現『日本民俗学』 1号〜50号|51号〜100号|101号〜150号|151号〜200号|201号〜250号|251号〜
旧『日本民俗学』 1巻1号〜1巻4号 | 2巻1号〜2巻4号 | 3巻1号〜3巻4号 | 4巻1号〜5巻2号
『民間伝承』 1巻1号〜4巻12号 | 5巻1号〜7巻6号 | 8巻1号〜10巻8号 | 11巻1号〜12巻11・12号 | 13巻1号〜14巻12号 | 15巻1号〜16巻12号
『日本民俗学』目次-6 251号(2007.8.31)〜
第251号(2007年8月31日)
- 論文
- 川森博司 「昔話の語りの変容と語り手の実践 ─伝承の衰退の議論を読み替える─」 [1]
- 亀井好恵 「雨乞女相撲についての一考察 ―信仰と娯楽のあわいに在るもの―」 [23]
- 門田岳久 「対話と信心 ―巡礼経験者の語りにみる自己・他者・社会―」 [55]
- 武井基晃 「伝承行為としての歴史観の修正とその必要性 ―沖縄本島におけるムラ・ヤードゥイ両集落の関係を事例に―」 [88]
- 書誌紹介
- 福田アジオ 高島慎助著/『北海道・東北の力石』 岩田書院(2005年11月)
- 福田アジオ 大島建彦著/『アンバ大杉の祭り』 岩田書院(2005年12月)
- 鈴木正崇 園田学園女子大学歴史民俗学会編/『漂泊の芸能者』 岩田書院(2006年9月)
- 鈴木正崇 藤原喜美子著/『オニを迎え祭る人々 ―民俗芸能とムラ』 岩田書院(2006年10月)
- 篠原徹 小川徹太郎著/『越境と抵抗 ―海のフィールドワーク再考―』 新評論(2006年7月)
- 福原敏男 桑名市教育委員会編/『桑名石取祭総合調査報告書』 桑名市教育委員会(2006年3月)
- 福原敏男 谷口貢・松崎憲三編/『民俗学講義 ─生活文化へのアプローチ─』 八千代出版(2006年10月)
第252号(2007年11月30日)
- 特集 差別と民俗
- 特集にあたって [1]
- 政岡伸洋 「差別と人権の民俗学 ─部落問題をめぐる議論を中心に─」 [5]
- 乾武俊 「民俗学は差別をとらえうるか」 [35]
- 宮本袈裟雄 「被差別部落の民俗と民俗調査」 [59]
- 門馬幸夫 「歓待と忌避あるいは文化と社会における互酬性 ―儀礼的身分と社会的身分への素描―」 [70]
- 井桁碧 「ジェンダーの歴史と「沈黙」」 [90]
- 桜井厚 「被差別の伝承から経験的語りへ ―被差別部落のライフストーリー研究から―」 [115]
- 山本義孝 「遺跡の中にあらわれた社会的格差」 [136]
- 村上紀夫 「博物館展示と差別問題」 [156]
- 岩田重則 「民俗学と差別 ―柳田民俗学の形成および「常民」概念をめぐって―」 [169]
- 研究ノート
- 室井康成 「「個人」を育む民俗学 ―山口麻太郎における「政治教育」の実践とその意義をめぐって―」 [193]
- 増崎勝敏 「ライフヒストリーを用いた漁撈民俗研究の一試論 ―高知県中土佐町久礼の漁業者を例にとって―」 [209]
- フォーラム
- [研究批評] 今里悟之 「民俗学に「数字」は有害か?」
- 日本民俗学会第58回年会シンポジウム講演録
- 書誌紹介
- 篠原徹 山本幸司著/『〈悪口〉という文化』 平凡社(2006年11月)
- 鈴木正崇 上原輝男著/『曽我の雨・牛若の衣裳―心意伝承の残像』 暮らしの手帖社(2006年11月)
- 安井眞奈美 岩本通弥編/『ふるさと資源化と民俗学』 吉川弘文館(2007年3月)
- 丸谷仁美 白井永二著/『菅江真澄の新研究』 おうふう(2006年12月)
- 笠原政治 吉成直樹編/『琉球弧・重なりあう歴史認識』 森話社(2007年3月)
- 西海賢二 長谷川匡俊著/『近世の地方寺院と庶民信仰』 岩田書院(2007年5月)
- 菅豊 山古志村写真集制作委員会編/『ふるさと山古志に生きる―村の財産を生かす宮本常一の提案―』 農山村文化協会(2007年4月)
- 朝岡康二 上江州均著/『沖縄の民具と生活―沖縄民俗誌T』 榕樹書林(2005年11月)
- 福原敏男 近江八幡市史編纂委員会編/『近江八幡の歴史 第三巻 祈りと祭り』 近江八幡市(2007年3月)
- 岩田重則 太田素子著/『子宝と子返し―近世農村の家族生活と子育て―』 藤原書店(2007年2月)
- 岩田重則 義江明子著/『日本古代女性史論』 吉川弘文館(2007年2月)
第253号(2008年2月29日)
- 論文
- 谷口陽子 「女性の奉公経験と家族および地域共同体における評価 ─山口県豊北地方の漁業集落矢玉を事例として─」 [1]
- 藤原洋 「挙家離村と家継承の問題 ―系図に刻まれる先祖代々の土地の暮らし―」 [27]
- 小特集 民俗学と研究倫理
- 特集にあたって
- 八木透 「民俗学と研究倫理をめぐる諸問題」 [57]
- 八木橋伸浩 「共同幻想の喪失と「個」への対応」 [65]
- 飯倉義之 「現地の〈声〉と研究倫理」 [75]
- 俵木悟 「「フォークロア」は誰のもの? ―国際的知的財産制度にみるもう一つの「伝統文化の保護」―」 [84]
- 山田慎也 「現代における葬送儀礼調査と倫理」 [100]
- 書評
- 飯島吉晴 常光徹著/『しぐさの民俗学 ―呪術的世界と心性』 ミネルヴァ書房(2006年9月)
- 森謙二 中込睦子著/『位牌祭祀と祖先観』 吉川弘文館(2005年)
- 書誌紹介
- 牧田勲 都市と祭礼研究会編/『天下祭読本 ―幕末の神田明神祭礼を読み解く―』 雄山閣(2007年4月)
- 酒井正子 高橋孝代著/『境界性の人類学 ―重層する沖永良部島民のアイデンティティ』 弘文堂(2006年12月)
- 樫村賢二 松崎憲三編/『諏訪系神社の御柱祭―式年祭の歴史民俗学的研究―』 岩田書院(2007年3月)
- 佐藤優紀 野本寛一著/『民俗誌・女の一生 ―母性の力』 文藝春秋(2006年10月)
- 真野俊和 宮田登著/『宮田登 日本を語る』全16巻 吉川弘文館(2006年2月〜2008年5月)
- 鈴木正崇 上井久義著/『上井久義著作集』全7巻 清文堂(2006年〜2007年)
- フォーラム
- 第59回日本民俗学会年会実行委員会 「公開シンポジウム「仏教と民俗」」(シンポジウム報告)
- 小池淳一 「第63回歴博フォーラム 民俗学の行方」
- 追悼文
- 宮家準 「追悼 櫻井徳太郎先生」
- 岩井宏實 「追悼 平山敏治郎先生」
第254号(2008年5月31日)
- 論文
- 厚香苗 「香具師系露天商の「名乗り名」 ─その継承方法と機能─」 [1]
- 柏木亨介 「寄合における総意形成の仕組み ―個人的思考から社会集団的発想への展開―」 [25]
- 塚原伸治 「マチにおける「売る―買う」関係 ―商いをめぐる二つの縁―」 [57]
- 卯田宗平 「ウを飼い馴らす技法 ―中国・鵜飼い漁におけるウの馴化の事例から―」 [86]
- フォーラム
- 山下裕作 「実践の民俗学の再生に向けて」 [114]
- 書評
- 八木透 板橋春夫著/『誕生と死の民俗学』
- 書誌紹介
- 戸井田克己 漆原和子編著/『石垣が語る風土と文化 ―屋敷囲いとしての石垣―』
- 安室知 さいたま民俗文化研究所編/『利根川の漁撈 ―中流域の漁法と漁具―』
第255号(2008年8月31日)
- 論文
- 前川智子 「郷友会における結集の民俗的仕掛け ―神戸沖州会における沖永良部島出身者の民俗芸能の実践を中心に―」 [1]
- 藤本愛 「オンダ行事と伝承地の稲作農事暦 ―奈良県内オンダ行事の地域的特色―」 [33]
- 市野澤潤平 「棄老伝承の語る老いと死 ―構造分析による読解の試み―」 [66]
- 研究ノート
- 林英一 「明治政府の近代化政策と地蔵盆 ―地蔵盆の成立をめぐって―」 [105]
- 大城公男 「綱引儀礼の伝承と変容 ―石垣島四ヶ村の事例を中心にして―」 [121]
- 書評
- 伊藤廣之 安室知著/『水田漁撈の研究』
- 書誌紹介
- 古家晴美 矢野敬一著/『「家庭の味」の戦後民俗誌』
- 樫村賢二 坂田友宏著/『とっとり民俗文化論』
- 前田俊一郎 滋賀県教育委員会編/『滋賀県の自然神信仰』
第256号(2008年11月30日)
- 論文
- 加藤幸治 「郷土玩具概念再考 ―物質文化へのまなざしと様々なコンセプト―」 [1]
- 今野大輔 「ハンセン病差別の民俗学的研究に向けて」 [27]
- 石垣悟 「民俗を表記する ―民俗語彙、標準名称、そして差別用語をめぐって―」 [56]
- 研究ノート
- 吉井勇也 「養蚕と雹害の記録 ―榛名山東麓における明治二十年の雹害を例として―」 [87]
- 書評
- 森隆男 津山正幹著/『民家と日本人』
- 書誌紹介
- 板橋春夫 飯島康夫・池田哲夫・福田アジオ編/『環境・地域・心性 ―民俗学の可能性―』
- 板橋春夫 松崎憲三著/『ポックリ信仰 ―長寿と安楽往生祈願―』
- 丸山泰明 今井昭彦著/『近代日本と戦死者祭祀』
- 湯川洋司 江口司著/『柳田国男を歩く ―肥後・奥日向の旅―』
第257号(2009年2月28日)
- 論文
- 大城博美 「沖縄の村落社会における「カミンチュになる」ということの意味」 [1]
- 増崎勝敏 「大阪府下における香川県漁業者の出稼ぎの実態とその経緯 ―大阪府泉佐野市北中通のイワシきんちゃく網漁業の事例を中心に―」 [29]
- 鳥越皓之 「湧水利用と地元ユーザビリティ ―沖縄県本島南部の事例を使って―」 [59]
- 鈴木洋平 「石塔化と「無縁」 ―佐渡橘における恒久的石塔の選択と「意味づけ」―」 [83]
- 書誌紹介
- 湯川洋司 みえ熊野学研究会企画・発行/『熊野産業史 海と山の恵みに生きる』
- 湯川洋司 堀内眞著/『山に暮らす 山梨県の生業と信仰』
- 安室 知 岐阜県教育委員会社会教育室編/『長良川鵜飼習俗調査報告書』
- 増田昭子 胡桃沢勘司編著/『牛方・ボッカと海産物移入』
第258号(2009年5月31日)
- 論文
- 渡部圭一 「「正信偈」読誦における経本と声」 [1]
- 野口憲一 「農村の「地域おこし」活動に関する民俗学的研究 ―流動的な当事者性について―」 [35]
- 金子 毅 「もう一つの戸畑「提灯山笠」 ―「女山笠」創出をめぐる葛藤の構図から―」 [65]
- 研究ノート
- 伊賀みどり 「出産介助の文化再考 ―ある明治生まれの開業助産婦のライフヒストリーより―」 [96]
- フォーラム
- 〈シンポジウム報告〉
真野俊和 「「仏教と民俗」あるいは「真宗と民俗」という問い方」 [112] - 〈博物館展示〉
西海賢二 「常陸木食上人考 ―木食観海によせて―」 [118]
- 〈シンポジウム報告〉
- 書誌紹介
- 秋山笑子 山泰幸・川田牧人・古川彰編/『環境民俗学 ―新しいフィールド学へ―』
- 松田睦彦 野地恒有著/『漁民の世界 ―「海洋性」で見る日本―』
- 松崎かおり 日野町史編さん委員会編/『近江日野の歴史 第6巻 民俗編』
第259号(2009年8月31日)
- 特集 海外の現代民俗学―東アジア編―
- 特集にあたって
- 南 根祐 「韓国民俗学の現在 ―「民俗」の文化財化と観光資源化を中心に―」 [5]
- 田村和彦 「中国民俗学の現在 ―現地調査と民俗志を中心に―」 [28]
- 黄 智慧 「台湾における日本観の交錯 ―族群と歴史の複雑性の視角から―」(鈴木洋平・森田健嗣訳) [57]
- 李 承沫 「韓国における現在の民俗学状況」 [82]
- 王 暁葵 「人類学化と「非物質文化遺産保護」 ―現代中国民俗学研究について―」 [111]
- 黄 麗雲 「現代台湾民俗文化研究の動向について ―研究と実践の重層性―」 [138]
- 書評
- 八木橋伸浩 田野登著『水都大阪の都市民俗誌』 [164]
- 書誌紹介
- 福原敏男 岩間香・西岡陽子編/『祭りのしつらい 町屋とまち並』
- 牧野眞一 西海賢二著/『富士・大山信仰 山岳信仰と地域社会:下』
第260号(2009年11月30日)
- 論文
- 青木啓将 「日本刀剣界の〈美術〉性をめぐるせめぎ合い ―岐阜県の「関の刀匠」の日常的実践」 [1]
- 後藤晴子 「民俗の思考法 ―「とわかっている、でもやはり」を端緒に―」 [35]
- 有安美加 「淡島信仰の原像と歴史的展開」 [66]
- 調査報告
- 高橋 克 「千葉県富津市吾妻神社祭礼調査報告」 [95]
- 書評
- 津山正幹 佐伯安一著『合掌造り民家成立史考』 [106]
- 書誌紹介
- 福原敏男 久野俊彦著/『絵解きと縁起のフォークロア』
第261号(2010年2月28日)
- 論文
- 門田岳久 「巡礼ツーリズムにおける「経験」の解釈 ―サービスと宗教性の交叉的生成に基づく間身体的共同性―」[1]
- 中村和代 「村の「民俗」から国家のシンボルへ ―韓国河回別神グッタルノリのナショナル・ブランド化過程―」 [34]
- 卯田宗平 「中国大陸の鵜飼い ―漁撈技術の共通性と相違性―」 [64]
- 工藤 豪 「現代家族における「隠居研究」の意義 ―茨城県高萩市高岡地区調査からの接近―」 [94]
- 中里亮平 「変更からみる祭礼の現代的状況 ―東京都府中市大国魂神社くらやみ祭の事例から―」 [120]
- 市川秀之 「神武天皇祭の民俗行事化 ―奈良県下のレンゾを中心に―」 [154]
- 研究ノート
- 中山正典 「富士山麓の生業空間 ―静岡県富士宮市根原地区の野焼きを事例にして―」 [188]
- 書評
- 山下裕作 伊藤亜人著『文化人類学で読む日本の民俗社会』 [209]
- 加賀谷真梨 倉石あつ子著『女性民俗誌論』 [214]
- 青柳智之 中山正典著『風と環境の民俗』 [220]
- 書誌紹介
- 湯川洋司 小島孝夫・田中宣一編『半島のくらし ―広域民俗誌の試み―』
- 安室 知 小川宏編『狩言葉大概 付・鷹狩用語』
- フォーラム
- 今里悟之 「実践の民俗学の傍らで」 [228]
第262号(2010年5月31日)
- 特集 日本民俗学の研究動向(2006−2008)
- 篠原 徹 「総説 民俗学における流行と不易」[4]
- 石垣 悟 「生業 暮らし(あるいは生き方)を捉える糸口」 [16]
- 宮内貴久 「衣食住 生活感なき衣食住研究」 [39]
- 和田 健 「社会 民俗学は社会から何を見るのか? ―場と個人をめぐる方法的態度」 [52]
- 前田俊一郎 「人生 「生」と「死」に向かう人生儀礼研究」 [77]
- 徳丸亞木 「信仰 歴史、外部、個人そして内面」 [106]
- 根岸英之 「口承 学会の動向と「実践」への潮流」 [136]
- 大石泰夫 「芸能 民俗芸能における「実践」の研究とは何か」 [155]
- 視角
- 加賀谷真梨 「民俗学におけるジェンダー研究の現状と今後の展望 ―「女性化」したジェンダー概念からの脱却に向けて―」 [179]
- 室井康成 「「ガバナンス」の現在と民俗学研究の方向」 [193]
- 門田岳久 「消費/消費社会から捉えなおす日常への視角 ―人・物・商品の社会的プロセス―」 [205]
- 書評
- 藤井弘章 菱川晶子著『狼の民俗学 ―人獣交渉史の研究―』 [223]
- 小椋純一 岡惠介著『視えざる森の暮らし ―北上山地・村の民俗生態史―』 [227]
- 書誌紹介
- 丸山仁美 佐伯和香子著『菅江真澄の旅と和歌伝承』 [233]
- 湯川洋司 松崎憲三編『小京都と小江戸 ―「うつし」文化の研究―』
第263号(2010年8月31日)
- 特集 海外の現代民俗学―欧米編―
- 法橋 量 「現代ドイツ民俗学のプルーラリズム ―越境する文化科学への展開―」[5]
- アルブレヒト・レーマン 「意識分析 ―民俗学の方法―」(及川祥平訳) [31]
- ゲリット・ヘアリン 「人生記録研究・日常文化研究のテーマとしての科学技術」(池松瑠美訳) [57]
- ヴォルフガング・カシューバ 「ヨーロッパとグローバル化 ―ヨーロッパ民族学の新たな挑戦―」(エルメル・フェルトカンプ訳) [75]
- 菅 豊 「現代アメリカ民俗学の現状と課題 ―公共民俗学(Public Folklore)を中心に―」 [94]
- 小長谷英代 「パフォーマンス理論 ―「ポスト」領域の民俗学―」 [127]
- 吉村亜弥子 「北アメリカで民俗学を学ぶ」 [153]
- 重信幸彦 「動員と実践のはざまから ―バード・ホンブルグの問い―」 [179]
- フォーラム
- 飯倉義之 「〈前に進むための学史〉の試み ―『世間話関連文献目録集成 〈口承〉研究へのとびら』―」 [198]
第264号(2010年11月30日)
- 論文
- 山本志乃 「市稼ぎの生活誌 ―農家日記にみる定期市出店者の生活戦略―」[1]
- 渡部典子 「造り物の伝承基盤の変容 ―法勝寺一式飾りを事例として―」[31]
- 小特集 民俗学と記録映像
- 坂本 要 「「記録映像」の概念と方法」[62]
- 牛島 巖 「研究撮影者へのすすめ一映像テキストの作成―」[72]
- 北村皆雄 「映像民俗学の方法 ―遠山霜月祭と久高島祭配から―」[86]
- 三宅 流 「映像の自律性と芸能の記録について ―『面打/men-uchi』、『究竟の地―岩崎鬼剣舞の一年』の製作からの考察―」[102]
- 大澤未来 「中国ドキュメンタリー映画の現在」[116]
- 俵木 悟 「無形民俗文化財の映像記録 ―「使える記録」の実現に向けて―」[122]
- 濱崎好治 「民俗映像とアーカイブの現状と問題 ―川崎市市民ミュージアムを例に―」[138]
- 久野隆志 「ふくおか民俗芸能ライブラリー覚書」[160]
- フォーラム
- 〈研究活動〉平松登志樹 「性悪の便益と環境」[165]
- 書誌紹介
- 福原敏男 岡山県教育委員会編『岡山県の会陽の習俗』総合調査報告書[172]
第265号(2011年2月28日)
- 論文
- 比嘉理麻 「プロセスとしての民俗分類―現代沖縄におけるブタ/肉の商品化の時間と空間―」[1]
- エルメル・フェルトカンプ 「科学技術とフォークロア―「たまごっち」の生と死に対する文化的反応」[30]
- 研究ノート
- 郷堀ヨゼフ 「小正月行事に参加する子どもの行動と意識に関する一考察」[57]
- 及川 高 「奄美・喜界島における「神々の明治維新」―神社神道とノロの宗教―」[72]
- 佐々木美智子 「産む性の現在―現代社会と民俗学―」[92]
- 田野 登 「柴右衛門狸伝承の一展開―洲本市の観光マチおこしにおける道頓堀中座楽屋話との関連―」[104]
- 大澤未来 「愛知のお鍬祭り―愛知県海部郡甚目寺町上萱津および愛知県海部郡美和町蜂須賀を事例として―」[122]
- 書評
- 野地恒有 松田睦彦著『人の移動の民俗学―タビく旅〉から見る生業と故郷-」[128]
- 越川次郎 小林公子著『生業信仰の形成と展開―技(わざ)の神から同業組織の神へ―』 [133]
- 岩田重則 前田俊一郎著『墓制の民俗学―死者儀礼の近代―』[139]
第266号(2011年5月31日)
- 論文
- 葉山 茂 「産業化した生業活動における自然と人の関わり―愛媛県宇和島市津島のブリ養殖を事例に―」[1]
- 中嶋奈津子 「早池峰神楽における「弟子神楽」―旧花巻市と旧東和町からみる弟子神楽の条件」[37]
- 書評
- 板橋春夫 吉田清著『日本人の一生―初心者のための宗教民俗学入門―上・下』[66]
- 書誌紹介
- 西海賢二 福江充『立山曼荼羅―絵解きと信仰の世界』[72]
- フォーラム
- 第五回人類学関連学会協議会合同シンポジウム「加齢―老いの生態をめぐって―」
- 「人類学関連学会協議会合同シンポジウムについて」[74]
谷口 貢 「シンポジウムの趣旨説明」[75]
鈴木隆雄 「老年学・老年医学からの視点」[77]
板橋春夫 「長寿民俗にみる老人観」[83]
高畑由紀夫 「サルに「老い」は存在するのか?」[90]
井上芳光 「発汗機能の老化―全身的協関の視点から―」[99]
佐野(藤田)真理子 「文化概念としての老い」[108]
- 「人類学関連学会協議会合同シンポジウムについて」[74]
- 研究所紹介 鈴木正崇 「慶應義塾大学東アジア研究所」[114]
- 第五回人類学関連学会協議会合同シンポジウム「加齢―老いの生態をめぐって―」
第267号(2011年8月31日)
- 論文
- 山口 睦 「香典の変遷と地域社会―山形県南陽市の香典帳を事例として―」[1]
- 中川千草 「「参加」制度の変更と「かかわり」の連続性―三重県相賀浦地区におけるトウヤ制度を例に―」[35]
- 研究ノート
- 野口憲一 「農村・農業研究に関する「当事者」研究の提案―蓮根生産農業の「当事者」研究を事例に―」[68]
- 書評
- 西海賢二 永松敦『狩猟民俗研究―近世漁師の実像と伝承―』[84]
- 映像批評
- 吉原 睦 岡山県教育委員会編『「岡山県の会陽の習俗」映像記録』[87]
- 書誌紹介
- 西海賢二 鹿沼市史編さん委員会編『鹿沼の近世石造物T・U』[91]
- 西海賢二 つまり石仏の会編『野仏の里 つなん』[92]
- フォーラム
- 上杉富之 「成城大学民俗学研究所グローカル研究センター」[94]
第268号(2011年11月30日)
- 論文
- 及川祥平 「武田信玄祭祀史考―近世・近代を中心に―」[1]
- 石川俊介 「聞きづらい「話」と調査者―諏訪大社御柱祭における死傷者の「話」を事例として―」[36]
- 書評
- 井出幸男 永池健二『柳田国男 物語作者の肖像』[71]
- 書誌紹介
- 西海賢二 千々和到編『日本の護符文化』[79]
- 西海賢二 木村博・加藤和徳・市村幸夫『信州石工 出羽路旅稼ぎ記』[81]
- 岩花通明 三木一彦『三峰信仰の展開と地域的基盤』[82]
- フォーラム
- 松田睦彦 「特別集会「被災地の博物館に聞く」」[84]
第269号(2012年2月29日)
- 論文
- 磯本宏紀「漁民移動にともなう技術継承と技術伝播―伊島漁民による器械潜水技術を中心にして―」[1]
- 金 賢貞「「近代文化都市」韓国群山市の負の遺産とまちづくり―植民地時代の建築物の記憶と評価をめぐる一九九〇年代末以降の変化に注目して」[35]
- 研究ノート
- 米村 創「沖縄で製作されたトンビャンという竜舌蘭繊維の織物―中国産の糸で製作された桐板との比較―」[67]
- 安田尚道「小正月の粥の国土生成の唱え言と記紀の創世神話」[84]
- 特別掲載
- カール・リンダール/谷口陽子・訳「記憶の風―ヒューストンにおけるニューオーリンズから来たハリケーンカトリーナの生存者たち」[106]
- フォーラム
- 武井基晃「参加記(第八六〇回談話会 東日本大震災関係シンポジウム「震災の記憶と語り一民俗の再生へ向けてー」)[133]
- 松田香代子「東日本大震災関係シンポジウム「震災の記憶と語り―民俗の再生へむけて―」に参加して」[135]
- 石井克玖「東日本大震災関係シンポジウムに参加して」[138]
- 板橋春夫「シンポジウム「震災復興と無形文化―現地からの報告と提言―」を聞いて想うことなど」[141]
- 書評
- 伊藤純郎 杉本仁著『柳田国男と学校教育―教科書をめぐる諸問題』[144]
- 武井基晃 加勝正春著『奄美沖縄の火葬と葬墓制―変容と持続―』[149]
- 映像批評
- 松田香代子 蟹江町教育委員会製作・著作『須成祭』[153]
- 書誌紹介
- 法橋 量 へルマン・バウジンガー著/河野眞訳『フォルクスクンデ ドイツ民俗学―上古学の克服から文化分析の方法へ―』[157]
- 花部英雄 藤原潤子著『呪われたナターシャ―現代ロシアにおける呪術の民族誌―』[159]
- 西海賢二 日本民俗建築学会編『日本の生活環境文化大事典―受け継がれる暮らしと景観』[160]
- 大嶋善孝 静岡県教育委員会文化課編『静岡県文化財調査報告書第六一集 国記録選択無形文化財調査報告書 小稲の虎舞』[161]
- 牧野眞一 吉川市史編さん委員会編『吉川市史 民俗編』[162]
- 石垣 悟 国立歴史民俗博物館編『〈歴博フォーラム〉高度経済成長と生活革命』[163]
第270号(2012年5月31日)
- 特集 柳田没後五十年と口承文芸―生前・没後の研究状況―
- 花部英雄「総説 柳田國男と口承文芸」[1]
- 花部英雄「柳田昔話研究の軌跡」[9]
- 川森博司「柳田の口承文芸論と柳田以後の昔話研究―伝承と社会の変化を視点にして―」[30]
- 小池淳一「柳田國男における伝説研究の軌跡」[50]
- 小掘光夫「柳田國男以後の伝説研究―『日本伝説名彙』の軌跡―」[65]
- 重信幸彦「「声」のマテリアル―方法としての「世間話」・柳田國男から現代へ―」[85]
- 永池健二「柳田園男と歌謡研究」[111]
- 真鍋昌賢「「語り物」から〈口頭芸〉へ」[128]
- 山田厳子「ことわざ研究の射程」[146]
- 香川雅信「柳田國男と妖怪・怪談研究」[163]
- 板橋作美「柳田國男の発想法、論証法、常民観―まじない、占い研究に無力だったわけ―」[186]
- 書評
- 中生勝美 王 京著『一九三〇、四〇年代の日本民俗学と中国』[207]
- 島村恭則 アンヌ ブッシイ著『神と人のはざまに生きる―近代都市の女性巫者―』[213]
- 書誌紹介
- 岩崎真幸 高木誠一著・夏井芳徳校注『磐城の民謡・民俗学ノート』[218]
- 山下裕作 中島成久著『森の開発と神々の闘争―改訂増補版屋久島の環境民俗学』[219]
- 古家晴美 田中宣一編『暮らしの革命―戦後農村の生活改善事業と新生活運動』[221]
- 西海賢二 特別区庚申塔共同調査チーム編『文化財の保護』43号『東京都東部庚申塔データー集成』[222]
- 西海賢二 赤木祥彦編『山地農民の昭和史―赤木勝太郎日誌・金銭出入帳』[223]
- フォーラム
- 葉山 茂「東日本大震災に民俗学はどのように立ち向かうのか 東日本大震災にともなう国立歴史民俗博物館の被災文化財救援活動」[225]
- 鈴木岩弓「いま、震災被災地で民俗学者ができること」[232]
第271号(2012年8月31日)
- 論文
- 清水 純「神田祭―担ぎ手の動員をめぐる町会と神輿同好会の関係―」[1]
- 特集 柳田國男の超克と継承―没後五十年の今―
- 新谷尚紀「静寂からの出発―柳田没後五十年シンポ「柳田國男の超克と継承」の企画に当たって―」[33]
- 小田 亮「レヴィ=ストロースによる柳田國男―真正性の水準と歴史の観念をめぐって―」[48]
- 赤嶺政信「南島から柳田國男を読む―祖霊信仰論に焦点を当てて―」[64]
- 小川直之「柳田國男と折口信夫―民俗学の交錯―」[91]
- 小島孝夫「柳田國男の歴史認識をめぐって―日本民俗学が超克すべき課題―」[120]
- 書評
- 関沢まゆみ 新谷尚紀著『民俗学とは何か―柳田・折口・渋沢に学び直す―』[125]
- 書誌紹介
- 倉石あつ子 大島建彦編『民俗のかたちとこころ』[132]
- 板橋春夫 安井真奈美編『出産・育児の近代―「奈良県風俗誌」を読む―』[133]
- フォーラム
- 岩鼻通明「東日本大震災関係シンポジウム「震災の記憶と語り―民俗の再生へむけて―」シンポジウムの企画趣旨」[134]
- 前川さおり「二つの津波と遠野―明治三陸地震津波と東日本大震災から―」[138]
- 川島秀一「津波常襲地の生活文化」[144]
- 大山孝正「地域崩療で問われる「民俗」の意味―原発事故であぶり出されるもの―」[151]
- 佐藤敏悦「コメントと討論」[156]
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