談話会記録-2015年 第879回〜第884回
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第879回談話会(2015年3月8日)
2014年度民俗学関係卒業論文発表会
- 日時:2015年3月8日(日) 13:30〜16:30
- 会場:神奈川大学横浜キャンパス 3号館205・206・207教室
- (東急東横線「白楽」駅下車、徒歩15分)
- プログラム(各発表20分・質疑応答5分):
- A会場=205教室
- 13:30-13:55 「クジラと共に生きてきた人々 ―牡鹿半島鮎川浜の捕鯨船長と鯨歯工芸職人への聞書き―」佐藤麻南(東北学院大学)
- 14:00-14:25 「部落に生きる造園業 ―X市Y地域植木圃場の生業と闘争―」金原泰(関西学院大学)
- 14:30-14:55 「地場産業従事者の選択 ―墨田区東墨田の製鞣革業を例に―」岡田伊代(成城大学)
- 15:05-15:30 「復活した真岡木綿を支える担い手 ―真岡木綿は伝統工芸か―」芳士戸理(筑波大学)
- 15:35-16:00 「家業の継承と地域社会の展開 ―静岡県磐田市お茶農家の試みを例に―」町田歩未(成城大学)
- B会場=206教室
- 13:30-13:55 「オモロの今 ―現代社会における神歌の状況―」山内盛貴(慶應義塾大学)
- 14:00-14:25 「法印神楽の継承とその民俗的背景 ―宮城県石巻市の雄勝法印神楽を中心に―」砂金春奈(東北学院大学)
- 14:30-14:55 「神職になるということと芸能伝承の関連についての考察 ―北海道松前神楽を事例に―」増田つぐみ(筑波大学)
- 15:05-15:30 「移転集落におけるムラの再編と内・外の意識」渡邉直登(新潟大学)
- 15:35-16:00 「卯月八日の研究」伊藤新之輔(國學院大學)
- C会場=207教室
- 13:30-13:55 「地方祭礼における新しい参加者 ―徳島県日和佐八幡神社秋季例大祭を事例として―」三隅貴史(関西学院大学)
- 14:00-14:25 「祭りの存続と相補性」西塚大地(新潟大学)
- 14:30-14:55 「北条五代祭り ―観光・地域振興というコンテクストにおける考察―」本多良光(首都大学東京)
- 15:05-15:30 「観光事業としてのアニメ聖地巡礼 ―その成功と失敗について―」山内萌(慶應義塾大学)
- 15:35-16:00 「巡礼者の多義性 ―四国遍路の接待文化を通した考察―」藤田真衣(首都大学東京)
第880回談話会(2015年5月10日)
2014年度民俗学関係修士論文発表会
- 日時:2015年5月10日(日) 13:30〜17:15
- 会場:神奈川大学横浜キャンパス 3号館205・206教室
- (東急東横線「白楽」駅下車、徒歩15分)
- プログラム(各発表30分・質疑応答10分):
- A会場=205教室
- 13:30-14:10 「広島県における盆灯籠の研究 ―物質文化の視点から―」
- 岡田裕美(関西学院大学大学院文学研究科)
- 14:15-14:55 「湯立獅子舞における伝統と継続」
- 王蕾(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科)
- 15:05-15:45 「人と家畜の関係からみる蒼前信仰 ―青森県十和田市を事例に―」
- 上形智香(筑波大学大学院人文社会科学研究科)
- 15:50-16:30 「低湿地農耕形態にみる割地慣行と村落社会 ―新潟市西蒲区遠藤集落の事例から―」
- 山田祐紀(新潟大学大学院現代社会文化研究科)
- B会場=206教室
- 13:30-14:10 「ホタテガイ養殖を通じて見る地域の復興 ―宮城県石巻市雄勝町の一集落(ブラク)の事例から―」
- 小山悠(東北学院大学大学院文学研究科)
- 14:15-14:55 「地方花柳界の再活性化 ―マイコ(舞娘・舞子)の前景化を中心に―」
- 谷岡優子(関西学院大学大学院社会学研究科)
- 15:05-15:45 「都市祭礼から見た地域社会の変化と動態 ―成田祇園祭を事例として―」
- 菊田祥子(慶應義塾大学大学院社会学研究科)
- 15:50-16:30 「儀礼的空間における沖縄アイデンティティ継承のこころみ ―大正沖縄県人会の「敬老会」を事例として―」
- 猪岡叶英(大阪大学大学院文学研究科)
- 16:35-17:15 「〈語り部〉生成の民俗学に向けて―記憶・過去・人との出会いと語りの実践」
- 川松あかり(東京大学大学院総合文化研究科)
第881回談話会(2015年7月12日)
世界のなかの民俗学(年会プレシンポジウム)
- 日時:2015年7月12日(日) 13:30〜17:00
- 会場:関西学院大学大阪梅田キャンパス1004教室(アプローズタワー10階)
- (アクセスはこちら)
- パネリスト:
- 上杉富之(成城大学)
- 「『グローカル民俗学』の構想―柳田國男の『世界民俗学』の今日的展開として―」
- 川森博司(神戸女子大学)
- 「民俗学の脱土着化への試みと課題」
- コメンテーター:渡邊欣雄(國學院大學)
- コーディネーター:島村恭則(関西学院大学)
- 開催趣旨:
- 第67回年会の公開シンポジウム「世界のなかの民俗学」(2015年10月10日開催)のプレシンポジウムとして、グローバル・コンテクストにおける民俗学の脱土着化・再土着化・世界化・再活性化について考える。
第882回談話会(2015年9月13日)
民俗展示の可能性
- 日時:2015年9月13日(日) 13:30〜17:00
- 会場:成城大学3号館2階321教室
- (小田急線「成城学園前」駅より徒歩3分/キャンパスマップはこちら)
- パネリスト:
- 小池淳一(国立歴史民俗博物館)
- 「国立歴史民俗博物館における民俗展示の構想と射程」
- 梅野光興(高知県立歴史民俗資料館)
- 「廃校で民具を見せる ―高知県立歴史民俗資料館の試み―」
- 山田尚彦(松戸市立博物館)
- 「民俗展示の不可能性(?)」
- コメンテーター:笹原亮二(国立民族学博物館)
- 司会・コーディネーター:飯島康夫(新潟大学)
- 開催趣旨:
- 現在、全国の博物館には、多くの民俗資料が収蔵されている。しかし、民俗資料のもつ意味と価値を、一般の人々が十分に理解し認めているとは必ずしもいえず、廃棄される資料もあると聞く。そのような状況で民俗学の知見に基づく「民俗展示」は、どれだけの役割を果たしえるのか。「民俗展示」の可能性について、その枠組の有効性も含めて議論したい。
第883回談話会(2015年11月8日)
自然災害と民俗
- 日時:2015年11月8日(日) 13:30〜17:00
- 会場:成城大学3号館2階321教室
- (小田急線「成城学園前」駅より徒歩3分/キャンパスマップはこちら)
- パネリスト:
- 松川 香代子(愛知大学綜合郷土研究所)
- 「災害伝承を読み解く ―静岡県の地震・津波の事例から―」
- 辻本 侑生(浜銀総合研究所)
- 「昭和三陸津波の忘却と記憶 ―岩手県沿岸部における『3月3日』の諸相―」
- 福田 雄(東北大学)
- 「宮城県南三陸町における『きりこ』の現在」
- コーディネーター:川島 秀一(東北大学)
- 開催趣旨:
- 東日本大震災以後、民俗学においても自然災害を扱う研究が多くなってきた。過去の研究史を踏まえ、新たな課題を投げかけることが可能な段階に入っている。非日常的な自然災害に向き合った人々が、いかにして日常性を取り戻し、どのような方法でその災害を伝えようとしてきたか。災害列島における民俗を、改めて議論しておきたい。
第884回談話会(2015年12月13日)
つながりを活かす人びと ―講研究の可能性―
- 日時:2015年12月13日(日) 13:00〜16:40
- 会場:駒澤大学駒沢キャンパス1号館204教場
- パネリスト:
- 西村 敏也(武蔵大学)
- 「共有地を持つ講 一東京・群馬のオイヌサマ講を事例に―」
- 小林 奈央子(愛知学院大学)
- 「講を存続させる工夫 ―尾州鷹羽講を事例に―」
- 阿部 友紀(東北大学)
- 「講組織縮小という選択 ―能代龍王講を事例に―」
- 岡山 卓矢(宮城県柴田町教育委員会)
- 「講組織と行政区創立の相互作用 ―宮城県大崎平野の契約講を事例に―」
- コーディネーター:高木 大祐(成城大学)
- 開催趣旨:
- 「無縁社会」という言葉も飛び交う現代にあって、講を存続させている人びとは、そのつながりをどう活かしているのか。講の存続に向けた意志と行動を4つの事例から分析し、今後の講研究の可能性を探る。
- 共催:講研究会
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