談話会記録-2018年 第897回〜第902回

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第897回談話会(2018年3月11日)

民俗学関係卒業論文発表会

日時:2018年3月11日(日) 13:30〜17:00
会場:神奈川大学横浜キャンパス 3号館205・206教室(※昨年度と会場が異なります)
プログラム(各発表20分・質疑応答5分):
A会場=205教室
13:30〜13:55 椎名美沙希(國學院大学)「安房白浜のアマについて」
14:00〜14:25 爲数美智(関西学院大学)「神社と工芸 ―筥崎宮と博多曲物―」
14:30〜14:55 郡司瑞穂(成城大学)「関東地方に見る藁蛇の民俗 ―間々田のジャガマイタを中心に―」
15:05〜15:30 名古屋円花(東北大学)「集落の危機と希望の民族誌 ―東日本大震災後の雄勝町波板地区を事例として―」
15:35〜16:00 村上舞子(明治学院大学)「東日本大震災後の民俗芸能の変容と活性化に関する考察 ―岩手県大槌町に伝承される吉里吉里大神楽を事例に―」
16:05〜16:30 岩瀬春奈(國學院大学)「憑物伝承の分布とその分析」
B会場=206教室
13:30〜13:55 穴澤明子(東洋大学)「川崎稲毛神社例大祭における宮座式」
14:00〜14:25 鴨志田彩乃(新潟大学)「悪態祭と地域社会」
14:30〜14:55 菅原瑠璃香(新潟大学)「竹と向き合う差し手たち ―秋田竿燈まつりを事例に―」
15:05〜15:30 松山章子(筑波大学)「民話を語る現代的意義 ―複数の民話の会と語り手を事例に―」
15:35〜16:00 杉山萌依子(筑波大学)「偉人を語り合う人々 ―宮部鼎蔵と吉田松陰の顕彰活動を事例として―」
16:05〜16:30 榎木優里子(関西学院大学)「説教の消長 ―『節談説教』の発見と展開―」
16:35〜17:00 沼賀健一郎(武蔵大学)「伝説研究の意義 ―赤城山男体山神戦伝説・俵藤太百足退治伝説を例に―」

第898回談話会(2018年5月13日)

民俗学関係修士論文発表会

日時:2018年5月13日(日) 13:30〜16:30
会場:成城大学3号館321教室
(小田急線「成城学園前」駅下車、徒歩5分)
プログラム(各発表30分・質疑応答10分):
13:30-14:10 「神輿は誰が舁くのか ―京都近代・祇園祭・『四若組』を事例に―」
中西仁(佛教大学大学院文学研究科)
14:15-14:55 「民謡の継承をめぐって ―東広島市宇山と呉市音戸の比較から―」
須藤満寿代(成城大学大学院文学研究科)
15:05-15:45 「津波災害と屋敷神の変容 ―宮城県気仙沼市大島の事例から―」
小野寺佑紀(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科)
15:50-16:30 「アワビ救難譚の研究」
山口くるみ(國學院大學大学院文学研究科)

第899回談話会(2018年7月8日)

民間博物館の可能性

日時:2018年7月8日(日) 13:30〜17:00
会場:成城大学3号館321教室
(小田急線「成城学園前」駅下車、徒歩5分)
開催趣旨:
2015年に廃館になった小川原湖民俗博物館は渋沢敬三の秘書であった杉本行雄が1961年に設立した博物館である。この博物館の旧蔵資料を出発点に、民間博物館の果たした役割やそれを受容してきた地域について検証し、その可能性について考えてみたい。
発表者とタイトル:
丸山泰明(天理大学)
「私鉄文化とミュージアム―学術とリクリエーションの両立をめぐって」
山田嚴子(弘前大学)
「地方における民間博物館への『まなざし』 ―渋沢敬三の声のレコードから―」
小島孝夫(成城大学)
「民間博物館の行方、民俗資料の行方 ―小川原湖民俗博物館旧蔵資料を中心に―」
司会・コメンテーター:小池淳一(国立歴史民俗博物館)
問い合わせ先:
日本民俗学会事務局
TEL: 03-5815-2265

第900回談話会(2018年9月9日)

技術伝承への民俗学的/実践的アプローチ

日時:2018年9月9日(日) 13:30〜17:00
会場:成城大学3号館321教室
(小田急線「成城学園前」駅下車、徒歩5分)
開催趣旨:
生活文化としての技術伝承は、産業的・芸術的・趣味的など多面的な性格を有している。また技術を伝える行為は、作品の市場価値、道具や材料の調達、製作・流通の諸工程に関わる人の縁など、地域を越える関係性に支えられている。そうした技術伝承を、実践的に支援する活動まで含めて民俗学的に捉える可能性を考えたい。
発表者とタイトル:
野尻かおる(荒川ふるさと文化館)
「荒川区の伝統工芸技術保護の取り組み ―荒川の匠育成事業を中心に―」
宇田哲雄(川口市教育委員会)
「近代鋳物産業の技術伝承」
久津輪雅(岐阜県立森林文化アカデミー)
「作る活動を楽しみながら技術を伝える」
司会・コーディネーター:俵木悟(成城大学)
問い合わせ先:
日本民俗学会事務局
TEL: 03-5815-2265

第901回談話会(2018年11月11日)

海がつなぐ日本と韓国―朝鮮海出漁と韓国の民俗変化

日時:2018年11月11日(日) 13:00〜17:00
会場:成城大学3号館321教室
(小田急線「成城学園前」駅下車、徒歩5分)
開催趣旨:
本談話会では、近代における日本人漁民の進出を契機として起こる、朝鮮半島の漁撈文化および生活文化の変化について、現在の韓国の様相を素材として考える。こうした取りくみは、朝鮮半島に限らず、今後、近代の日本と植民地との生活文化の混交を民俗学で取り上げるための方法を模索するものでもある。
発表者とタイトル:
松田睦彦(国立歴史民俗博物館)
「朝鮮海出漁研究の民俗学的意義とその方法」
磯本宏紀(徳島県立博物館)
「朝鮮海への日本人漁民の進出と漁業経営―香川県観音寺市伊吹島と広島県坂町横浜の出漁漁民の事例から」
昆政明(神奈川大学)
「日韓造船技術の混交」
鄭然鶴(韓国国立民俗博物館)
「韓日大漁旗の比較研究」
呉昌炫(韓国国立民俗博物館)
「カタクチイワシから見た20世紀韓国人の日常食生活の変動―韓国におけるカタクチイワシ漁業技術と消費方式の伝播と受容」
司会・コーディネーター:川島秀一(東北大学)
共催:国立歴史民俗博物館

第902回談話会(2018年12月9日)

地域における神楽と宗教者 ―比婆荒神神楽・豊前神楽・いざなぎ流―

日時:2018年12月9日(日) 13:30〜17:00
会場:成城大学7号館723教室
(小田急線「成城学園前」駅下車、徒歩5分)
開催趣旨:
共通する要素をもちながら、地域によって異なる相貌を見せる神楽。その共通点と多様性はどのようにして形成されたのだろう? この談話会では、九州・中国・四国の神楽からサンプルを取り上げ、宗教者の出自、神観念、神楽とその他の儀礼、地域の自然・経済的側面、その歴史的変化などの視点から比較考察を試みる。
発表者とタイトル:
鈴木昂太(総合研究大学院大学)
「広島県備北地方における太夫の宗教活動 ―比婆荒神神楽を中心に―」
白川琢磨(福岡大学)
「豊前神楽の系譜と改変―神楽と加持祈禱―」
斎藤英喜(佛教大学)
「博士・神職・太夫 ―土佐いざなぎ流の神楽と祈禱―」
司会・コーディネーター:梅野光興(高知県立歴史民俗資料館)
共催:いざなぎ流と物部川流域の文化を考える会

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