ODOD2rJtOfKPXt6o5PKeVGHQ1M-g/viewform
オンライン参加 https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZItdO-opj0pE92SIfIa8oi3-lbQHd_aKFQA#/registration

京都民俗学会第363回談話会(2024年7月6日掲載)

開催日時:2024年7月26日(金)18:30-20:50
開催会場:職員会館かもがわ 2階中会議室/オンライン(zoom)
発表者とタイトル: プログラム:
報告者:片岡 樹氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 論題:神々とその隣 ―愛媛県菊間町の神、妖怪、仏―
主催:京都民俗学会
問い合わせ先:
mail★kyoto-minzoku.jp
E-mail: (★は@に変えて下さい)
その他の情報:
・【対面】会場に直接お越しください。参加登録は不要です。非会員の方は受付で参加費300円を頂戴いたします。
・【オンライン】会員の方のみご参加を申し受けます。7月22日(月)23:59までに会員あて告知メールに記載されている申し込みURLから申請して下さい。

歴史講演会(2024年9月21日掲載)

開催日時:令和6年9月21日(土) 13:30〜15:30
開催会場:中田農村環境改善センター
(宮城県登米市中田町上沼字西桜場18番地)
プログラム:
講師:石井正己氏(東京学芸大学名誉教授)
演題:登米に伝えられた昔話―永浦誠喜翁と五十嵐レイ子媼―
主催:登米市歴史博物館
問い合わせ先:
登米市歴史博物館 担当 小野寺
E-mail:rekishi-haku★city.tome.miyagi.jp(★は@に変えて下さい)
TEL:0220-21-5411
その他の情報:
要事前申込 定員100名
登米市歴史博物館HP
https://www.city.tome.miyagi.jp/rekihaku/

第22回田園都市線沿線談話会(2024年9月4日掲載)

「民俗学の現在」と「民俗学の未来」―『現代思想』5月号執筆者との対話―

開催日時:2024年9月21日(土)14:00〜17:00
開催会場:溝の口駅前「川崎市民生活文化会館 てくのかわき」(https://tekuno-kawasaki.com
(東急田園都市線「溝の口駅」より徒歩5分(上記URL地図参照))
プログラム:
〈発表者〉
飯倉義之(國學院大學)【「著者コメント」のみの書面参加】
塚原伸治(東京大学)
辻本侑生(静岡大学)
〈コメンテーター〉
福田アジオ(元日本民俗学会代表理事)
篠原徹(元日本民俗学会代表理事)
主催:田園都市線沿線談話会
問い合わせ先:
伊藤敏(E-mail:s2153212★aol.com)
E-mail: (★は@に変えて下さい)
その他の情報:
○参加費:1000円
○参加される方は上記問い合わせ先までE-mailで御連絡下さい。
○参加者は特集「民俗学の現在」が掲載された『現代思想』5月号を持参するか、当該特集を読んで御参加下さい。
○「田園都市線沿線談話会」のこれまでの開催実績等は「柳田国男の学問」(https://daigomihara.amebaownd.com)の「LINE UP」を御覧下さい。