談話会記録-2023年 第924回〜
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第924回談話会(2023年3月12日・オンライン開催)
2022年度民俗学関係卒業論文発表会
- 日時:2023年3月12日(日) 13:00〜16:40
- 会場:Zoomによるオンライン開催(4会場を設定)
- プログラム〔発表20分・質疑応答5分、各会場とも15:00-15:10に10分の休憩を挟みます〕:
- 〔A会場〕
- 1. 13:00-13:25 德永紗英(東京大学)
- 「科学技術の日常化をいかに問うか ―ロボット掃除機と住まい方の変化―」
- 2. 13:30-13:55 劉嘉浩(関西学院大学)
- 「面花をめぐる伝承人と商品化 ―中国陝西省渭南市華県の事例―」
- 3. 14:00-14:25 東浦拓(東北大学)
- 「土井善晴における『和食の伝統』に関する考察 ―フォークロリズムの観点から―」
- 4. 14:30-14:55 伊藤健太(江戸川大学)
- 「食品サンプルの文法 ―食の記号化と展示に関する現地調査から―」
- 5. 15:10-15:35 横山七海(東北大学)
- 「女将は『女の仕事』の再生産か ―仙台市秋保温泉の旅館を事例に―」
- 6. 15:40-16:05 川津寧々(國學院大學)
- 「現代における見世物小屋」
- 7. 16:10-16:35 古野敬一(九州産業大学)
- 「ネットロアを伝承するYoutuber」
- 〔B会場〕
- 1. 13:00-13:25 佐々木太郎(弘前大学)
- 「『授かる神』の再検討 ―津軽地方における家の神の祭祀契機に着目して―」
- 2. 13:30-13:55 飯島大夢(関西学院大学)
- 「半僧坊信仰の消長 ―遠州・方広寺における鎮守のゆくえ―」
- 3. 14:00-14:25 荒木菜都美(別府大学)
- 「地方領主の支配域における人神信仰の成立と伝播 ―大分・宮崎県際地域に分布する富尾権現信仰を事例に―」
- 4. 14:30-14:55 窪田海人(東北学院大学)
- 「仙台城下町における同業神祭祀の歴史的展開 ―仙台市若林区南染師町の愛染明王を事例に―」
- 5. 15:10-15:35 生田春(別府大学)
- 「牛鬼伝承の淵源をめぐって」
- 6. 15:40-16:05 河原井美月(新潟大学)
- 「作物と食行為の禁忌伝承に関する一考察」
- 〔C会場〕
- 1. 13:00-13:25 浅見太暉(立教大学)
- 「祭り囃子の継承と地域社会 ―秩父祭中町における秩父屋台囃子の継承を例に―」
- 2. 13:30-13:55 北澤楓花(日本女子大学)
- 「どのように地方都市の祭りは続いているのか ―長野県大町市若一王子神社例大祭を事例にして―」
- 3. 14:00-14:25 沖田裕紀(筑波大学)
- 「マツリのコロナ禍への抵抗 ―まつりつくばの中止とねぶたイベントの開催―」
- 4. 14:30-14:55 水上花音(成城大学)
- 「地域社会としての団地・再考 ―『桜木第二県住夏祭り』を事例に―」
- 5. 15:10-15:35 大楽悠華(國學院大學)
- 「温泉をめぐる伝説の研究」
- 6. 15:40-16:05 永峰一樹(京都先端科学大学)
- 「昔話『桃太郎』の再考 ―山行き型桃太郎を中心に―」
- 7. 16:10-16:35 杉山紗南(京都先端科学大学)
- 「伝説にみる殉教キリシタン像 ―平戸市猪渡谷町と周辺地域を事例として―」
- 〔D会場〕
- 1. 13:00-13:25 岡田梨花(成城大学)
- 「人と川との関係の変化 ―鶴見川流域の開発に注目して―」
- 2. 13:30-13:55 木島幸太郎(熊本大学)
- 「裏山の民俗誌 ―熊本県宇城市豊野町の巣林山について―」
- 3. 14:00-14:25 伊藤早穂子(新潟大学)
- 「山間村落における空間認識の形成 ―長野県下水内郡栄村小赤沢を事例に―」
- 4. 14:30-14:55 阿比留卓己(玉川大学)
- 「イノシシ猟師の民俗誌」
- 5. 15:10-15:35 大内拓海(江戸川大学)
- 「千葉県船橋市における闇市 ―戦後船橋の地理関係からの考察と現代の旧闇市地域の比較―」
- 6. 15:40-16:05 増藤雄大(東北学院大学)
- 「明治・大正期のデコ屋敷における郷土玩具製作 ―福島県郡山市の恵比須屋に残る資料の分析から―」
第925回談話会(2023年5月14日・対面開催)
2022年度民俗学関係修士論文発表会
- 日時:2023年5月14日(日) 13:00〜16:45
- 会場:國學院大學渋谷キャンパス 3号館4F 3401教室・3403教室
- (渋谷駅より徒歩13分)
- プログラム(発表25分+質疑15分):
- A会場(3401教室)
- 1. 13:00-13:40 亀田睦季(東京大学大学院総合文化研究科)
- 入浴習慣と公衆浴場の変化に関する一考察 ―1950年代以降の東京都板橋区を中心に―
- 2. 13:45-14:25 奈良場春輝(筑波大学大学院人文社会科学研究群)
- 「盲」とともに生きる巫女―語りを手がかりとした「障害」者の民俗学的研究―
- 3. 14:30-15:10 李欣然(東京大学大学院総合文化研究科)
- 「過去」を着る―中国の漢服愛好者の実践からみる「伝統」理解―
- 4. 15:20-16:00 廣江咲奈(成城大学大学院文学研究科)
- 少女による自己構築 ―1900〜1910年代の『少女の友』投稿欄を例にして―
- 5. 16:05-16:45 山下茉莉花(関西学院大学大学院社会学研究科)
- デジタル・フォークロアとしての投稿動画 ―東京2020オリンピック・パラリンピック 競技大会選手村を事例として―
- B会場(3403教室)
- 1. 13:00-13:40 谷山ことね(日本女子大学大学院人間社会研究科)
- 北部九州地方の浮立にみられる独自性―宗教・政治的観点からの再考
- 2. 13:45-14:25 安西生世(國學院大學大学院文学研究科)
- 石見神楽論―地域文化の「宝」としての検討―
- 3. 14:30-15:10 呉珂(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科)
- 山岳信仰における先導師・宿坊の機能に関する民俗学的研究 ―近現代相模大山の景観変遷の検討を中心として―
- 4. 15:20-16:00 山本紗綾(國學院大學大学院文学研究科)
- 盆月の地蔵祭祀の研究
- 5. 16:05-16:45 宿澤泉帆(國學院大學大学院文学研究科)
- 葉包み食の民俗学的研究
- その他の情報:
- 談話会終了後に修士論文発表者を囲む懇親会を予定しています。詳しくは当日ご案内いたします。
第926回談話会(2023年7月23日・対面開催)
集落の統計的把握をめぐる意義と課題:農業集落調査の存廃問題から考える
- 日時:2023年7月23日(日) 13:30〜16:30
- 会場:成城大学 3号館2F 321教室
- 開催趣旨:
- 昨年7月、農水省は5年ごとの農林業センサスの農業集落調査の廃止方針を示した。これに対して、1955年から続けられた調査の廃止を憂い、災害や環境等の社会問題にも関わる重要な基礎データとして意義を訴える研究者らの活動もあり、本年3月には一転して継続の方針が示された。これを機会に、集落を主たる研究対象としてきた民俗学の立場から、集落を統計的側面から把握することの意義と課題について討議したい。
- プログラム:
- 〔趣旨説明〕俵木悟(成城大学)
- 〔報告〕
- 渡部鮎美(国立環境研究所)「統計的把握から農村の民俗を考える―農業集落調査を中心に」
- 辻本侑生(弘前大学)「『危機』の時代における集落調査に向けて」
- 〔コメント〕松本貴文(國學院大学)
第927回談話会(2023年9月10日・対面開催)
民俗学若手研究者セミナー
- 日時:2023年9月10日(日) 13:00〜17:30
- 会場:國學院大學渋谷キャンパス2号館2F 2201教室
- 開催趣旨:
- この談話会では、日本民俗学会に所属する新進気鋭の若手研究者のみなさんに研究発表をしていただき、その最新の研究内容を学会全体で共有するとともに、コメンテーターや参加者とのディスカッションを通じて、発表者はもとより、参加者全員の研究のさらなる進展を図ろうとするものです。「梯子獅子舞」、「家畜守護神」、「コロナ禍と離島の生活の変化」の3つのテーマで発表が行なわれます。
- プログラム:
- 〔報告〕
- 牧野由佳(総合研究大学院大学)「日本列島における梯子獅子舞の分布 ―伝承と伝播を考察するために―」
- 三津山智香(筑波大学)「現代日本の“家畜守護神”を考える」
- 林春伽(仙台青葉学院短期大学)「新型コロナウイルス感染症がもたらした離島観光の変化と生活変化 ―愛知県の離島日間賀島を事例に―」
- 〔コメント〕俵木 悟(成城大学)、角南 聡一郎(神奈川大学)、森田 真也(筑紫女学園大学)
第928回談話会(2023年11月19日・ハイブリッド開催)
ヴァナキュラー宗教の民俗学
- 日時:2023年11月19日(日) 13:00〜17:00
- 開催方法:対面とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催
- 〔対面会場〕
- 國學院大學渋谷キャンパス6号館 6B13教室(総合学修館地下1階)
- (東京都渋谷区東4-10-28)
- 〔オンライン〕
- 会議室接続情報は、11月1日(水)8:40ごろ、FSJ-INFOにて会員向けに配信しています(事前申込不要)
- 会員でない方は、オンライン参加はできません。対面参加のみ可能です。
- 開催趣旨:
- 近年、欧米の宗教研究では「生きられた宗教」や「ヴァナキュラー宗教」という概念が用いられるようになっている。本談話会では、これらの概念を民間信仰・民俗宗教研究に導入すると、どのような世界が見えてくるのか、について議論する
- プログラム:
- 〔趣旨説明〕島村恭則(関西学院大学)
- 〔報告〕
- 村上晶(駒澤大学)「宗教研究におけるlivedとvernacular ―二つの視点の比較から―」
- 君島彩子(和光大学)「プラスチックの仏像―現代社会における仏像の多様な役割−」
- 〔コメント〕門田岳久(立教大学)・島村恭則(関西学院大学)
- 問い合わせ先:
- 日本民俗学会事務局
- TEL: 03-5815-2265
- E-mail: folklore★post.nifty.jp(★は@に変えてください)
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