談話会記録-2024年 第929回〜
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第929回談話会(2024年1月21日・ハイブリッド開催)
基地・軍隊・戦争の民俗学
- 日時:2024年1月21日(日) 13:30〜17:00
- 開催方法:対面とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催
- 〔対面会場〕
- 國學院大學渋谷キャンパス5号館 5301教室
- (東京都渋谷区東4-10-28)
- 〔オンライン〕
- 会議室接続情報は、12月に、FSJ-INFOにて会員向けに配信予定です(事前申込不要)
- 会員でない方は、オンライン参加はできません。対面参加のみ可能です。
- 開催趣旨:
- 民俗学は基地や軍隊、戦争を積極的に研究対象としてきただろうか。一般的な暮らしを営む人々にとって基地や軍隊、戦争は国家が介在する回避することが困難な大きな外圧としてあり続けている。基地や軍隊、戦争は私たちの暮らしや意識にどのような影響を及ぼしてきたのだろうか。今回の談話会では、地域社会に生きる人々への基地・軍隊、戦争の影響、民俗学における同研究の意義について討議したい。
- プログラム:
- 〔趣旨説明〕森田真也(筑紫女学園大学)
- 〔報告〕
- 山極優子(多賀城市教育委員会)「多賀城海軍工廠建設と地域の変化」
- 山内健太朗(東京都立大学)「米軍基地の土地接収・返還地における文化財と祭祀活動 ―沖縄県中部地区北谷町の事例から―」
- 〔コメント〕山内健治(明治大学)
第930回談話会(2024年3月10日・オンライン開催)
2023年度民俗学関係卒業論文発表会
- 日時:2024年3月10日(日) 13:30〜16:35
- 開催方法:リモート発表(Zoom・4会場)
- 会議室接続情報は、2月29日(木)8:20ごろに、FSJ-INFOにて会員向けに配信いたしました。
- プログラム〔発表20分・質疑応答5分、各会場とも15:00-15:10に10分の休憩を挟みます〕:
- 【A会場】
- 1. 13:30-13:55 太田峻平(筑波大学人文・文化学群人文学類)
- 「背景化する開削者顕彰・前景化する水神祭祀―現代の明治川神社の祭祀と用水受益者の視点から―」
- 2. 14:00-14:25 髙石桜(東京大学教養学部)
- 「中山間地域における『祭り』の存続と創出をめぐる諸相―山形県鶴岡市温海地域を事例として―」
- 3. 14:30-14:55 角井智久(弘前大学人文社会科学部)
- 「講の存続と廃絶―福島県相馬市における山御講をめぐって―」
- 4. 15:10-15:35 陳銘迪(上海海洋大学外国語学部)
- 「『オシラサマ』伝承の変容に関する一考察―岩手県遠野市を事例に」
- 5. 15:40-16:05 新川さら(成城大学文芸学部)
- 「与論島における葬送儀礼の展開―火葬の受容に注目して―」
- 【B会場】
- 1. 13:30-13:55 増田桂二郎(京都先端科学大学人文学部)
- 「美人が生まれない家―長崎県対馬の口頭伝承―」
- 2. 14:00-14:25 関口隼(國學院大學文学部)
- 「妙圓の魂―都市近郊の幽けき地蔵伝説―」
- 3. 14:30-14:55 印南小雪(國學院大學文学部)
- 「碑文谷八幡宮の祭礼研究」
- 4. 15:10-15:35 寺内彩夏(関西学院大学社会学部)
- 「来訪神カセドリの分布と系譜」
- 5. 15:40-16:05 松本尚樹(熊本大学文学部)
- 「『外道魚』の利用実態」
- 【C会場】
- 1. 13:30-13:55 小瀬古圭慶(東北大学文学部)
- 「答志島の寝屋子制度の機能に関する一考察」
- 2. 14:00-14:25 佐藤千夏(玉川大学リベラルアーツ学部)
- 「助産院出産選択に至る価値観形成のプロセス―ライフヒストリーからの分析―」
- 3. 14:30-14:55 長谷川彩加(新潟大学人文学部)
- 「富山における子どもの歳祝い」
- 4. 15:10-15:35 和田侑華(弘前大学人文社会科学部)
- 「北海道における住生活の変容と居住者の意識」
- 5. 15:40-16:05 長谷川莉帆(東京大学教養学部)
- 「地方移住する若者の生活設計」
- 【D会場】
- 1. 13:30-13:55 三和田勇真通(筑波大学人文・文化学群人文学類)
- 「農業機械の導入後に再認識された牛の飼養という選択―兵庫県西脇市津万地区における牛ありきの農業から牛を飼わない現在までの変化―」
- 2. 14:00-14:25 中川剣臣(熊本大学文学部)
- 「『場としての学校』の民俗誌」
- 3. 14:30-14:55 鈴木汐梨(実践女子大学文学部)
- 「創作芸能による地域活性化」
- 4. 15:10-15:35 平島永麗(成城大学文芸学部)
- 「瀬戸内国際芸術祭を通じた地域の活性化と持続可能性」
- 5. 15:40-16:05 遠山海斗(江戸川大学社会学部)
- 「グラフィティの境界性―千葉県木更津市の『おっさんシール』にみる芸術と違法の二項対立―」
- 6. 16:10-16:35 堀内千佳(実践女子大学文学部)
- 「アイヌ文化の語り方」
- 問い合わせ先:
- 日本民俗学会事務局
- TEL: 03-5815-2265
- E-mail: folklore★post.nifty.jp(★は@に変えてください)
第931回談話会(2024年5月12日・対面開催)
2023年度民俗学関係修士論文発表会
- 日時:2024年5月12日(日) 13:00〜17:30
- 会場:國學院大學渋谷キャンパス 5号館3F 5301教室・5302教室
- (渋谷駅より徒歩13分)
- プログラム(発表25分+質疑15分・15:10-15:20は休憩):
- A会場(5301教室)
- 1. 13:00-13:40 劉昌赫(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科)
- 「鉄道の『轢死』と不安に関する民俗:鉄道怪談と踏切の地蔵を中心に」
- 2. 13:45-14:25 廣瀨由子(筑波大学大学院人文社会科学研究群)
- 「灯火管制から『日常』を考える ―空襲の夜をめぐるテクストと語りから―」
- 3. 14:30-15:10 堀田奈穂(関西学院大学大学院社会学研究科)
- 「美容室の民俗学―沖縄女性たちの実践をめぐって」
- 4. 15:20-16:00 福澤光稀(東北学院大学大学院文学研究科)
- 「近代期における都市祭礼の成立と社会的背景 ―山形県山形市の最上義光公三百年祭の場合―」
- 5. 16:05-16:45 吉岡琴美(別府大学大学院文学研究科)
- 「民俗学的視点から見る“昭和ノスタルジー”に関する考察 ―豊後高田市 昭和の町を事例に―」
- 6. 16:50-17:30 加藤嵩人(國學院大學大学院文学研究科)
- 「現代の妖怪表象と伝承との相関 ―牛鬼を事例として―」
- B会場(5302教室)
- 1. 13:00-13:40 佐藤義典(國學院大學大学院文学研究科)
- 「年取り魚習俗の研究」
- 2. 13:45-14:25 倉田大智(國學院大學大学院文学研究科)
- 「つく舞の研究」
- 3. 14:30-15:10 森田玲(関西学院大学大学院社会学研究科)
- 「神輿と祭の民俗学 ―神事と神賑の視点から―」
- 4. 15:20-16:00 霍禹衡(東北大学大学院文学研究科)
- 「同族の祭祀共同体概念の再検討 ―秋田市水沢集落伊藤一族を中心に―」
- 5. 16:05-16:45 中居万莉奈(東京大学大学院総合文化研究科)
- 「揺れ動きながら生きていく人びとと村落―1930年代から1950年代にかけての小河内ダムの建設の歴史を事例に」
第932回談話会(2024年7月14日・対面開催)
民俗学者とフィールド ―記憶・経験の共有―
- 日時:2024年7月14日(日) 13:00-17:00
- 会場:國學院大學渋谷キャンパス 3号館3F 3301
- (渋谷駅より徒歩13分)
- 開催趣旨:
- 長期のフィールドワークの成果として報告・論文が公表されるが、そこに書かれなかった背景にこそ民俗学者のより広い関心を明らかにするデータが隠されている。そういった余録の部分は短期間で済まされる聞き取り調査では得られないだろう。一つのフィールドに長くかかわりを持ち記憶・経験を共有することが民俗学者の問題意識の深まりや思考の過程にどのように影響しているのかについてともに考えたい。
- プログラム:
- 〔趣旨説明〕宮内貴久(お茶の水女子大学)
- 〔基調講演〕古家信平(筑波大学)
- 「フィールドワークの醍醐味」
- 〔報告〕
- 武井基晃(筑波大学)「門中法人というフィールド ―今日の子孫・近世の祖先―」
- 柏木亨介(國學院大學)「フィールドで一緒に考えていくこと ―阿蘇地域での時間の共有―」
- 中里亮平(長野大学)「フィールドにおける調査者の位置づけの変容 ―府中・添川・角館―」
- 宮内貴久(お茶の水女子大学)「福岡市営弥永団地のフィールドワーク」
- 問い合わせ先:
- 日本民俗学会事務局
- TEL: 03-5815-2265
- E-mail: folklore★post.nifty.jp(★は@に変えてください)
- ※本件のお問い合わせにつきましては、事務局開局時間7月12日(金)16時までにお願いいたします。開局時間外のお問い合わせは対応できかねる場合がございます。何卒ご理解のほどお願いいたします。
第933回談話会(2024年9月29日・ハイブリッド開催)
地域からの視点II ―地域学会の現状と連携活動―
- 日時:2024年9月29日(日) 14:00-17:30
- 開催方法:対面とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催
- 〔対面会場〕國學院大學渋谷キャンパス 5号館3F 5301(渋谷駅より徒歩13分)
- 〔オンライン〕会議室接続情報は、会員限定でFSJ-INFOにて配信します。(事前申込不要)
- ※会員でない方は、オンライン参加はできません。対面参加のみ可能です。
- 開催趣旨:
- 2021年に開催された第917回談話会「地域からの視点」では、地域の研究団体が抱える課題の共有が図られた。それに続き、本談話会では学会相互のつながりに着目する。日本民俗学会では地域学会との連携のあり方を模索してきたが、地域間の横のネットワークは注目されてこなかった。地域学会の歩みや課題等を共有するとともに、組織の枠を超えた多様な取り組みに目を向けることで、今後の学会活動や交流のあり方について再検討したい。
- プログラム:
- 〔趣旨説明〕内山大介
- 〔報告〕
- 岩崎真幸(福島県民俗学会)「東北六県民俗学地域学会の活動と連携」
- 由谷裕哉(加能民俗の会)「北陸三県民俗の会(福井・加能・富山)の成果と現状」
- 伊東久之(岐阜民俗学研究会)「“東海民俗研究発表大会”五十余年の歩みと課題」
- 問い合わせ先:
- 日本民俗学会事務局
- TEL: 03-5815-2265
- E-mail: folklore★post.nifty.jp(★は@に変えてください)