年会開催記録-第51回〜第60回(1999年〜2008年)
第51回年会 1999年10月2日〜3日 神奈川大学(横浜市)
- 公開講演
- アラン・コルバン 「感性の歴史民俗学 −ある歴史家の試み−」
- 公開シンポジウム 「語られるムラ・書かれる村 −ムラの可能性の再発見−」
- 小川直之 「ムラの民俗と「時代」層」
- 赤坂憲雄 「村の歴史、中世以前は可能か」
- 藤木久志 「たたかう(中世の)村の習俗」
- 嘉田由紀子 「今、環境と人間をムラから語る」
- 司会: 福田アジオ・安井真奈美
- 研究発表・ミニシンポジウム [222号]=プログラム掲載号
第52回年会 2000年9月30日〜10月1日 信州大学(長野県松本市)
- 公開記念シンポジウム 「ヤマの暮らし ―その多様性と変容―」
- 安室知 「民俗学における畑作文化とは何か」
- 白水智 「ヤマから歴史を考える」
- 福澤昭司 「ヤマの交易」
- コメンテーター: 篠原徹・山本質素
- 司会: 倉石忠彦・巻山圭一
- 研究発表
第53回年会 2001年10月6日〜8日 帝塚山大学(奈良市)
- 公開講演 「新世紀における民俗学の展望と課題」
- 岩本通弥 「「家」族の過去・現在・未来 ―生殖革命時代のオヤコ―」
- 野本寛一 「環境民俗論の視界」
- 伊藤唯真 「祖先祭祀の構造とその将来展望」
- 岩井宏實 「世相と民俗」
- 個別研究発表
第54回年会 2002年10月5日〜6日 つくば国際会議場(茨城県つくば市)
- 公開シンポジウム 「民俗と情報 ―民俗世界における情報・情報社会における民俗―」
- 基調講演
- 川田順造 「情報化のなかで「民俗」を問い直す」
- 水越伸 「新たな地域情報共同体の形成と民俗のゆくえ」
- コメンテーター: 小池淳一・真野俊和
- 司会: 鳥越皓之・坂本要
- ミニシンポジウム・研究発表
第55回年会 2003年10月4日〜5月 山口大学(山口県山口市)
- 公開シンポジウム 「海 ─交流の舞台─」
- 基調報告
- 清水満幸 「瀬戸内海、響灘、日本海 ―民俗の差異と変遷について―」
- 印南敏秀 「瀬戸内島嶼の海産資源をめぐる漁撈活動と流通」
- 野地恒有 「移住集落における技術交流 ―長崎県対馬の移住誌―」
- コメンテーター: 高桑守史・池田哲夫
- 司会: 星野晋・金谷匡人
- ミニシンポジウム「民俗調査の現場から ―変貌する現代社会と民俗学―」
- 吉留徹 「民俗調査における「地域」と「伝承」 ―角島の事例を中心に―」
- 板橋春夫 「過疎で<火の番>を続けられるか ―生活環境の変化にみる居住形態と民俗慣行―」
- 森栗茂一 「近代都市の災害と地蔵 ―まち創造における民俗学の役割―」
- 司会: 中野紀和
- 一般発表・ポスターセッション
第56回年会 2004年10月2日〜4日 園田学園女子大学(兵庫県尼崎市)
- 公開シンポジウム 「陰陽師と民俗社会」
- 村上紀夫 「畿内における散所・陰陽師の諸相」
- 中山薫 「吉備の陰陽師 ―上原(カンバラ)太夫を中心に―」
- 高木啓夫 「祈祷祭文に見る祈り太夫とその呪術 ―いざなぎ流資料を中心として―」
- コメンテーター: 林淳
- 司会: 酒向伸行
- ミニシンポジウム・一般発表・ポスターセッション
第57回年会 2005年10月8日〜9日 東京大学(東京都目黒区)
- 公開シンポジウム 「野の学問とアカデミズム:民俗学の実践性を問う」
- [基調講演] 伊藤亞人(東京大学) 「民俗学の周縁性と実践」
- [発題] 菅豊(東京大学)
- [パネル発表1] 佐藤健二(東京大学) 「野の学問の苦境」
- [パネル発表2] 小国喜弘(東京都立大学) 「伝統の創造と学校教育」
- [パネル発表3] 鬼頭秀一(東京大学) 「「野の学問」の歴史的屈折と学問と社会の新境地」
- [コメンテータ] 刀根卓代(女性民俗学研究会)・佐藤雅也(仙台市歴史民俗資料館)・伊藤亞人(東京大学)
- ミニシンポジウム・一般発表・ポスターセッション
- 第57回年会ホームページ
第58回年会 2006年10月14日〜16日 山形大学(山形県山形市)
- 公開シンポジウム 「語りの文化からみた日本民俗学の今後」
- [基調提案] 大友義助(山形県)
- [基調講演] 川田順造(神奈川県) 「語りの文化における、ことば・伝承・地域の記憶 ─世界民俗学への視野で─」
- [パネラー1] 川森博司(兵庫県) 「語りの変容と語り手の実践」
- [パネラー2] 島村恭則(秋田県) 「現代日本の「語り」再考─〈比較〉と〈多声〉の視点から」
- [コメンテータ] 赤坂憲雄(東京都)・常光徹(千葉県)・吉川祐子(静岡県)
- [ディスカッション] 司会 大友義助(山形県)/武田正(山形県)・浅黄喜悦(山形県)・菊地和博(山形県)
- ミニシンポジウム・一般発表・ポスターセッション
- 第58回年会ホームページ
第59回年会 2007年10月6日〜8日 大谷大学(京都府京都市)
- 公開シンポジウム 「仏教と民俗」
- [基調提案] 豊島 修(大阪府・大谷大学) 「仏教と民俗の交渉」
- [パネリスト1] 小嶋博巳(岡山県) 「めぐりの聖化―巡礼と仏教・民俗―」
- [パネリスト2] 小栗栖健治(兵庫県) 「地獄絵に描かれた仏教習俗―供養と救済の変遷―」
- [パネリスト3] 坂本 要(神奈川県) 「念仏踊りから見る仏教民俗」
- [座長] 鈴木正崇(東京都)
- [コメンテーター] 西海賢二(神奈川県)、上別府茂(滋賀県)
- ミニシンポジウム・一般発表・ポスターセッション
- 第59回年会ホームページ
第60回年会 2008年10月4日〜6日 熊本市民会館・熊本大学(熊本県熊本市)
- 御松囃子御能保存会による「菊池の松囃子」公演
- 公開シンポジウム 「『新国学談』再考 ─先祖・供養・祭り─」
- [基調提案] 福田アジオ(神奈川県) 「今、何故『新国学談』か」
- [基調報告1] 小川直之(神奈川県) 「柳田國男の『新国学談』と祖霊信仰論」
- [基調報告2] 岩崎真幸(福島県) 「『新国学談』が意味するもの ─『新国学談』と民俗学のそれ以降─」
- [基調報告3] 米田 実(滋賀県) 「『由緒ある者」と民俗」
- [パネルディスカッション・コーディネーター] 佐野賢治(茨城県)
- 一般発表・分科会発表・ポスターセッション