談話会記録-2020年 第909回〜第911回
第909回談話会(2020年3月8日・開催中止)
COV-19感染症への対応のため、中止となりました。こちらのお知らせをご覧下さい。なお、各発表要旨を掲載しておりますので、発表タイトルのリンクをクリックしてご覧ください。
民俗学関係卒業論文発表会
- 日時:2020年3月8日(日)
- 会場:神奈川大学
- プログラム(各発表20分・質疑応答5分):
- 〔A会場=205教室〕
- 13:30〜13:55 「儀礼に表象されるもの ―京都府相楽郡の居籠祭を事例として―」西尾栄之助(京都先端科学大学)
- 14:00〜14:25 「『物忌』のゆくえ ―伊豆諸島における来訪神伝承の消長―」辻涼香(関西学院大学)
- 14:30〜14:55 「神輿を担ぐ女たち」齋藤菜月(新潟大学)
- 15:05〜15:30 「真言とジェンダー ─新潟県佐渡市赤泊に暮らす女性の生活史からみる民俗宗教─」大川莉果(立教大学)
- 15:35〜16:00 「災害と娯楽 ―八甲田山雪中行軍遭難事件の大衆娯楽化について―」渡邊みずか(武蔵大学)
- 16:05〜16:30 「村落祭祀からみる外来神信仰 ―沖縄県南城市佐敷字津波古における土帝君信仰を事例として―」大城沙織(筑波大学)
- 16:35〜17:00 「群馬県における屋敷神祭祀とその変遷」笠原春菜(國學院大学)
- 17:05〜17:30 「茶農家における家業の継承 ―埼玉県入間市を事例に―」木村ひなの(成城大学)
- 〔B会場=206教室〕
- 13:30〜13:55 「秋田県北部における遺骨葬の成立」菅原悟(新潟大学)
- 14:00〜14:25 「能登半島における骨蔵器」崔丁マ竹(金沢大学)
- 14:30〜14:55 「『学び』の場としての仏教寺院 ―寺子屋活動の展開を事例に―」門脇郁(東北大学)
- 15:05〜15:30 「白山修験と川上御前 ―越前市五箇における『神仏分離』と歴史の解釈―」山内鳳将(関西学院大学)
- 15:35〜16:00 「地域社会における歌の役割 ―なぜ『島原の子守唄』は毎晩8時に流れているのか」松尾有起(追手門学院大学)
- 16:05〜16:30 「道鏡巨根伝説にみる性信仰」児玉寿美(武蔵大学)
- 16:35〜17:00 「師檀関係に見る武州御嶽山信仰 ―御師の兼業化に注目して―」小林直輝(筑波大学)
- 17:05〜17:30 「水族館における飼育生物の供養について ―新江ノ島水族館を事例として―」福田麻友子(成城大学)
第910回談話会(2020年11月8日・オンライン開催)
- 日時:2020年11月8日(日) 13:30〜17:15
- 会場:Zoomによる遠隔発表
- プログラム:
- 13:30-14:10 沼賀健一郎(武蔵大学大学院人文科学研究科)
- 「赤城山日光山神戦伝説におけるムカデ退治譚の研究」
- 14:15-14:55 森戸日咲子(筑波大学大学院人文社会科学研究科)
- 「都市祭礼における山車人形の現在とその変容の動態 ―秋田県角館の作り手の技法と社会性を中心に―」
- 15:00-15:40 相良悦子(山口大学大学院人文科学研究科)
- 「修験道と薬 ―求菩提修験道の事例を中心に―」
- 15:50-16:30 間所瑛史(筑波大学大学院人文社会科学研究科)
- 「旧領支配地域における神葬祭をめぐる歴史と現在―群馬県多野郡神流町を事例に―」
- 16:35-17:15 岩瀬春奈(國學院大學大学院文学研究科)
- 「民間宗教者『ネギ』の継承と役割 ―静岡県浜松市水窪町を中心に―」
- *論文参加
- 篠原久仁子(立教大学大学院観光学研究科)
- 「伝統野菜と科学技術の「種(タネ/シュ)」をめぐる民俗学的研究 ―蓼科で野菜を育てる農家の暮らしから―」
第911回談話会(2020年12月13日・オンライン開催)
第15回人類学関連学会協議会(CARA)合同シンポジウム「性差」
- 日時:2020年12月13日(日) 13:00〜17:00
- 会場:Zoomによる遠隔発表
- ※参加申し込みは、このページ下部にあるフォームから行なってください(2020年11月17日)
- 開催主旨
- 「性差」が学問のみならず社会的な課題となって久しい。性差は大きく生物学的、心理的、社会的に区別することができるが、当然のことながらそれぞれは密接に関連している。男女の生物学的な区 別と、その社会的・文化的な役割の関係についてはこれまで多くの領域から研究がすすめられ、近年ではトランスジェンダーなど男女という区別に収まらない問題も議論されている。
この「性差」という古くて新しい課題について、それぞれの学会から最新の成果をもちより、それぞれの理解を深め、議論を展開していくことは、人類学関連学会のそれぞれにとっても有意義であるとともに、大きな社会性・現代性を有するものといえるだろう。
合同シンポジウムでは、ぞれぞれの学問領域の方法による研究事例を持ち寄り、その到達点を相互理解することによって、共通点と独自性を探り、さらには今後の「性差」の在り方についても議論を深めていければ幸いである。 - プログラム:
- 13:00 開会挨拶=川島秀一(東北大学・日本民俗学会会長)/主旨説明=市川秀之(滋賀県立大学・日本民俗学会)
- 13:15-13:40 伊藤詞子(京都大学・日本霊長類学会)
- 「とあるチンパンジー集団における生と性」
- 13:40-14:05 新ヶ江章友(大阪市立大学・日本文化人類学会)
- 「乖離する性行為と生殖 ―セクシュアルマイノリティによる生殖補助医療技術の利用実態から見た出産・子育て―」
- 14:05-14:30 村木里志(九州大学・日本生理人類学会)
- 「生理人類学は性差とどう向き合っているか」
- 14:30-14:45 休憩
- 14:45-15:10 安井眞奈美(国際日本文化研究センター・日本民俗学会)
- 「性差の民俗ー胎児の性別占いと胎児観」
- 15:10-15:35 五十嵐由里子(日本大学・日本人類学会)
- 「人骨に現れる性差」
- 15:35-15:50 休憩
- 15:50-16:50 総合討論
- 司会:才津祐美子(長崎大学・日本民俗学会)
- 16:50-17:00 まとめ
- コーディネーター:市川秀之・才津祐美子